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パチパチパチ…
客席側から真紅へと拍手が送られる。
真「ふぅ、長い曲だったのだわ…」

銀「まぁ、流石ボーカルといったところねぇ…」
翠「真紅の声も良かったですが、それより間奏が相変わらず凄ぇですぅ!」
蒼「そりゃ世界が誇るドリムシだもの…あ、真紅も良かったよ!!」
金「真紅がこの曲を歌ってくれたお陰でカナの中で新しい新境地が開拓されそうかしらー♪」
雛「金糸雀おめでとーなのー♪あっ!真紅もお疲れ様なのよー♪」

J「凄ぇ…これが真紅の実力か…」
巴「流石は薔薇乙女のヴォーカリストといったところかしら…」
の「もう言うこと無しよ真紅ちゃん!!完璧だったわ!」
め「うーん、悪いけど最後まで聴き通して完璧とまでは行かなかったけど、とっても上手かったのは確かね。」

真「皆、感想をどうも有難う。それと柿崎さんだったかしら?悪いなんてとんでもないわ
 確かに私は自分でも納得行く様に歌ったつもりだけど、自分でも完璧だなんてこれっぽっちも思ってないのだわ。
 正直なのはとてもいいことよ。それに貴女の感想がこれからの私を育てて いくのかもしれないしね…」

真紅はよく解っていた。役者を育てるのは講師でもその役を演じる自分でもなく、それを見ていて聴いている観客なのだと…
自分達がどんなに満足しても、それを聴いてくれている観客の要求に応えていなければ、単なる自己満足に過ぎないのだ。
勿論、観客の要求だけに応えていても、決して良い作品が生まれるわけでもない。
そこは自分達の要求と観客の要求をバランス良く調整することが良作を創造するコツだと真紅は言う…

め「じゃあ、私の今の評価が未来の貴女に磨きが掛かるってこと?」
真「そういうことよ。オーディエンスの評価が私たちにとって何よりの育成でもあるのだから…」
の「それにしてもーみっちゃん遅いねー何やってるのかな?」

そんな時…

バアァーン!!←ドアが勢い良く開いたSE

み「ハァハァ…やっと辿り着いたぁーー…途中で足挫くし、思いっきり転んだし、おまけに自分の店なのに道に迷っちゃっって困った困った…」
の「みっちゃん!?大丈夫!?」
め「あんまり遅いんで心配しちゃったよー?」
み「あーだいじょぶだいじょぶー…こうやって無事辿り着いたし、ハッ!?そうだった!!ちょっと真紅ちゃんいる!!??」

真「私は逃げも隠れもしないのだわ、ここにいてよ」
み「実はねーさっきの写真の件なんだけど…実は私こう見えてもなかなかのくんくんマニアでねー…
 ストラップ以外にも限定生産だった巨大ぬいぐるみやテレカとか持ってるんだけど、どうかn」
真「!!!???それは是非ともお願いしたいのだわッッッ!!!!」

みつが最後の一言を言い終えるまでに、ガッと肩を掴んだ真紅。
既に正気の目ではない…眼球には赤い細線が目立つ…
よっぽどくんくん通なのだろう。幼い頃からファンだったんだとか過去に何十通も応募はがきを送っても運悪く全て抽選に外れてしまい二度と手に入らない、夢となって消えた。

そして年月が経ち、パソコンによるインターネットが普及してくる時代。
ネットオークションが盛んになり、これまで手に入らなかったものが
ネットを通じて競売で手に入るようになった。

勿論、目的の為には手段を選ばない?真紅だ。
当然オークションに手を染め、
「ねんがんのげんていせいさんのくんくんグッズをてにいれたぞ」
なシチュエーションを描くはずだったが、これもまた手の出しようが無い高額によって別の誰かに競り落とされた…

その誰かさんがそこの目の前にいる『草苗みつ』であったことは真紅本人も知る由が無い…

み「わ、解ったから、まずその手を放してぇ…痛い痛い痛い…」
真「ハッ!?私としたことが…申し訳ないのだわ…」

と言って真紅はみつの肩を力強く掴んでいた右手を放す。

み「その代わりにね、一つ条件があるんだけどー…」
真「何かしら?」
み「それはねーちょっと耳貸してくれる、ヒソヒソ…ゴニョゴニョ…」
真「!!!???何ですって!!??この真紅にその様な格好をしろというの!!!???」
み「お願いよー!!今なら劇中で使ってたくんくんのキセルも付けちゃうからっ♥」

真「………」

真紅は心動かされた。
自分のプライドを取るべきか、それとも2度と手に入ることの無いであろうお宝をプライドと引き換えにするか…

その間に、暫く目を覚まさなかった眠り姫がその夢から醒めようとしていた。

薔「うぅん…」

銀「あっ、ばらしーやっと起きたわぁ…もぅ心配したんだからぁ…」
翠「ったく、おめーはヘドバンのし過ぎにも程があるですぅ!!」
蒼「大丈夫かい!?ばらしー」
雛「あっ!ばらしーおはようなのよー♪」
金「ヘドバンもほどほどにして欲しいかしらー」


薔?「あら?貴女達はどちら様ですの?そしてここは何処でいらして?」


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作品中人物紹介Vol.4

  • 水銀燈:
    今や世界的にも有名な『Rozen Maiden』のギタリスト。その腕はジミ・ヘンドリックスやエドワード・ヴァンヘイレンとも並ぶ程。
    薔薇乙女中、最もナイスバディな持ち主で、モデルなどの依頼も後を絶たない。
    そして乳酸菌(狂)愛好家。1日に1?は摂取するのがライフワークである。
    性格は原作ほど、冷酷、猟奇的ではないが、やはりどちらかというと冷静で、猟奇的そしてお決まりの猫撫で口調。
    今作では『柿崎めぐ』と初めて顔を合わせ、とても気が合いその証として愛用の逆十字の首飾り(約30万円)をプレゼントする。
    真紅とは学生時代からの悪友であり、この2人は仲が良くても、やはり何かと突っかかることが多い。
    年齢は真紅よりは誕生日が一回り早いので21歳。ギターに目覚めたのは7歳の時で、小学校を卒業するまでにはVan Halenの『Eruption』を雑ながらも形としては弾けるようになっていた。(完コピしたのは15歳の頃)
    前期作中で見られたように翠星石とは思いっきり犬猿の仲であり、一度は血を見るほどの死闘を繰り広げられたこともある。今でも時折喧嘩が起こるが、昔の様な本気の取っ付き合いではなく、じゃれ合い程度のもの。
    更にメンバー中、唯一の喫煙者で最近はこれといって決まった銘柄はなく気分次第で何にでもなる。彼女以外は誰も吸わないので肩身狭い思いを強いられている
    彼女の場合、ギタリスト一筋と決めていたので、他の職業は一切志望していない。だが最近は密かにヤクルトの配達員になりたいと思っているがそんな姿を他メンバーに見られては、道化になりかねないので困っている。
    何かと面倒見が良く、特に薔薇水晶については実の妹の様に可愛がっている様子…


    そんな彼女の身長は173㎝と女性にしては高い。3サイズは上から90・65・85(全て作者の脳内設定です。あしからずw)




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最終更新:2007年10月03日 17:43