Story  ID:r6P0Bf/L0 氏(297th take)
人気ロックバンド、ローゼンメイデンのメンバーは小さい頃からの幼馴染で結成されたバンドである。
よってメンバー同士で幼い頃の思い出話などがよく登場する。


「今日のライブに梅岡先生を招待したのだわ」
「梅岡先生って小学校の時の先生ねぇ~。懐かしいわぁ~」
「梅岡先生って言えば、遠足の時の事、覚えてるかい?」
「覚えてるですぅ~、おやつの質問ですねぇ、蒼星石」
「あっ、やっぱり覚えてるんだね」
「なぁに?それ?」
「覚えてないのかい?遠足のおやつの質問で――――――――――――――――


「はい、明日はアリス公園に遠足です。おやつは500円までですよ」
「えぇ~、500円ならうにゅ~がいっぱい買えないの~」
「翠星石はスコーンを作っておやつにするですぅ~」
「私はダージリンにあったおやつにするのだわ」
「ねぇ~、先生ぇ。質問なんだけどぉ~?」
「なんだい、水銀燈。言ってみなさい」
「ビールはおやつに含まれるのぉ~、私、発泡酒はイヤよぉ~」
「ダメに決まってるじゃないか!!」
「えぇ~、つまんない感じぃ~」
「……質問…」
「なんだい薔薇水晶。君もおやつの質問かい?」
「…ワカメは…おやつ?」
「えっ?わ、わかめ?」
「…うん。ビールはおやつじゃない…でもワカメは?」
「わ、ワカメはおやつじゃないと先生は思うぞ~薔薇水晶」
「…じゃ、刺身は?」
「さ、刺身はどっちかと言うとオカズじゃないかなぁ~、でも腐りやすいから刺身なんかお弁当に入れてきたらダメだぞ~」
「…え、エビは?」
「エビもダメだぞ~薔薇水晶。とにかく薔薇水晶は後でゆ~っくり先生とお話しような~」
「…うん。分かった……」
「とにかくおやつは500円までだぞ、8時までに校庭に集合だ。みんな分かったか?」

は~~い

「…質問…」
「な、なにかな?薔薇水晶?」
「…校庭に8時まで……今日からいてもいい?」
「今日からは早すぎるぞ~薔薇水晶。きちんと家に帰るんだぞ~、分かったかな?」
「…ん~~?……なんとなく…」
「よ、よ~し、薔薇水晶は先生が明日迎えにいくから家で待ってるんだぞ~」
「……ご苦労……――――――――――――――――――――

「っていうの覚えてないかい、水銀燈」
「あぁ~、アレねぇ~。思い出したわぁ~」
「あの頃から薔薇水晶は変わり者だったのだわ」
「そうねぇ~、ばらしーは今も昔も大して変わってないわよねぇ~」
「…ねぇ、ねぇ、銀ちゃん」
「なぁに、ばらしー?」
「…あのね、あのね。キュウリとパイナップルって…どっちが強い?」
「さ、さぁ?どっちも強いんじゃなぁ~い?」
「…じゃ、ムササビと、モモンガーはどっちが鋭い?」
「す、鋭いぃ?なにが鋭いのよぉ?」
「…存在…」
「ば、ばらしー。もすぐライブだからぁ、そう言うのは後でゆっくり聞くわぁ~」
「…分かった……」


あの頃の梅岡先生の苦労をヒシヒシと感じる水銀燈でした><




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最終更新:2008年03月04日 23:27