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<p>JUMの奇妙な冒険 <br />
第一話 開幕</p>
<p> </p>
<p>「山吹色の波紋疾走!」 <br />
男の声が響く <br />
彼、桜田JUMが波紋の修行をしてもう一ヶ月 <br />
最強の波紋使いを目指す為に日々修行している <br />
「JUM君~ご飯よぅ」 <br />
「今行く」 <br />
そう言うと、JUMは下へ降りて行った <br />
「JUM君、調子はどう?」 <br />
「まぁまぁだ」 <br />
「桜田君」 <br />
「…来ていたのか。柏葉」 <br />
彼の目の前に居たのは、幼馴染の柏葉巴 <br />
「組み手…するでしょ?」 <br />
「当たり前だ」 <br />
「桜田君、手加減は無用ね?」 <br />
「この桜田JUMには夢があるッ! <br />
それは、最強の波紋使いになる事だッ!」 <br />
「始めるわよ」 <br />
「望む所だッ!」 <br />
<br />
その時、一人の女性が桜田家に現われた <br />
「桜田JUMは居る?」 <br />
「誰? 貴女」 <br />
巴がその女性に尋ねたかと思いきや… <br />
「ガハァ…」 <br />
「JUM君!」 <br />
女性はJUMに矢を突き立てた <br />
「な…に…を」 <br />
「流石はJUM…もう傷が塞がっている様ね」 <br />
「…! 本当だ…」 <br />
「…真紅ぅ…此所に居たのねぇ」 <br />
その時、又しても謎の女性が桜田家に乗り込んできた <br />
「水銀燈ッ…早いお出ましね…」 <br />
「貴女をジャンクにする為なら…手段を選ばないわぁ」 <br />
「く…仕方が無いわ…JUM、誓いなさい。この真紅の下僕となる事を。でないと貴方死ぬわよ?」 <br />
「だが断る。このJUMの好きな事は、自分が強いと思っている奴に『NO』と言ってやる事だ」 <br />
「なにつべこべ言っているの! 早く準備なさい!」 <br />
「遅いわよぉ! 真紅ぅ」 <br />
「こうなったら…幽波紋を出すしか…ホーリエ!」 <br />
そう言うや否や、真紅の後ろに謎の物体が現れていた <br />
「な…これは…」 <br />
「JUM…貴方なら見えるわね。これが幽波紋…所謂スタンドね。貴方達が使う波紋を強化したものだと考えて」 <br />
「桜田君…何が見えるの?」 <br />
「あいつの後ろに…何かが…」 <br />
「なら私も行くわよぉ…メイメイ!」 <br />
今度は謎の女性の後ろに、彼女瓜二つのものが存在していた <br />
「メイメイ…厄介なスタンドね…JUM!」 <br />
「な、なんだよ!」 <br />
「手短に説明するわ。さっき貴方に刺した矢は、スタンド能力を引き出す矢よ。矢に刺されても生きているという事は、貴方にもスタンドが使えると言う事!」 <br />
「くっ…よく分からないけど…出て来いッ!」 <br />
そう言うと、JUMの後ろにもスタンドが現われた。 <br />
<br />
第一話・完</p>
<p><br />
<hr />
<br />
人物紹介:桜田JUM <br />
桜田家最強の波紋使い <br />
史上最強の波紋使いになる為に、日夜努力している</p>
<p>人物紹介:真紅 <br />
謎のスタンド使い。JUMに矢を刺した張本人 <br />
スタンドはホーリエ</p>