Story (1)ID:dhi8MN8o0 氏(301st take)
Story (2)ID:HxiXjASJ0 氏(337th take)
「ジミヘンガール」
Lyrics ID:JfyOlLJQ0 氏(305th take)
「二人の電子空間の迷い人」
「イノセントジプシー」
Lyrics E ◆Hv7UDRGGy2 氏
「ビー・ジー・エム オブ エクゼキューター」
Lyrics ID:cyzjuoaL0 氏(301st take)
「R.R.S.C」
Lyrics ID:L3RR1PEh0 氏(302nd take)
「Dull days」
Lyrics ID:VKghQuR40 氏(298th take)
「Dance floor」
Lyrics ID:eP6Ivwrh0 氏(296th take)
(1)
今年も暑い夏がやってきた。ロックアーティストにとってはそれイコール夏フェスの時期である。
そしてそれはローゼンメイデンも例外ではない。
「やっぱグラスステージは広いわねぇ。今年も暴れるわよぉ」
ステージから客席を見下ろしながら、水銀燈は笑顔を浮かべて言う。
今はまだ開場前で客が一人もいないが、開場になればここに多くのオーディエンスが集まってくるだろう。
「さて、後ろがつかえてるから早めにリハーサルするわよ。いいわね?」
「オッケーですぅ!」
「分かってるわよぉ」
「リハも頑張るのー!」
「こっちは準備できてるよ」
「りょーかい…」
それぞれ真紅に合いの手を返していき、それを真紅が確認するとリハーサルが始まった。
セットリストはライブ定番曲の他に、ノリが良く誰もが盛り上がれる夏フェスに相応しい曲ばかり。
そういう曲はやる方も必然的に体力の消耗が激しくなる。体力のペース配分もここで掴まなければならない。
「すいませーん、そろそろ交代お願いしまーす」
しばらく経ってからスタッフから交代の指示が入り、演奏を中止させた。
時計を見てみるともう終わりの時間だ。
「もうこんな時間。それじゃあ引き渡しましょうか」
真紅がそう言うと皆それぞれ機材を片付け始めた。
空はフェスに相応しい雲一つ無い快晴。最高のライブが出来そうだ、そう心の中で呟いた。
全アーティストのリハーサルが終わるとお客も入ってきて予定通りフェスが始まった。
ローゼンメイデンの出番は昼過ぎであり、それまでは自由な時間帯。
「それにしても暑いわねぇ、少しは雲が出てきてもいいじゃない」
「ラジオだとまだ上がるって言ってるよ。こりゃ倒れるお客さんも沢山出そうだね」
相変わらず晴れているのだが、いかんせん暑い。
まだ午前中だというのに水銀燈の腕時計に付いている温度計は既に30度。
楽屋であるテントは日陰になっているのだがそれでも暑い事に変わりは無い。
皆しばらくウダウダしていたが、水銀燈が他のアーティストと雑談をしに行ったのを皮切りに一旦解散する事になった。
「ばらしー、あなたはどこにも行かないの?」
「…暑くて動きたくない…ここにいる…」
ただ、薔薇水晶は変わらずビニールシートの上で溶けている。その頭には氷袋が置かれていた。
「そう。私もちょっとブラブラしてくるわ」
「ちゃんと時間には戻ってくるかしらー!」
「大丈夫よ、ちゃんと戻ってくるわ」
金糸雀に手を振り、その場を後にする真紅。楽屋テントには溶けている薔薇水晶と金糸雀だけが残された。
「ばらしー、あなた大丈夫なのかしら?」
「大丈夫、大丈夫…ちょっと宇宙からテレパシーが聞こえるけど…」
「…医務室に運んだ方が良いかしら…」
今日のライブがちょっとから大分不安になった金糸雀であった。
時間もあっと言う間に過ぎ、次のバンドが終わったらローゼンメイデンの出番だ。
天気は相変わらず晴れ。この暑さで倒れた客も多数いるようだ。
「相変わらず柿崎めぐwith acoustic bandは上手ねぇ。負けられないわぁ」
「お客さんも盛り上がってるのー」
「いいですかおめーら、ここをもっともっと熱く盛り上げてやるですよ!!」
「オーッ!×5」
翠星石の喝で拳を継ぎ上げて気合を入れるメンバー。
「…おー…」
だが薔薇水晶の気の抜けた掛け声で皆一斉に力が抜けかけた。
「ばらしー! もっとしゃんとするです!」
「…おーっ…」
