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Story   結月 ◆L2l5/0T2wQ 氏
Illust  ID:zKns2oaV0 氏(278th take)

「My Dream」
Lyrics  結月 ◆L2l5/0T2wQ 氏
ある日、何時ものようにステージを終え、控え室に戻るRozen Maiden一行。
それぞれ汗を拭いたり楽器の手入れをする中で―

「ちょっと水銀燈、私のカバンからタオルを取って頂戴」

一人遅れて入ってきた真紅は、そう水銀燈に声をかけた。

「…はぁ?自分で取ればいいじゃないのぉ」

「水銀燈、貴女のほうが私のカバンに近いし、それに―雛苺が邪魔なのだわ」

雛苺は無邪気な笑顔で床にものを広げながら(苺大福を探していたのだろう、カバンの中は空っぽだ)、うにゅー(苺大福)を食べていた。
真紅と真紅のカバンの間にはうにゅーの産物(カバンの中に入っていたはずのものたち)がまるで川のように横切っているので、遠回りしなければ取りに行くことが出来ない状態だった。
(もちろん、翠星石が「きぃーっ!何とっちらかしてやがるですかおばかいちごー!」などとやっているわけだ)

「…(しぶしぶ)はいはい…と…?」

水銀燈が真紅のカバンからタオルを取り出すと、一緒に小さな紙が落ちてきた。

「真紅ぅ、この紙ってなぁにぃ?」

にやり、と笑いながらひらひらとやる水銀燈。

「…!やめるのだわ返すのだわ!」

 …というようなやり取りをしばらくした後(「あうーうるさいのー…」「誰のせいだと思ってやがるです?!」)、水銀燈の背後に人影…

「水銀燈!」

いつの間にか背後へと移動していた蒼星石が、水銀燈の手から例の小さな紙を奪った。

「な…なによぉ…?」

『ナイス!蒼星石なのだわ』←真紅、心の声

「仲いいのは分かるけど、からかい過ぎはいけないよ、水銀燈。
 …っと、はい、真紅」

「ありがとうなのだわ」

「それで真紅、結局その紙はいったい何なんですぅ?気になるですぅ」

「…きっと…キュウリの育成法の…メモ」

「んな訳ねぇですぅ!」

全員の視線が一気に真紅に集まる(ばらしーは「キュウリ…」と呟いている…合掌)。
ふぅ、とため息を吐いた真紅は観念したように、

「…分かったわ、話すのだわ」

と、言った…

「これは…私が貴女達に書いた詩なのだわ」

「真紅が書いた…詩?」

全員の声がそろう。

「…それで、どうして隠そうとしたんだい?
 別に話したっていいじゃないか」

「…これは、バンドがメジャーデビューしたその日に作った曲…
 今更、と思っていたのだわ」

「ちょっと真紅ぅ、そんな話聞いてないわよぉ?」

「…盛り上がりすぎて忘れてたのだわ」

「…はぁ?」

 …楽屋の隅では、「キュウリ…違った…」と呟きつつ涙目で落ち込んでいるばらしーが。
金糸雀が必死になっているが…どこか間違っているので省略。

「…じゃあさ」

不意に、蒼星石が口を開いた。

「今、演ってみてよ」

「…え?」

あっけに取られたように真紅が蒼星石を見つめた。
他のメンバーも蒼星石を見つめる。

「…え?何?僕なんかマズイ事言った…?」

慌てる蒼星石をよそに、真紅以外のメンバーが顔を見合わせる。

「そうです、聞かせるです」

「うぃー、ヒナも気になるのよー」

「せっかく思い出したんだしぃ、演るのも面白いんじゃない?」

「…決まりだね?」

「…分かったのだわ…水銀燈、ギターを貸して頂戴」

その言葉に水銀燈は呆れたように言う、

「ギター?貴女自分の持ってるじゃないのぉ、自分の使いなさいよぉ」

「エレキじゃないのだわ、アコギなのだわ」

「…分かったわ、私のを使いなさい」

そしてメンバーは楽屋を少し整理して、壁際に椅子をひとつ、向かい合うように6脚の椅子を並べ、それぞれ座った。

「さて…準備はいいかしら?」


「じゃあ、聞いて頂戴…《My Dream》」

小さい頃から、いつも夢見てた
憧れていたわ、光溢れるステージ

いつかは、私の願いが叶うと
夜空に輝く星が、教えてくれたの

今、花開く My Dream
めくるめく、光溢れる世界

そう、始まるの My Dream
きらめく光の詩(うた)が…』

静かなギター、しかしその音は、真紅の歌声を支え、素晴らしい音楽へと孵化させる―
普段のロックとはまた違った真紅の歌声は、メンバー達を魅了する…


『昨日までの
私に Good-Bye

そう 今日からは 怖がらないで
歩いていくの 一歩ずつ
しっかり前を見つめて
自分の道を信じて進むの My Dream!

もう、夢じゃない
今、私は光溢れるステージに立っている

今、花開く美しい薔薇
咲き誇る Rozen Maiden
そう、始まったの
舞い踊る Rozen Story

今日からの
私に Hello!
そう今日からは 胸を張って
向かっていくの 輝く未来に
しっかり手を繋いで
貴女達を信じて
貴女達とともに
信じて進むの My Dream!』

Illust ID:zKns2oaV0 氏(278th take) ※クリックで元サイズ表示

「My Dream」
Lyrics 真紅
小さい頃から、いつも夢見てた 
憧れていたわ、光溢れるステージ 

いつかは、私の願いが叶うと 
夜空に輝く星が、教えてくれたの 

今、花開く My Dream 
めくるめく、光溢れる世界 

そう、始まるの My Dream 
きらめく光の詩(うた)が…

昨日までの 
私に Good-Bye 

そう 今日からは 怖がらないで 
歩いていくの 一歩ずつ 
しっかり前を見つめて 
自分の道を信じて進むの My Dream! 

もう、夢じゃない 
今、私は光溢れるステージに立っている 

今、花開く美しい薔薇 
咲き誇る Rozen Maiden 
そう、始まったの 
舞い踊る Rozen Story 

今日からの 
私に Hello! 
そう今日からは 胸を張って 
向かっていくの 輝く未来に 
しっかり手を繋いで 
貴女達を信じて 
貴女達とともに 
信じて進むの My Dream!




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最終更新:2008年01月14日 15:06
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