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わ、私は肉奴隷ではない……

「……うん。 ここらでいいよね、萌香さん?」

人気の無い校舎裏……。
私の手をまるで恋人にでもするかのようにガッチリ掴んでいる月音は、ニッコリとした笑顔を向けながらそう囁いてくる。
それは自分にはまるでやましいことがないといった屈託の無い笑顔で、私をこんな薄暗い場所に連れ込んだことには微塵も引け目を感じていないようだった。

「ふん。 いきなり私を連れ出したかと思えば、こんな寂しい場所に連れて来るとはな……」

月音の手のぬくもりを複雑な気持ちで受け止めながら、私は自分が連れてこられた理由を探るため辺りを見渡す。
校舎によって常に日当たりが悪いのか、そこは昼間でもやけにジメジメとしている嫌な場所だった。
すぐ近くの足元にはもう誰にも育てられていないのだろうとわかる花壇があり、そこに咲いている枯れかけた花達が余計にこの校舎裏の陰鬱さを物語っている。
おまけに傍には何に使うのだかもわからない古い倉庫が何軒もひしめいており、男女がいかがわしい密会をするにはこれほど適した場所はないだろうと予想できる。
もっともムードと呼べるものは皆無だが……。

授業終わりの放課後……。
月音は教室でいきなり私のロザリオを外したかと思えば、こんな寂れた場所に私を連れてきたのだ。
基本的に私の胸のロザリオが外されるのはよほどの緊急時か、何か突発的な事故の時だけの筈。 しかし月音はどうもわざとそれをおこなったらしく、表の萌香よりも私の方に用があったようなのだ。

まぁ、それは別にかまわん。
私に個人的に用があるというならば、またお前がドギマギする可愛らしい表情でも見せてもらおうか。 ふふふ……。
だがな月音、残念だが一つだけ私が気に入らないことがある……。
それはこの手だ。 この指を一本一本絡ませるほどの濃厚な恋人繋ぎなど、よくも私相手に恐れもなくやってのけるものだな……?

「……ところで、どういうつもりだ月音。 お前はいつからこの私を好き勝手に、まるで恋人のように連れまわせるほど偉くなった? おまけにこの気安い手はなんだ……」

「やだなぁ萌香さん、ちょっと二人きりになりたかっただけなのにそこまで言うの? あ、それとも手を繋がれるのそんなに恥ずかしかった? ひょっとして初めてとかぁ……」

「ふざけるな。 この私がたかが人間の男に触れられた程度で臆すると思うのか? 馬鹿馬鹿しい……」

「あはははは♪ そうだよね、萌香さんは高貴なバンパイアだもん。 人間の男とこんな人気のない場所で二人きりでも、別になんてことはないよねぇ? あはははは♪」

「………………」

ニッコリとした笑顔を続けながら、月音はどこか私を馬鹿にしたような乾いた笑いをする。
それは見た目は間違いなくあの青野月音であるのに、私の知る月音とは別人であるかのような錯覚を感じさせた。
……いや、その表現もあながち間違っていないのか。

ここ最近、月音はどこか様子がおかしい。 
どこがどう……と言われると困るのだが、あきらかに前にはなかった男の余裕のようなものが感じられるのだ。
たしかに前々から決めるときは決める男だとは思っていたが、それでもここまで私に余裕を持った態度をとったことは例がないはずだが……。 
もっともこの月音の変わりようも、表の萌香相手にだけならばまだわかるのだ。
私と違いガードの甘いあちらならば付け入る隙など山ほどあるだろうし、月音が望めば恋人関係になることも容易いだろう。 何しろあちらの萌香は月音にベタ惚れのようだしな……。
バンパイアが人間と付き合うなどとあまりいい行いとは思えないが、あちらの萌香が月音とどうなろうと私にはあまり関係の無いこと。 私はただこの男の血液をいつでも好きなだけ吸えるのならば文句は無い……はずだったのだが。