「微妙にしか変わってないじゃないですか! しっかりするですよ!」
「…ばらしー、あなたこの暑さで頭やられてない?」
「…おーけいおーけい、どんとうお~り~…じゃすとあも~めんと…」
「…これでも飲みなさぁい、ばらしー」
意味不明な英語を言い出した薔薇水晶に水銀燈は栄養ドリンクを差し出した。
「…ん…ありがと銀ちゃん…」
礼を言ってから一気に飲み干す。
それで少し頭が冴えたのか、目付きが少しだけ鋭くなった。
まあ元からぬぼーっとしてるのでパッと見では分からないが。
「どうですかばらしー?」
「ん…元気出た…気がする…」
「…まぁいいです、ライブではしっかりするですよ?」
「らじゃ…」
そんなやり取りをしてる間にライブは終わり、拍手と声援の中柿崎めぐwith acoustic bandがステージ脇にはけて来た。
柿崎めぐwith acoustic bandが撤収してから20分後に機材チェンジが終わり、ついにローゼンメイデンのライブが幕を上げた。
スクリーンにバンド名が紹介されるとオーディエンスが拍手と歓声を上げる。
それが収まる間も無く恒例のオープニングSEが流れ始め、拍手は手拍子へと変化していく。
「皆、準備は良いわね! 行くわよ!」
「オーッ!×6」
円陣を組み、さっき薔薇水晶のせいで失敗した気合入れを再び行う。
今度は全員が息の合った掛け声で全員に気合が入った。
そして円陣をばらすと、まず雛苺がオーディエンスに手を振りながら駆け足でステージへ姿を現した。
同時に歓声が一層高まり、雛苺は飛び跳ねながら手拍子をしてそれをさらに煽っていく。
それから真紅達が続々と現れて各々の楽器を手にしていった。
まず初めに軽く音合わせをしてから真紅が全員に目配せして確認を取っていく。
全員の確認が取れるとSEが止まり、一瞬の静寂が開場を包む。
その静寂を突き破るように水銀燈がギターを掻き鳴らす。
ライブ定番のアッパーチューン、会場のテンションは一気に上がる。
「ひたちなかぁーーーーーッ!!」
それに乗っかるように雛苺の絶叫が響き渡り、全員の演奏がスタートし真紅が歌い始めた。
恒例のスタートダッシュ、手応えはしっかり感じられた。
それから立て続けに4曲やり、一旦MCに入る。
「皆さんこんにちは、ローゼンメイデンです!」
「暑さに負けてジャンクにならないよう、気をつけるのよぉ」
定番のMCを続ける真紅と水銀燈。その脇で、薔薇水晶はペットボトルの水をガバガバ飲んでいた。
(…暑い…)
元々薔薇水晶は暑さに強い方ではない。おまけにこの衣装である。
夏用に半袖で生地も薄い物とは言え、普通のシャツと比べれば大分暑い。
タオルで拭っても拭っても汗が噴出してくる、そしてその分喉が渇く。
そうしてあっと言う間に一本全部飲み干してしまった。
「それじゃあまだまだ行くから、しっかり付いてくるのよ!」
「あ…」
もう一本の水を飲もうとしたところでMCが終わり、即座に翠星石のドラムソロが始まってしまった。
薔薇水晶は水を飲むのを諦め、そのまま演奏へと意識を切り替えた。
(…もう…なるようになっちゃえ…)
暑さで半ばヤケ気味になってきて、心の奥でそんな事をふっと思った。
それからもライブは高いテンションで突っ走っていき、オーディエンスも場の空気も熱くなっていく。
雛苺はステージを駆け回りながら熱唱してるし、水銀燈のギターテクも絶好調。
太陽は相変わらず元気で強烈な光線を浴びせてくる。おまけに風もほとんど無いときたものだ。
演奏の間にチビチビと水を飲むものの、出て行く方のが多い気がしてきた。
「こっから一気に、ラストスパートなのーーっ!!」
雛苺の宣言を聞いて、全ての余力を出しつくさんと会場が一気に盛り上がった。中にはダイブしている客もいる。
あと二曲だ、そう自分に言い聞かせて指を鍵盤上に滑らせる。
ふと雛苺を見ると、ペットボトルの水を頭から浴びていた。
それでサッパリしたのか、さらにテンションを上げてステージ上を駆け回り始めた。
(いいなぁ雛苺…私もしたい…)
そう思ったが自分用の水は既に飲み干してしまった。
そもそも、キーボードに囲まれてる自分がそんな事をすればキーボードに水が掛かって壊しかねない。
どっち道出来ない事だ。
そうしてラスト一曲。ここでは曲の終盤に
メンバー紹介も兼ねて各自のソロが入っていた。
