今日は久しぶりに剣道のない休日、いつもかまってあげられない雛苺と散歩に出かけた。
さわやかな風の吹く静かな午後、ホント、久しぶり。
雛苺が道端にしゃがみ込む。
雛「ともえー、このぽわぽわしたのなにー?」
タンポポのわたげだった。
巴「それはタンポポよ。」
雛「たんぽぽはきいろいはななの…、ヒナしってるのー。」
巴「そうね、でも種ができると風で遠くまで飛ぶようにわたげになるのよ。」
雛「うゆー?むずかしいのー、よくわからないのー。」
巴「じゃあ、ふぅーっ、と息を吹きかけてみて。」
雛「ふぅーっっっ、きゃっ顔にいっぱい飛んできたのー。」
強く息を吹きかけたせいでわたげが顔に舞ってしまう雛苺。
すると少し強めの風が吹き、辺りのわたげが飛んでいった。
雛「すごいのーっ、いっぱい飛んでるのー!!」
巴「そうね。」
そっと微笑みながら巴は自分が雛苺ぐらいの頃を懐かしく思った。
そんな巴の休日の一コマ。
「あっ・・・・桜田君・・・・・」
「大丈夫・・・・やさしくするからさ」
「うん・・・・・好き・・・・・桜田君」
「ああ、俺も好きだ、巴」
「んんっ!・・・・さくらだ・・・くん・・・・・」
「巴・・・巴・・・・綺麗だよ・・・・・」
「あっ!!桜田君!桜田君ーっ!!!」
巴「ふう・・・・」
ガラッ
巴母「巴!!!!またこんなことして・・・静かにしなさい!!」
巴「ご、ごめんなさい・・・・お母さん」
巴宅
雛「わーいジュンなの」
巴「いらっしゃい桜田君」
ジ「おじゃま、わ、やめろwww」
雛「ジュン登りなのー」
巴「雛苺!」
雛「ごめんなのー」
ジ「雛苺は元気だなー他の事して遊ぼう」
雛「じゃぁ、おままごとなのー」
巴「桜田君はそんなこ、」
ジ「配役は俺がお父さんで、巴がお母さん、雛苺は子供な」
雛「わーいなの」
巴「ごめんね桜田君」
ジ「気にしないで」ニヤリ
ジ「さぁ夜も遅いし雛苺お休みの時間だよ」
雛「いい子だから寝るのー」
(既におままごとは始まっている)
布団に横になる雛苺、しばらくすると本当に寝てしまう。
ジ「じゃあ、巴そろそろ俺たちも(ニヤリ)まずはこれに着替えて」
巴「えっ、ちょwww ////////はい」
ジ「似合うよそのエプロン」
巴「やぁん、ジュン君目がいやらしい」
ジ「えへへへへwwww」
巴「//////////」
巴「ねージュン君。私の事どの位好きー?」
ジ「んー、そうだなぁ…」
極寒の冬、山の奥深くに捨てられた母犬と子犬
エサとなる物は何もなく餓死寸前だ…
そんな時、不運にもイノシシ用のワナに掛かってしまう母犬
子犬は只々、衰弱していく母犬を悲しげに鼻を鳴らして見続ける…
やがて子犬は息絶えた母犬の腹部を……………
ジ「そんな惨劇を平気で作り出してしまう
身勝手で無情なる人間どもの罪の重さ位…かな」
巴「そ、そんな重すぎる愛、私には耐えられないよ!」ダッ
巴:「桜田君、良かったら今日一緒に帰らない?」
J:「ゴメン。今日は真紅と帰る約束してるんだ。また今度な(ダッ」
巴:「え…(ちょっちょっとせっかく私が誘ってるのに!」
べ:「あれ?柏木じゃねぇか。一緒に帰ろうぜ」
巴:「………」
最近、巴はジュンと仲が良い。知らない人が見たら恋人同士と思うほどである。
だが、それを良く思わない人たちが、、、
体育館裏
水「最近、ジュンと仲が良いようねぇ♪」
紅「まったく、人の下僕に勝手に手お出すなんて許されないのだわ」
翠「ジュンと勝手に仲良くするなです」
蒼「ちょっと皆、やめなよ」
雛「うゆー」金「怖いかしら~」
巴「言いたい事はそれだけ?なら私帰る」
水「ちょっと待ちなさい、」
水銀燈が巴の肩にふれ瞬間、シャキン!
巴「次は無いから」
巴の刀が水銀燈の首筋に。
巴以外のそこにいた全員が硬直していた。
巴は皆を置いてその場を去った。
水「くっ、動けなかったぁ」
紅「まったく動きが見えないのだわ」
蒼「僕にもあの太刀筋は見切れなかった」
翠「蒼星石が!!」
金「怖いかしら~」
雛「もっと凄いのは巴の太刀筋は水銀燈のブラだけを一刀両断にしている事なの」
紅・蒼・翠・金「えーーーー」
水「いゃーん♪」
薔「巴!何て」
雪「恐ろしい子!!」
一方
巴「きゃっ」
ジ「よっと、大丈夫か巴」
巴「有難う////(ふっ作戦通りね)」
巴「はい、あーんして」
J「ちょwwwやめろよwwww(うはwwwktkrwwww)」
巴「私の作ったカレーじゃ…食べれない?」
J「いや、そんなことは…(伏目がちな柏葉テラカワユスwwww)」
巴「じゃあ…食べて?」
J「う、うん…(むしろおまいを食べt(ry)」
ジ「ZZZZZzzzzzz....」
巴「そーっと、そーっと」
ジ「何やってるんだ柏葉?」
巴「あの、その、これは、その、////////」
ジ「さっさと寝るぞそこじゃ寒いだろ。ほら//////」
巴「うん//////////桜田君?」
ジ「?」
巴「//////////保守ぅ////////////////」
「それじゃあ、頑張ってさがすかしらー!」
「ういー!」
・・・・・・
「あの子達はいつも元気印ね」
「ま、子供だからな」
「あら、そんなことないわよ?2人とも立派な大人なんだから」
「草原で転げ回ってるあいつらのどこが大人に見える?」
「ふふ・・・桜田君もまだまだ見る目がないわね」
「うるせぇ」
「で、あいつらは何をやってるんだ?」
「何か探してるみたいね」
「地面に寝そべって探すモノっていったら・・・」
「多分アレね」
「・・・取り合いになって壊れるに昼飯4人分」
「じゃあ、私はそれ以外に」
・・・・・・
「みつけたかしらー!」
「うゆっ!みせてなのー!」
「やっぱりカナが1番かしらー」
「うゆー!ヒナもみたいのー!」
・・・・・・
「おーもめてるもめてる」
「・・・」
「財布の用意をしたほうがいいんじゃないか?」
「・・・桜田君がね」
・・・・・・
「ジュンー、トモエー」
「どうしたの?」
「四つ葉のクローバーをみつけたかしらー」
「だから、2人にもあげるのー」
「なんだ、葉っぱ一枚?取り合いでもして千切ったんだろ」
「ちがうかしらー」
「わざとちぎったのよー」
「なんでそんなことしたの?」
「1人で幸せになってもつまんないかしら」
「だからこれで4人みんな幸せなのー!」
「・・・」
「そっか、ありがとね、二人とも」
「えへへ、カナ、いこーなの」
「次はツチノコをさがすかしらー!」
・・・・・・
「2人とも大人でしょ?」
「・・・わかった、負けだ」
「子供だったのは桜田君だったみたいね」
「・・・うるせぇ」
「うふふ・・・2人ともー!お昼ご飯食べにいくわよー!」
オハリ