「……ふん。 それで月音、こんなところに私を連れ込んで一体何をするつもりだ? おもしろいものがあるようには見えんが……」

「何をするって、もちろんここで萌香さんにイイコトしてもらうためだよ。 どうしてそんなこと聞くの?」

「……イイコト、だと。 どういう意味だ……?」

「またまたとぼけちゃってぇ、ずるいなぁ萌香さんは。 ほんとはわかってるくせに、わざと俺の口から言わせようとするんだから。 あはははは♪」

「……貴様、その笑いをやめろ。 少し不愉快だ……」

……だが、この人を馬鹿にしたような笑いだけは許せん。 ついでにその気安さもな。
あちらの萌香にならばまだ百歩譲って許せるが、真のバンパイアである私にまで恋人のような言葉を投げかけてくるのは正直、許せるものではない。 
あの情けなかった月音が、これではもはや完全に私を『自分の女』扱いだ……。
人間がこのような無礼を私に働くなど、本来ならばその首筋をすぐにでも引き裂いてやりたいところだが……そのお前の自信の根拠には興味がないこともない。
月音……お前はなぜここまで私に対して気安く触れ合える? なにがお前をそうさせた?
おもわずそう問いたくなるが、この私が人間に教えてくれなどと懇願はできない。 そんなもの高貴なバンパイアである私のプライドが許さないからな……。
となればやはり、ここは相手の出方に合わせてうまく聞き出してやるのがいいだろう。
私と何をしたいのかよくわからんが、そのイイコトとやらが一体なんなのか……。 キバを突き立ててやりたくなるくらい可愛いその唇から、直接教えてもらおうか……なぁ、月音ぇぇ?

「ふん……イイコト、ではわからんな。 何が言いたいのかはおおむねわかるが、もっとはっきり口に出したらどうだ月音。 私に何をして欲しいのだ? ふふふ……」

「え……口に出すって、アレを? やだなぁ萌香さん、今日はずいぶんイジワルなんだね……」

「イジワルだろうがなんだろうがかまわん。 この私にそれだけ生意気な口を叩くということは、その後に何をされてもいい覚悟はあるんだろうな? なぁ、私の月音ぇ……♪」

最後に少し脅すように語気を強めてやると、私は唇をクパァっと開け自慢のキバを月音によく見えるよう露出させてやる。
もちろんわざとだ。 こうしてやれば、嫌でもお前は普段私に抱いている恐怖心を思い出すだろうからな……。
そしてとどめとばかりにそのまま奴の身体の目の前にまで詰め寄ると、愛らしい耳元でこう囁いてやる。

「ほぉらよく見ろ月音……。 毎日毎日お前の首すじにブスリと突き立てているキバだぞ?
今朝もたっぷり頂いたが、ああ、また欲しくなってきたぞ……。 お前のドロドロとした濃厚な血液ジュースは本当に最高だからなぁ? ふふふ、光栄に思うがいい。 この本物のバンパイアである私に気に入られる血液タンクなど、世の中にそうはいないのだ。 そして誇りに思うがいい、この赤夜萌香の朝食に選ばれていることを……。 今もお前の身体をドクドクと流れている血液は全て私のものだ……。 その気になればお前の体中をたぎる血液など、ものの三分でジュルジュルと吸い尽くせる自信がある。 毎朝お前の首すじにかぶりつくたび、私がどれほどそれをガマンしているか……♪ だがそんなことをしてしまえば、私の大切な血液奴隷がいなくなってしまう。 あえて手加減してやっているのだ……それはわかるな? その気になればお前の命など、私の吸い付き加減一つで容易く揺らぐ程度のものだということだ。
それを……そんな主人である私を気安く『自分の女』扱いするなど、どれほどの愚行かわかってやっているんだろうな? なぁ、私の月音よ……」

自らのギラギラと光るキバを月音に見せ付けながら、私は奴のすぐ耳元でそう脅してやった。
多少身体にも手を出してやろうかとも考えたが、さすがにそこまでしたら気の弱い月音はどうにかなってしまうだろう。 おいたが過ぎる子供相手とはいえ、やりすぎはよくないからな……。
ふふふ、ほら見ろ。 これだけで奴はもうほとんど声も出せないほど怯えてしまっている……。

「…………………」

「さぁ月音、どうした? ふふふ、怯えて声も出せまい……。 この私を恋人扱いするなど、人間のお前には百年早……」

「ああ、嬉しいよ萌香さん! やっぱりこっちの萌香さんはすごく大胆で色っぽくて……俺、もうガマンできないよぉっ!?」

「…………何?」

月音の予想外の返答に、おもわず上ずった声が漏れる。
ここまで脅してやったのだ。 私は次の瞬間、月音のごめんなさいという言葉を聞いているはずだった……。
だが当の本人は私の脅し文句をなにやら別の意味に捉えたらしく、慌しくズボンのチャックに手をかけ始めたのだ。

「表の萌香さんは当然だけど、まさかこっちの萌香さんもそんなにやる気になっていてくれてたなんて! 俺、すごく嬉しいよ!」

「何を……お、お前は何を言っているっ!? チャックなど開いて何を見せる、気……だ……?」

私が言葉を言い終えるよりも前に、月音のズボンのチャックから『それ』が飛び出した。
……いや、そそり立ったというべきか。
なぜなら月音の『それ』は明らかに大きく、目の前にいる私の視界に衝撃的ともいえるほどの逞しさを見せ付けてきたからだ。

