Story ID:qjlIfNN00 氏(283rd take)
「で、みんなから今度のライブの衣装について意見を集めたいのだけれど・・・。
遠慮はしなくて結構なのだわ。ジュンだし」
「おい・・・真紅!?」
「極端な話、理想は小林幸子よねぇ♪」
「・・・だから雛苺、そういう無茶振りは・・・作れるけど、予算軽く100万超えで4ヶ月掛かるよ?機械部分は発注になるし」
(・・・作れるんだ・・・)
(ま、まさか作れるとは予想外だわぁ・・・流石にやめようか)
「・・・了解、折れるとしましょうか・・・」
「無理なら言わないで・・・いつも大変なんだよ、結構」
「確かに、このバンド蒼星石と薔薇水晶を除いて無茶振りの塊ですぅ・・・でも、ロックに自重は禁物ですぅ♪」
「そもそも・・・小林幸子の衣装を6台も置くスペースってある・・・?」
「うっ・・・東京ドームクラスじゃないと無理ねぇ」
「話を戻すわよ・・・まぁ、シンプルなのも候補に上げるくらいなら悪くないと思うのだわ」
「シンプルと言うより・・・衣装担当に負担を掛けないって言う方向性のアプローチだったら、ワイヤーアクションの導入?」
「ジャニーズメイデンって言われたくはないですぅ」
「・・・だね。あくまで例えとして出した、って事で・・・。
とにかく、そういう系統で・・・どっちにしろ、やっぱ衣装そのものはシンプルだろうが何かしら欲しいか」
「ジュンは何かアイデアは?・・・無理そうね、完全に自分は製作担当って感じなのだわ」
「いや、考えてるんだけど・・・えーと、前回と同じのは駄目なんだよね?じゃあ、逆に今まで使った衣装のパターンをリストアップしてそこから・・・」
(中略)
「よーし、楽してズルして出来たのかしらー!」
「・・・字が慌ててて読めないですぅ・・・」
「うゆー、上から2番目が『飛翔』で、他は・・・」
「えっと、右から『地獄』『飛翔』『輪廻』・・・」
(ば・・・薔薇水晶、凄いなのー・・・!)
「このパターン・・・むしろ、多種多様に出し尽くしてる気もしてきたな。作ってる側からすると」
「だったら、どうするって言うのぉ?」
「って言われても・・・小林幸子は嫌だよ。簡素な衣装は中越地震用だからそれに関しては表現規制入れたいし」
「じゃ、数年前の小林幸子みたく脱げばいいなのー!」
!?
「ちょ・・・ちょっと!それは嫌ですぅ!」
「・・・えっと、それって・・・何だっけ、ムーサシとコージーロウじゃなくて・・・」
「ちょwwwww・・・アレだ!狼と香辛料!僕も詳しく知らないけど!
で、それは僕からも断る!」
「・・・例え火の中水の中草の中、森の中ー。土の中雲の中、あの子のスカートの中ーでもスカートもパンツもはいてなーい」
「ちょっと待て薔薇水晶」
「また、この子は無駄に上手く歌っちゃって・・・スカート?」
「じゃあセーラー服でもやってみたらどうですぅ?」
「・・・セーラー服!?」
「あ、それ!それでいいかも!」
「よーし!じゃあ候補1としてセーラー服を」
バァンッ!!!(真紅がテーブルを叩き付ける音)
シーン・・・。
「・・・真紅、何か問題でも・・・」
「スレ違いなのだわ、セーラー服は」
最終更新:2008年02月01日 22:17