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Story  ID:+KbZn1pG0 氏(15th take)
Illust ID:+KbZn1pG0 氏(15th take)
これはまだ薔薇乙女時代のお話――――


パタパタ。
「・・・・・・」
パタパタパタ。
「・・・・・・」
パタパタパタパタ。
ボーン・・・・・・ボーン・・・・・・
「蒼ちゃーん!午前のお仕事終わりだよー!」
何かを手に入れるためには、自分から動かなくてはならない。
蒼「はーい」
そんな世界の法則にもれず、蒼星石も新しいベースを手にするためアルバイトをしていた。
「はい、お茶」
女はこの―――大きいとは言い難い―――本屋の店長である。
頭に頭巾、体にはエプロン。実に本屋然とした出で立ちである。
蒼「ありがとうございます」
言ったところでこちらも大して変わりのない服装だ。違いといえば、エプロンの色ぐらいだろうか。
蒼「お客さんの入りが芳しくありませんね」
もうすぐ太陽が真上にくるというのに、店内は静かなものである。時計の音がやけに大きく聞こえる。
店長「そうねぇ・・・・・・」
客が少ない=楽なのだが、働いているという実感がないのは困る。何もしていないのにお給金を貰うなんてばちが当たりそうだ。
こういった自分の性格は損なのかもしれないが、治らないものは治らないし、治す必要もないと思う。
店長「蒼ちゃん、1時までは昼休みだからお弁当食べるなり外で食べてくるなりしてきなさい。レジは私が受け持っておくから。」
ふと疑問がよぎる。
蒼「店長は食べないんですか?お昼ご飯。」
店長の表情がぎこちなくなる。
店長「いいのよ、うん。もう食べたし、うん。それより早く食べてきなよ、ね?うん」
太ったのだろうか。もうすぐ30歳になると言っていたがどう見ても21~24歳、気にすることもないと思うのだが。
店長「そうだ!ご飯食べ終わったら2時まで店の本、読んでていいわよ」
必死で話を変えようとしている辺り、やはり太ったらしい。まさか昼休みが伸びようとは。タナボタタナボタ。
蒼「いいんですか?それじゃあ、お言葉に甘えて」

蒼「うん、なかなかの出来だったかな」
金平ゴボウの出来には我ながら感服。今までの金平ゴボウは鷹の爪の量がまずかったらしい。
蒼「さて」
お楽しみタイム。30分で食べ終わったから残り1時間半は読書タイム。気になっていた音楽雑誌を探し回る。
蒼「ここかn・・・・・・あ」
ドサ。
足が棚に当たった。本が落ちた。一冊落ちた。表紙を見る。
題名は『音楽と肉欲』。どういった人がどんな想いで書いた本なのだろうか。表紙には三角木馬の写真。
著者名は
蒼「あ」





後日


しかも


最終更新:2006年04月08日 12:05