「っ!? つ、月音、お前……あぁ……」

いきなりそんなものを目の前に露出されて、私は怒り狂ってもおかしくないはずだった。
しかしそれらの感情を示すよりも早く、私はその月音の……月音のビンビンに勃起しているペニスにおもわず目を奪われてしまった。

ずっとズボンの中で窮屈だったのか、それは外に出るとビクンビクンと血管を浮き立たせて上下に揺れていた。 バンパイアの習性からか私はそのビキビキに浮き出る太い血管に、おもわずむしゃぶりつきたくなる衝動に駆られてしまう。
おまけに真っ直ぐ上へと伸びている幹は月音のヘソにまで届きそうなほど反り返っており、まるで私の身体を目掛けて伸びているようにも見える。 それも私のムッチリとしたふとももを目掛けて…。
そして何よりも衝撃的だったのは、私の頭にはこれを見た記憶があったことだ。
それも一度や二度ではない。 もう何回も……。 何十回もこの月音の極太ペニスを手で握り締め、唇でしゃぶりつき、下の口でさえいやらしく咥え込んだことがある記憶が次々に頭の中をよぎったのだ……。
初めてみるはずのものなのに、もう自分の身体の一部であるかのようにまで感じられる月音の肉竿。
それらの記憶と今までの月音の私に対する態度を鑑みると、全ての答えが出てしまったような気がした……。

「ああ、私は、私はこれを知っている……。 あぁ、そ、そんな馬鹿な……」

「ほら見て、もうこんなに大きくなっちゃったよ。 こっちの萌香さんもこれ、好きなんだよね? さっきも俺のを吸いたいって言ってたし。 早くそのいやらしい唇でしゃぶってよ。 裏萌香さんのその色っぽい唇見てたら、もうガマンできなくなっちゃった……」

「!? ば、馬鹿が、調子に乗るな! いくらあちらの萌香がそうだろうと、私は……わ、わた、しは…」

「あはは、そんな真っ赤な顔でいまさら何言ってるの?ほんとは咥えたくて咥えたくてたまらないくせに……。 あっちの萌香さんが発情した時と同じ顔してるよ? ガマンしないで裏萌香さん、ほらほら欲しくなってこない?」

「く……や、やめろ月音。 私の前でそんなにブルブル揺らすな……あぁ……」

半ば発情し始めている私を誘うように、月音はグイグイと大きく腰をグラインドさせてくる。 それだけで太い幹はブルンブルンといやらしく揺れ、それがまた私の脳を甘く痺れさせていく……。

「あぁ……こ、こんなに血管が浮き出て、なんておいしそう……ぐ、くぅ……!」

「ほら萌香さ~ん、いいかげん早く咥えてよ。 もうたまらないんでしょ? あっちの萌香さんは、俺が嫌だって言ってもむりやりむしゃぶりついてくるくらいすごいんだよ。 しかも出しちゃったらそのまま嬉しそうにゴクンゴクン飲んでくれて……」

「わ、私をあんなビッチと一緒にするな! た、たとえあちらを好きにできようが、私までお前のモノにできると、お、思……おも……あぁ、つ、月音、そ、そんなところに擦りつけるな……」

「あーすごい、きもちいい……。 萌香さんのムッチリふとももにこうやって擦り付けると、ちんちんの先っぽがすごくきもちいいんだ……」

煮え切らない私を誘惑しようとしているのか、月音は私のスカートの下のふとももにペニスを擦りつけ始めた。 ズリズリズリと、まるで私の肉付きの良いそれをつかって自慰をしているようだ。
自分でも自慢のふとももは月音のビキビキの肉棒をズブズブ飲み込んでしまい、その感触に私は男の竿の魅力をむりやり思い出させられてしまう……。

「あぁ、か、硬い。 この感触、私は知っている。 とてもよく知っている……」

「それはそうだよ。 だって今朝もお昼休みも、萌香さんの柔らかい膣にズボズボ入りこんでたんだよ? 俺はそんな時間ないよって言ったのに、萌香さん強引に抱きついてきて『もうガマンできないよぉ月音ぇ、ね、ね、このまま立ったまま入れて? ねぇ早くハメてよぉ月音ぇ♪』なんていやらしく甘えてきて……」

