用語解説

AC…アーマード・コア
コアと呼ばれる胴部を中心に頭部・腕部・脚部など各種のパーツを組み合わせて制作される機動兵器である。
機体の各部位をユニット化することにより高い汎用性を獲得しており、地形を選ぶことは基本的には無い。
地球上に限らず、月面や宇宙ステーションなどの低重力/無重力地帯での作戦行動も可能となっている。
腰の深さ程度なら浸水に対応できる。ただし、完全な水中での活動には対応していないため、
水没した場合は海底まで沈み、その後回収されることになる。
歩行移動でもほとんどのACは自動車と同程度であり、ブースターを用いたダッシュは時速200~500km程度の速度を発揮する。
また、後述するオーバードブースト(OB)を用いることで、短時間ではあるが通常のブーストダッシュを超える速度を出すこともでき、
場合によっては最高時速1000kmを超え、超音速域に達する事も可能。
これらの機動を平面に縛られず、三次元において実現している点が、旧来の兵器と大きく異なっている。

MT…マッスル・トレーサー
ACの前身となった、組み替え不能の人型作業機械および兵器。
コア構想は採用されていないが生産性に優れ、現在でも多数が使用されている。
戦闘用に武器を搭載したMTも存在し、中にはACに匹敵する戦闘力を発揮する機体もある。
また通常のACやMTを大幅に上回るサイズのMTも存在するが、あまりの生産効率の悪さから現在では使用されていない。

OB…オーバードブースト
エネルギーを通常より遥かに消費する分、短時間での急加速が可能な緊急用高出力ブースタ。
使用時は莫大な推進力を得るが、同時にかなりの熱を発生し、熱暴走に陥ってしまうことも少なくない。
また全てのコアに搭載されているわけではない。

EO…イクシードオービット
OBと同じく、一部のコアに付随する分離式自律兵器。
背中側に搭載されており、射出後は自機周辺に待機し、一定範囲内の敵機を自動攻撃する。
実弾タイプとエネルギータイプがあり、後者の場合は自機のエネルギーを弾として発射する。
弾切れの心配がない反面、闇雲に使用するとエネルギー切れをおこすこともある。

UNKNOWN…数年前に世界を壊滅寸前に追いやった旧世代の兵器。雲霞の如く大量に飛来し無差別な自爆攻撃を繰り返す。
中には人型のものも存在し、こちらは自爆攻撃こそ行わないが通常兵器を遥かに凌ぐ戦闘力を持っている。
後述のインターネサインより飛来しているものと思われる。

パルヴァライザー …"粉砕するもの"と名付けられたインターネサインを守護する旧世代の兵器。
戦闘で得られたデータを蓄積し無限に再生・進化を繰り返す(正確にはインターネサインから生産される)能力を持つ。
主に脚部の形状が変化し、タンク脚型、4脚型、2脚型、フロート脚型、飛行型などのバリエーションがある。
インターネサインの破壊と共にその活動を停止した。

インターネサイン…地下空間に存在する旧世代の巨大施設。
パルヴァライザーから得た戦闘データを元に、新たな戦闘スタイルを構築させ、特攻兵器を無尽蔵に製造する機能を持つ。
数年前にとあるレイヴンにより破壊され、沈黙した。

レイヴンズアーク…レイヴンを統括する機関。"アーク"と略されることも多い。
かつてはこの機関に属するレイヴン達の活躍によって世界の均衡を保っていたが、いまやそのレイヴンの殆どが死亡し、
組織として成り立たなくなったアークは結果的に崩壊、消滅することとなった。

アライアンス…特攻兵器の襲来によって、疲弊した企業群が合併して作り上げた新たなる統治機構。
戦力として、傘下のレイヴンや旧企業軍で構成される戦術部隊を擁するが、本部の意向に沿わぬ独断専行が目立つ有様。
また独自の動きをとる旧企業の一派も存在する等、歴戦の傭兵達で構成されたバーテックスに遅れを取る部分が多く見受けられる。
バーテックスが消滅してから数ヶ月後、落ち着きを取り戻した政府から解体命令が下され、消滅した。

バーテックス…かつてレイヴンズアークの主宰の一人でもあったレイヴンが創設した武装組織。
そのレイヴンの卓抜した政治力とカリスマ性によって、瞬く間にアライアンスと世界を二分する程に成長した。
特攻兵器の襲来を生き延びた強豪レイヴンや、企業支配に反対する武装勢力で構成される。
企業支配からの脱却と、レイヴンによる新たなる秩序の構築を標榜する。
アライアンスとの紛争により、戦力・資源の殆どを削がれ消滅する。

ミラージュ…世界最大『だった』企業。
数戦前にナービスの発見した「新資源」に目をつけ、これを簒奪すべく企業間戦争を仕掛けた。
が、ナービスによって起動したUNKNOWNにより大打撃を受ける。
その後のアライアンス対バーテックスの武力紛争でも、一番資金と人材を投入していたがために再度大打撃を受けることとなる。
そのため、現在ではクレスト・インダストリアルに業界一位の座を奪われてしまっている。

クレスト・インダストリアル…クレスト。現在世界第一位の企業。
自社勢力の拡大の為に旧世代遺産の獲得を目論み、ミラージュとナービスの争いに積極的に介入する。
しかしミラージュほど積極的ではなかったため、新資源から早めに手を引いた。
そのお陰で特攻兵器による被害を最小限に抑えることができ、今に至る。

キサラギ…新資源を巡って争う他企業を尻目に独自の動きをとる第三の企業。
ナービスと提携する傍ら旧世代の遺跡の発掘と新型の生体兵器開発に力を注いでおり、
旧世代兵器の解析によって、ついにAC用フレームパーツの開発にも成功する。
しかし、度を越した旧世代文明の発掘研究は後に取り返しの付かない悲劇を招くことになった。
その高い技術力を生かし、積極的に新技術の開発に取り組んでいる。

ナービス…旧世代の遺産である「新資源」の発見によって急速に勢力を拡大した新興企業。
AC用パーツは製造しておらず、自社の戦力も他企業と比べて乏しい為、
ミラージュからの激しい圧力に対してはクレストやキサラギからの援助を受けることで対抗している。
追い詰められた末に巨大兵器の実験を行おうとするが阻止され、消滅する。

強化人間…機体の激しい機動や衝撃に耐えるため肉体の強化・改造を施された人間。
この処置により四脚及び車両型脚部以外での高反動兵装の使用、機体エネルギー効率の大幅な改善に伴う機動性、
攻撃効率の飛躍的な上昇、各種センサー類標準装備など規格外な戦闘行動が可能となる。
反面肉体への過剰な負荷から精神障害が起こる可能性があり、起こらないとしても長時間の戦闘にはそれなりのリスクが伴う。
ナノマシンの注入により手術を行う。

ドミナント…強化人間をも凌駕する戦闘能力をもった人間。
単に手術を施しただけではドミナントにはなれず、先天的な「何か」が必要とされている。
何人もの科学者が実験・観測を繰り返したが、結局眉唾な理論とされ忘れ去られてしまった。
だが、数年前に一人の科学者が人工的にドミナントを作り出したという噂がある。

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最終更新:2008年06月22日 22:57