「ここでメンバー紹介するわ。オンベース、蒼星石!」
まず呼ばれたのは蒼星石で、呼ばれるとそのままステージ前面へ出て行くとスピーカーの上に乗ってソロ演奏を開始する。
そうして次に翠星石のドラムソロが入り、次は水銀燈。
「オンギター、水銀燈!」
呼ばれた水銀燈は前に出てアレンジを加えた早弾きを披露させていく。
その演奏を一旦中断すると、そのままギターを抱え上げて背弾きへと移行させていった。
背弾きのパフォーマンスに会場もさらにヒートアップ。
(凄い銀ちゃん…カッコイイ…!)
意識が半ばボンヤリしてきた中でそんな事を思った薔薇水晶。
それを見て薔薇水晶もテンションが上がっていく。そして次はついに薔薇水晶の番だ。
「オンキーボード、薔薇水晶!」
名前を呼ばれ自分のソロに移行するが、同時に何かのスイッチがONになった。
(私だって…いくよぉ…!)
薔薇水晶のソロになった瞬間、会場から歓声が一気に湧き上がった。
それと同時にメンバーも一瞬目を疑う。
(ば、ばらしー!?)
(なっ、ばらしーどうしたの!?)
(なんか、なんか凄いのー!)
(ばらしーが壊れたですぅ…)
(あんなばらしー、見たことないわぁ…!)
何と薔薇水晶は自分のソロに入った途端、キーボードの上によじ登って足で鍵盤を踏んで演奏し出したのだ。
まるで軽快なステップを踏むように鍵盤を踏んで音を鳴らしていく。
それはもう半分演奏と呼べるようなものではないのだが、普段大人しい彼女のこのパフォーマンスで異様な熱気が巻き上がる。
そのままソロの時間が終わるとキーボードから飛び降りて普通に演奏を再開する。
演奏しつつも呆気に取られていたメンバーだったが、薔薇水晶のソロが終わったのをみてハッと我に帰った。
「お、オンボーカル&コーラス、雛苺! そしてギターボーカル、真紅!」
全員分の紹介が終わり、最後に曲のサビを歌って終わりだ。
「今日はありがとう! とっても楽しかったわ!!」
ギターを掻き鳴らしながら真紅がそう言うと、全員が音を鳴らしたまま互い互いにアイコンタクトを取る、
そしてアイコンタクトを取り終えると、全員ジャンプして最後の音を鳴らして締め、ついにローゼンメイデンの舞台が終わった。
「どうもありがとう! 最後まで楽しんでいって下さい!!」
「暑さに負けてジャンクにならないよう、楽しんでいくのよぉ!」
「どうもありがとうなのー!!」
大きな歓声と拍手に包まれつつ、メンバーは手を振りながらステージから姿を消していった。
「お疲れ様ー! 最高のステージだったかしらー!」
ステージ裏に帰ると、金糸雀が満面の笑みで拍手をしながら出迎えてくれた。
みんなスタッフからタオルを受け取り、顔の汗を拭き取っていく。
「暑かったけど最高に気持ち良かったわ! 大成功ね!」
「うん。お客さんも盛り上がってくれたし、最高だったね」
「凄い気持ちよかったのー!」
「それにしても、ばらしーにはビックリしたですぅ。あんな事するなんて思わなかったですよ」
「ほんとねぇ。でもおかげで一気に盛り上がったから、最高だったわぁ。やるじゃなぁいばらしー」
水銀燈は満面の笑みで薔薇水晶の背中をポンと叩いた。
だが、それを受けるとそのまま薔薇水晶はバッターンと床にぶっ倒れてしまった。
「ばっ、ばらしー!?」
「う…うぅ~ん…目が回るぅ…」
慌てて抱え起こしても薔薇水晶の目は完全に回っている。
「う~ん…アイス…ジュース…カキ氷ぃ…」
「た、大変かしら~! 早く医者を呼ぶかしら~!!」
「…あの時からもう暑さで頭でやられてたんだね…」
「普通の状態だったらあんな事出来ないですぅ…」
「…お疲れ様なの~」
そう言って合掌する雛苺。
「雛苺、縁起でもない事するのは止めなさい!」
その後目を覚ましたのは、閉演の花火の音に気付いた時だったとさ。
終われ
(2)~ロッキンジャパンフェス風ライブレポ~
GRASS STAGE
15:00 ROZEN MAIDEN
見よ これが真のロックガールだ
暑さがピークに達する時間帯にGRASS STAGEへと現れたのは、ゴシックロリータバンドROZEN MAIDEN。
その可愛らしく華麗な外見とは裏腹に放たれた雛苺(vo)の「ひたちなかぁー!!」という絶叫と共に一曲目「ジミヘンガール」の強烈な水銀燈(gt)のリフでライブがスタート!