「だ、だ、黙れ黙れ黙れぇっ!!! それは私ではないっ!!! そんな淫売のようなことを口走る女と! この高貴な私を一緒にするなぁぁ……!」

「だってほんとのことなんだよ? おまけに俺が妊娠しちゃうよダメだよって必死に言ってるのに、『中に出して月音ぇ♪ 赤ちゃん欲しいのぉ、月音の赤ちゃん欲しいのぉ♪』って、俺にむりやり中出しまでさせて……」

「う、うあぁ……そんな……やめろやめろやめろぉぉぉっ!!!」

おそらく真実であろう月音の言葉をかき消すために、私は止め処ない羞恥の中大声を張り上げてしまう。
……わかっている。 ここまでくるともう私にもわかっているのだ。
おそらくもう一人の萌香は月音と爛れた関係になっているのだろう。 それも時間の少ないときにさえ絡み合うほど濃厚な、だ。
前々からロザリオを付けている方の彼女は月音に惚れすぎていると思ってはいたが、それがそのままセックスへの隷属に変わってしまうとは……。
しかも今の話を聞く限りかなりの淫乱らしい。 女のほうから求めていくなど、まるでどこぞのサキュバスと同じではないか……。
人間の子を妊娠するリスクすら考えず、精液を子宮に求めるなどもはやただのメスも同じ。 仮にもバンパイアともあろうものが……あちらの萌香はもはや月音の肉奴隷なのか……。

いや、それでもちがう。 私の方はちがうはずだ……。
さきほどから月音のペニスがヒクついてるのがつい気になってチラチラ見てしまうのも、お腹のした辺りが水っぽい音を出しているのも……全て私の勘違い……のはずだ。

「く……だ、だが勘違いするなよ月音。 あちらの萌香は私とは別人なのだ。 私は彼女とはちがい、そんないやらしい身体など、し、していない……んぅ……」

「隠さなくてもいいよ萌香さん。 さっきからふとももモジモジさせてるの、とっくにバレてるよ? もう下着グショグショなんじゃないの? 俺のこれ見て、おまんこきもちよくなっちゃったんじゃないのかな?」

「!? ち、ちが……これは!」

おもわず私はスカートを押さえる。 それが月音の言葉を認めてしまうことも考えずに……。
確認などできないが、あきらかに私の下半身は女として何かを期待している。 人間などに性交の受け入れを許可してしまっている……。
ピッチリと肌に張り付いた布の感触が、まるで漏らしたように感じられ私の羞恥心を更に煽っていくのだ……。

「うぅ……ば、馬鹿なこんな……。 バンパイアである私が人間に発情しているなど……」

「いいよ隠さなくても。 もう俺もガマンできないし、早くいつもみたいにひざまずいて咥えてよ。 あっちの萌香さんは可愛くちょこんってお座りしてジュポジュポしてくれるんだ。 いつもクールな裏萌香さんがすれば、きっとすごく可愛いよ? ほら、早く……」

「か、可愛いだと……この私が? あ、や、やめろ月音、やめ、ろぉ……あ、頭を掴むな……」

もうさすがにガマンできなくなったのか、ついに月音は私の頭を掴みむりやりその場に伏せさせていく。
男といえどたかが人間。 こんな細い腕など軽く撫でるだけで切断できるというのに、私の中でそんなことしちゃダメ!と叫ぶもう一人の自分がいる。
それどころか月音のペニスが少しずつ眼前に迫ってくると、ちょうど下腹部の……子宮のあるあたりがあきらかに熱を帯びそれを求め始めるのだ。
そしてついに地面にちょこんと膝を付けさせられると、私の唇の前にプックリと膨らんだ月音の亀頭が押し付けられていく……。

「むぅ……ああ、熱い。 唇が焼ける……んん……」

「あああ萌香さん萌香さん、お座りする裏萌香さんすっごくかわいいよ……。 おまけに肉付きのいい唇が柔らかくてきもちよくて……。 ほら、そのままお口開けて? いつも俺の首すじを噛むみたいに、ほら、あ~んって可愛く……」

「ふ、ふざけるな、誰がする…か……するもの、か……あ、あ、あ、あ~んぅ♪」

まるで催眠術でもかけられているように、私の唇があ~んと大きく開かれてしまう。
ドクンドクンと脈打つ亀頭が唾液たっぷりの舌の上をジュルリと滑り、そのまま太い幹の部分も喉の奥までズボリと入り込んでくる。
この時だけはもう一人の萌香が私を支配していたのかもしれない。 自分でも驚くほど甘えた声を出しながら、私は月音の大きく太いペニスを口いっぱいに飲み込んでいった……。

