今日はセンター2日目。
僕は数ⅡBを受けないのでⅠAが終わって昼飯を食ってから学校で勉強しようと思い、試験場を離れた。
(・・・次は理科Aか)
ふぅと溜め息をつく。
試験場となっている大学の正門まで歩いている途中で・・・
-ハチミツレモンキャンディ Brake time-
ジ「あ・・・」
彼女が手を振る。
薔「・・・もう帰るの?」
ジ「理科まで間あるから。学校で勉強しようと思って」
薔「・・・そっか」
ジ「数学?」
薔「・・・うん」
ジ「じゃあ、頑張ってこいよ」
薔「・・・うん♪」
ジ「はいコレ」
僕はキットカットを2つ彼女に手渡した。
薔「・・・ありがと♪頑張ってね♪」
ジ「うん。それじゃあ」
彼女はコクリと頷いて試験場へと向かって行った。
(頑張れよ)
もう一度、彼女へエールを送りつつ僕は正門を抜けた。