一気に会場の熱気を上げるとそのまま「Dull days」「ビージーエム・オブ・エクゼキューター」
「Dance floor」というキラーチューンを立て続けに放出する。MCのあとは真紅(gt&vo)の
“ここにいるみんなは病気でしょう? 薬がいるんでしょう!? ロックンロールという、危険な薬がさぁ!!”
掛け声と共に定番アッパーチューン「R.R.S.C」がロック依存症のオーディエンスに放たれる。
その曲の後は一変、薔薇水晶(key)のシンセ音と雛苺と真紅のダブルボーカルが特徴のテクノロック
「二人の電子空間の迷い人」へと移り行く。
そして後半は惜しげもなくアッパーチューンを連発し、最後の「イノセントジプシー」のメンバー紹介
では薔薇水晶がキーボードに飛び乗るというサプライズが。最後に見せた薔薇水晶の底力に全てが圧倒された。
その勢いのままライブは終わり、後には心地良い暑さと汗の余韻だけが残っていた。
どこまでもクールでありながら強烈なロックの遺伝子を確実に受け継ぐ彼女達、その全てを見せ付けたステージだった。
(エンジュ)
「ジミヘンガール」
作詞作曲:薔薇水晶
荒んだこの時代に現れた
新たなロックンロールヒーロー
ギターを鳴らし 聴く人を痺れさす
いかした彼女はジミヘンガール!
「恋人はギターだけ」そう振られた男は数知れず
そんな彼女を酔わすのは ロックとギターと
そしてそして おおジーザス!ジーザス!
ギターの神様 ジミ・ヘンドリックス
歯弾きに背弾きにギター破壊
彼女はジミヘンの生まれ変わり?
黒のゴシック 銀色の髪の毛
いかれた彼女はジミヘンガール!
今日もギターを武器に ステージで暴れるよ
ロックベイビーを酔わせるよ つんざくギターで
輝く汗は後光の様 おおジーザス!
君臨されたし ジミ・ヘンドリックス
彼女はまさにロックのマリア
ギターで迷える人を救うのさ
奇跡をギターで 今日も起こしてくれ
最高の彼女はジミヘンガール!
ジミヘンガール!
「二人の電子空間の迷い人」
作詞作曲:薔薇水晶
左歌詞:真紅パート 中歌詞:二人(サビ)パート 右歌詞:雛苺パート
空を覆うは電子のコスモ ウラノスのリング
耳に流れるはテクノのメロディ ピコピコピコピコ
目に映るのは電子のフィールド ポリゴンの世界
キラキラ光る流星群が降り注ぐ キラキラキラキラ
マップはバグで失くしてしまった
目印はヘラヘラ笑う ポリゴントーテムポール
出口はあるの?
頬を撫ぜるはエーテルの風 ヒューヒューと
迫り来るのは電子の洪水 青く塗り潰す
身を包む無機質スライム ネバネバネバネバ
それはすぐミクロ粒子へとデリートする キラキラ輝いて
サーバーエラーかブロックノイズ
不協和音のテクノサウンド 針が飛んだよう
逃げられないの?