「あむ……はぁ、はぁ……あぁ……」

舌の上で月音のペニスがドクンと脈を打つ。 まるで血管の中の血液量までわかるほど、それは実に私の口の中によく馴染んでいるものだった。
知っている。 間違いなく私の舌はこの硬い肉棒の感触を覚えている。
私はそうすることがさも当然のようにピチャピチャと音を立て、舌をヌルリと滑らせながら月音の肉棒を存分に味わっていく……。

「ぴちゃ、ぴちゃ……はぁ、ん……あぁ、こんな、こんなはずは……」

「いいよ萌香さん、すごくきもちいい……やっと素直になってくれて俺も嬉しいよ。 舌の使い方なんて、ほんとあっちの萌香さんとそっくり。 どう、おちんちんおいしいんでしょ?」

「う、嘘だ……こんなはず、こんなはずはない。 あぁだがどうして、なぜこんなにも舌の上で馴染む。 私の口にこんなにもピッタリ馴染んでしまう……あぁ……」

「ああ……その咥えてる顔、すごく色っぽいよ。 この銀髪もとっても綺麗だし、あの誇り高いバンパイアの萌香さんが、人間のおちんちんをこんなおいしそうにしゃぶって……」

「ああ、だ、黙れ月音……。 これはちがう、な、何かの間違いだ……はぁぁ……♪」

たとえ口ではちがうと言おうと、そこにペニスを咥えていてはまるで説得力がない……。 それを月音もわかっているのか、私の頭をペットのようにヨシヨシと撫でてくる。
そんなことをされれば私は激しい不快を感じていいはずなのに、その手の温もりにどこか安心するような感情を覚えてしまう。
……なんだこれは。 一体なぜ私はこんなにも月音に隷属しているのだ……?
バンパイアである私がこんな汚らしい地面に膝をつき、月音の……人間の男の前に跪いている。
頭の隅ではまだ抵抗を続けなければと感じているのだが、それもあまり意味はないだろう。 なぜなら私のクチビルは、今もジュポジュポと月音の肉棒をしゃぶり続けているからだ……。

「ん、ん、んっ……♪ あぁ、か、硬い、それになぜこんなにも逞しく感じる……。 たかが人間のものだぞ……やめろ赤夜萌香、お前は誇りあるバンパイアだろう、ん、あ、あむぅぅぅ♪」

「ああ……そんなに舌を絡ませちゃって、いやらしいよとっても。 やっぱりこっちの萌香さんも、ただの変態ドスケベだったんだね? これじゃああっちの萌香さんと変わらないよ。 本当はちょっと期待してたんだけどなぁ……。 バンパイアといっても、君もやっぱりただの肉奴隷なんだね」

「ち、ちがう……私は、わたしは、に、肉奴隷などではない……あぁぁ、お、おいしい……♪」

「そんなうまそうにジュポジュポしながら言っても説得力ないよ。 おまけにいやらしくお尻をふりふりして、俺の下でおっぱいがブルンブルン揺れてるの、気づいてないの? おちんちん咥えておまんこガマンできなくなっちゃうのはわかるけど、今はちゃんと俺のをしゃぶってね~裏萌香さ~ん?」

「!? ああ、そ、そんな……これは、これはぁぁぁ……」

……気づかなかった。 月音に言われるまで、本当にまったく意識していなかったのだ。 それだけ私はこれに夢中になっているということなのか……。
フェラをしている最中、私はずっと身体をモジつかせていたらしい。 まるで月音におねだりするように、この豊かな臀部と乳房をみっともなく揺らしていたのだ。
おまけにいつのまにか制服の上着は大きく開かれており、窮屈そうな胸元からいやらしい谷間まで露出させていた。
おそらく上から見下ろしている月音からは丸見えだったのだろう……どうりで先ほどから視線が痛いと思っていた。 こんな醜態を晒していては、いやらしい女だと罵られても仕方ないことだったのだ……。

「そんなに胸元を開かせて、ほんと大胆だなぁ萌香さんは。 もしかしておっぱい揉んで欲しいの? できれば今は俺に御奉仕してもらいたいんだけどなぁ~」

「ち、ちがう、これは偶然開いて……。 揉んで貰いたいなどとは思っていない……ん、んぅぅ♪」

「またそんな色っぽい声出しちゃって、ほんとスケベな萌香さん……。 じゃあ遠慮なく揉ませてもらうよ。 あ、でもちゃんとお口は動かすんだよ? 止めたら本気で怒るからね……」

「はぁ、はぁ、だめだ月音、や、やめろぉ……はぁぁ……♪」

言葉とは裏腹に、私は熱い吐息を吐きながら胸元を上に仰け反らせていた。
触って欲しい……月音にこの豊かな胸を思う存分揉みしだいて欲しい……。
普段の私なら有り得ない願望が頭の中を駆け巡る。 もちろん必死に拒もうと試みるのだが、どうしても身体が言うことをきいてくれないのだ。
それをいいことに月音はズボリと私のワイシャツに手を潜り込ませると、遠慮なく乳房をブラジャーごしに鷲づかみにしてくる。

「うわぁ……さすがにすごいおっきいね、萌香さんの。 手のひらに収まらないし、おまけにすごく柔らかいよ。 これが裏萌香さんの自慢のおっぱいなんだね?」

「く……も、揉まれている。 私の乳房が人間などに……人間の汚ならしい手に……くぅぅ……」

「何言ってるのさ、萌香さんが揉んでくれっておねだりしたんだよ? もし俺の手が汚いなら、これで萌香さんのおっぱいは穢れちゃったのかな? あはははは♪」

「く……き、貴様、高貴なバンパイアである私の乳房を揉みしだくなど、ん……はぁ、はぁ、ど、どういうことかわかっているの……あん、あ、あぁ♪」

「でもきもちいいんでしょ、そんなに喘いじゃって。 思ったとおり、すごく柔らかいよ萌香さんのおっぱい。 こんなにムッチリタプンタプンしてて……一度でいいから裏萌香さんのこのデカパイ、手のひらでむちゃくちゃにしてみたかったんだよね?」

「デ、デカパっ……!? つ、月音貴様、どこぞのサキュバスと同じような目で私を見ていたのか……!」

「だってほんとにでかいんだもん。 萌香さんってロザリオ外すとスタイル良くなるよね。 いつもワイシャツがブチってはだけて、お尻もこんもり盛り上がるし。 それを見ていつもいつもこうして……こうしてお前のデカパイをグチャグチャに揉みしだいてやりたいって思っててさぁっ!!!」

「!? お、お前……だと……? あ、ああ、やめろぉ、そんな持ち上げて、ら、乱暴にするなぁぁ……♪」

……急に月音の態度が一変した。
いままでも十分異常ではあったが、ついには私に対して『お前』などという単語までぶつけてくる始末。
揉まれていた乳房はもはや握りつぶすとまでいえるほど激しく、そして乱暴に扱われていった。
両手いっぱいに上へと持ち上げるように肉を揉み取られ、そのままちぎり取らんばかりにおもちゃにされていく……。
こんな揉み方をされれば当然、女の胸はズキズキと痛みを感じていく……はずだった。

「ほらほらほら、こうやって揉みくちゃにされるといいんだろ? お前はこうやって乱暴にされるの大好きだもんなぁ? ドSのふりして、本当は痛いの大好きなドMなんだろ赤夜萌香ぁ!!!」

「あ、あふっ♪ あ、あぁ、はぁ、ああ、つ、月音ぇ、や、やめ……はあぁぁぁっ!」

だが次の瞬間、その痛みを上回るほどの快感が私を埋め尽くしたのだ……。
月音に乱暴にされればされるほど乳房がどんどん熱を帯びていき、先端の乳首もワイシャツを押し上げるほどピンピンにしこってしまう。 痛覚までをも、私の脳みそは甘い快感に変えてしまうのだ……。

「あ、あぁ……な、なぜこんなにも私は感じてしまう……こんな乱暴に揉まれているというのに、い、痛みが快感に変わるなど……」

「……おい、お前さっきからなに口休めてんだよ。 ちゃんとしゃぶれって言っただろ? デカイ胸揉まれて一人で気持ちよくなってんじゃねえよ、人の話聞いてなかったのかよおい萌香ぁ?」

「ぐ、ぅ……つ、月音貴様、さっきからその口の利き方は、な、なんだ? いつから私にそんな……あぁ、む、胸が熱い、や、焼けてしまう……あぁぁ♪」

「うるせえよメスブタが。 お前こそなんだその偉そうな態度は? デカパイグチャグチャにされて喜んでるマザ女が、偉そうにバンパイア面してんじゃねえよ。 S級妖怪だぁ? マゾのお前はM妖怪って呼ばれんのがお似合いなんだよこのドM女。 ほんとはわかってるんだろ? もう自分の身体が俺の、青野月音のセックス奴隷にされてるのが、肉奴隷にされちまってるのが嫌ってほどわかってんだろぉ? ほらほらお前もあっちの萌香みたいにヒィヒィ言えよ、そのクールな顔がいやらしいアヘ顔に変わるのはさぞ見物だろうなぁ? 正真正銘のバンパイア、誇り高い赤夜萌香様ぁ~?」

「!? お前……お前は、い、一体誰だ? 私の知っている月音ではない……月音はそんなことは……あ、あはぁぁぁっ!?」

「……って、俺じゃない男ならそう罵りたくなるくらい可愛いよ、今の感じてる萌・香・さん♪ あー、その俺のを噛み千切そうなほど怒った顔、ゾクゾクするよ。 それを見たくてちょっと演技してみたんだ? でもおちんちん頬張りながら言っても全然迫力ないのが残念だよねぇ~?あはははは♪ 裏萌香さんはほんとにからかいがあって可愛いよ。 あ、乳首がもうビンビンだねぇ、ほんとは罵られて感じちゃったんでしょ? ねぇねぇねぇ、これってその証拠だよねぇ裏萌香さ~ん?」

「っっっっっ!? う、うぅぅ……あぁぁ……月音、お、お前……お前というやつは……」

あまりの屈辱に……頭がおかしくなりそうになる。
私には言い返したい言葉が山ほどあった。 できれば今咥えているペニスを噛み千切ってやりたいくらい悔しかった。
だが月音の言っていることはたしかにそのとおりで……全てが真実で……ただただ私は絶句するしかない。
そしてこの瞬間、思い知らされる。 自分が完全にこの男の手の平で踊らされていることに……。
この男は私より一枚も二枚も上手だった。 プライドの高い私の感情を自在に操り、すでに身体に刷り込まれているマゾ女としての気質をむりやり引き出してくるのだ。  
……これでは表の萌香が堕ちるわけだ。 この男は人間の皮をかぶった化け物。 まるでインキュバスのようにマゾ女の感じるポイントを全て熟知している……。

「うう……わたしは……わた、しは……えぐっ……」

「どうしたの萌香さん、もしかして泣いちゃった? でも良い子だから、ちゃんとお口を動かそうね? そろそろ俺イキたいんだ。 萌香さんも俺のをゴクゴクするの、好きだよね? ほら、しっかり舌を動かして……頑張って萌香さ~ん」

「う……んぅ……ん、ん、ん……」

生まれて初めて自分が涙目になっていることに気づきながら……私はただ月音に言われるとおり口を動かすしかなかった。 そうするしかなかったのだ……自分の心を保つために。
自慢の銀髪を優しく撫でてもらいながら、さきほどまでよりも遠慮なく、より大胆に亀頭の膨らみにヌチョヌチョと舌先を伸ばしていく……。

「ああ、あふ……はぁ、あん……」

ペニスの根元にそっと左手を添える。 こうすればより固定されて奉仕しやすくなることを私は『知っている』。
そのままクチビルをキュッと強く締め付けながら、ペニス全体を刺激するように頭を前後させていく。

「ん、ん、んっ……! あぁ、け、血管がドクドクして……はぁ、はぁ……ああ、の、飲みたい……」

「すっかり素直になって……今の萌香さん、すっごくかわいいよ。 そんなに俺の血、欲しいの? じゃあ少しぐらいなら噛んでもいいよ。 あっちの萌香さん、精液と血液をブレンドさせて飲むの好きなんだ。 きっと君も気に入ると思うよ……?」 

そうして月音の許可をもらうと、私は少しだけ……ほんの少しだけ浮き出る血管にチクリと歯を立ててみた。
するとじんわりと舌の上に熱いものが広がり、それがバンパイアとしての本能を呼び覚ましていく……。
甘いその液体におもわずジュルジュルと吸い付いてしまうと、口の中のペニスがピクンピクンと気持ちよさそうに震えるのがわかった。

「じゅる、じゅるるるぅぅぅ……ああ、おいしい月音の……月音の血液……あむぅ」

「あく……ああ、そ、それすごくいいよ萌香さん。 そんなじゅるじゅる吸い付いちゃうほど、俺の血おいしい? 好きなの?」

「……ん………」

うん、おいしいの……と口に出したくなる。 思いのほか優しい月音の囁きに、つい甘えてみたくなってしまう。
この男は本当に卑怯だ……。 ついさっきまであれほど私のことをスケベだなんだと罵っていたくせに、私が素直になると急に気遣うような言葉をかけてくる。
もちろんそれも計算の内なのだろう。 女を堕とすための、な……。
その策略に見事にはまっている私はその月音の囁きに蕩けるようなものを感じつつ、ペニスに這わせた舌先を亀頭の先にまで這わせていく。
おしっこの出るその穴にチロチロと舌を潜らせると、何ともいえないいやらしい匂い……味がした。

「ああ、に、苦い……ここから苦い汁がどんどん溢れてくる……つ、月音ぇ……」

「どうしたの萌香さん、そんな甘えた声出しちゃって……。 もう欲しいの?俺の精液……」

「ああ、ほ、欲しい……頼む月音、も、もう認める……認めるから、は、早く私にお前のを……」

認める……もう受け入れるしかない。 私の心は完全に月音の……この月音の逞しいペニスの虜になっている。
誇り高いバンパイア。 その私が人間の海綿体にむしゃぶりつくことに、もうたまらない幸せを感じてしまっている。 この燃えるようなほど熱い身体がそれを証明しているのだ……。
そして私はついにその言葉を……口にしてしまった。

「私は月音の……に、肉奴隷だ。 この大きなペニスを咥えるのが大好きな、へ、変態バンパイアです……」

「……ふーん、認めちゃうんだ萌香さん。 あんなにプライド高かったのに、俺みたいな人間に屈服しちゃっていいの? あ、あと変態バンパイアよりドスケベバンパイアの方が俺は好きだなぁ」

「ああ……か、かまわん、お前が喜ぶならそう呼ばれてもいい……。 私は変態でマゾで、もうどうしようもないくらいのドスケベバンパイアだ……」

「うわぁすごいね、そこまで言っちゃうんだ? まさか裏萌香さんがそこまで堕ちてくれるとは思わなかったなぁ……そんなにまで俺の精液欲しい? そんなこと口にして、恥ずかしくないの?」

「は、恥ずかしい……顔から火が出るほど恥ずかしい……が、そ、それがもうたまらないのだ。 その冷たい目で蔑まれるたび、私の身体がもう熱くなって熱くなって、どうしようもなくなってくる! お前に、月音に辱められたくて、わ、私は……私はぁぁぁ……!!!」

「……そこまでマゾだったんだ、萌香さんって。 いいよ、じゃあたくさん出してあげる。 そのかわりしっかり飲むんだよ? あっちの萌香さんに負けないくらいじゅるじゅる吸って、残さず全部飲み干すって約束できる?」

「ああ、で、できる、できるから早く月音ぇ……んむぅ、ん、ん、んんん……♪」

ようやくご主人様の許しを得て、私はまた貪るような口唇奉仕を始めていく……。
ふとももをだらしなく開きながら、もはやビチョビチョになったスカートの中を隠そうともせずにペニスを飲み込んでいくクチビル……。 そのあまりの激しさに口からヨダレが垂れてしまうのもかまわず、射精直近の肉棒にビチャビチャと舌を這わせていく。

「んん、ああ月音、月音ぇ、月音ぇぇぇ……♪ あむ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽっ!!!」

…………堕ちた。 もう私は完全に堕ちるところまでいってしまった。
あちらの萌香をビッチだなんだと罵っていた自分が恥ずかしい。 ひどく惨めになる……。
こんなにもペニスをいやらしく貪る女のくせに、彼女の何を批判できるというのか。 むしろ今はあちらの萌香が月音にどんなことをしてもらっていたのか、一体何回したのかなどと……嫉妬までしてしまう始末。
もうどうしようもなく頭がおかしくなるのを感じながら、私は更に激しくペニスを啜っていく。

「はぁぁ、ああ、つ、月音……ピクピク動いている……あぁ早く、早く飲ませてくれ……」

もう一秒だってガマンできない。 私は根元まで月音のペニスを飲み込むと、喉奥で亀頭の先端を締め付ける。 同時にこんな性技まで知っているあちらの萌香を妬ましく思いながら、ジュボリと一気にそれを吸い込んだ。
ビクビクっとペニスが喉でヒクつくのがわかると、ようやく……それがドクンドクンと射精を始めた。

「っっっっっ!? ああおいしい……月音の、月音の精液おいしいよぉ、んんん……♪」

まるで大好物の血液を飲み込むように、私は月音の出したての精液をチューチュー吸い込んでいく。 ずっと待ってたおいしいジュースだもん。 少しくらいはしたなくても、そんなの全然平気なの。
射精しているときに吸ってあげれば、月音も喜んでくれるしね? 大好きな月音のためだもん、私はなんだってできます……。
「あんおいしいぃ、おいしいよぉ月音ぇ。 ねぇもっとちょうだい? ね、ね、もっともっとぉ、んんん♪」

…………もう何がなんだかわからない。 今の私はどちらの私……?
胸のロザリオは……どうなって……。

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最終更新:2008年11月12日 00:02
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