フィールドがデリートされてゆく
電子のコスモが ブラックホールへ渦を巻く
私もデリート?
暗い電子空間の迷い人 ヴァーチャル世界
いつ迷い込んだのか分からず 1と0の世界
ライトグリーンがダークネスへ ブラックアウト
ボディがポリゴン線画へと変わってゆく 声も出せないで
私が少しずつ消えていく パラパラパラパラ
この空間と共に消えていく 電子空間と
私はゲームのキャラクタか? ポリゴン世界の?
脳にヘヴィなバグが起こって理解不能 ガビガビガビガビ
いつの間にかゲームオーバー発生
再び私の生まれ変わりが生まれるのでしょう?
無限のループか?
マップはバグで失くしてしまった
目印はヘラヘラ笑う ポリゴントーテムポール
出口はあるの?
「イノセントジプシー」
作詞:蒼星石
作曲:水銀燈
編曲:薔薇水晶
愛を求めてさすらう 哀れなジプシー
涙も枯らし 癒しと温もりだけが欲しいだけ
純真な心だけ持って ビルの谷を見上げる
今日も汚れた街をさすらう 彼は悲しいイノセントジプシー
汚物にまみれて愛をGET 道化を演じて愛をGET
嬉しいはずが涙が出てくる
愛を感じて満たされるはずなのに 空しさに溺れそうで
ただ温もりが欲しいだけなのに
一人で街をさすらう ジプシーはギルティ?
雨に打たれ 空気と世間の冷たさを知り
温かい服着たシスターの行進を見送ったよ
聖母のビラ知らずに踏みつけた 彼は悲しいイノセントジプシー
汚物にまみれて愛をGET 道化を演じて愛をGET
嬉しいはずが涙が出てくる
愛を感じて満たされるはずなのに 空しさに溺れそうで
ただ温もりが欲しいだけなのに
本当の僕を見てくれない 道化を演じるイノセントジプシー
誰にも必要とされてないね 悟った彼はギルティなジプシー
汚物にまみれて闇をGET 道化を演じて病みをGET
愛の代わりに汚れを悟った
愛を感じて満たされるはずが 深い闇に溺れちゃった
温もりだけが欲しかったのに
血糊にまみれて金をGET ナイフを片手に物をGET
愛の代わりに汚れを悟った
金を手に入れ満たされたはずが 乾いた涙だけ出てくる
温もりだけが欲しかったのに
「ビー・ジー・エム オブ エグゼキューター」
作詞:雛苺
作曲:雛苺&薔薇水晶
フロアに響くは 死刑囚の慟哭
それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ
我等を見守る 血涙流すマリア像
それはマドンナの様 Shall we dance?
ここはアルカトラズ 鼻に付くのは
カビと埃の混じった臭い 辛気臭さが最高ね
断崖絶壁 地獄のプリズン
冷えたバドワイザーを煽って ダンスの準備しようか
フロアに響くは 死刑囚の慟哭
自業自得罪と罰 今日も頂戴
ダンスミュージック ゾクゾクするビー・ジー・エム
コンポのスイッチON Shall we dance?
泣いて「助けて」なんて よく言えたよね
あなたへ与える最期の恐怖 輪廻転生してきてね
私は正しい 正義の断罪者
あなたとは違う正義の使者 ジャッジメントジャスティス
フロアに響くは 死刑囚の慟哭
それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ
ダンスにピッタリな 良い声聞かせて
さあてそろそろ行こうか Shall we dance?
サイコウノ ロックンロールガ ハジマルゼ!
フロアに響くは 死刑囚の慟哭
それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ
我等を見守る 血涙流すマリア像
それはマドンナの様 Shall we dance?
フロアに響くは 死刑囚の慟哭
それをビー・ジー・エムに 明日も踊るのさ
ビー・ジー・エムチョイス 次は彼女に決定だ
ロッククイーンの声で Shall we dance?
「R.R.S.C」
作詞作曲:蒼星石
編曲:薔薇水晶
体の燃料切れ 心は空虚
冴えない時間だけ過ぎていく
仮面を被って 偽りフェイス
冴えない自分を創ってる
もう耐えられない 病気が再発
いつものやつを ハードなドラッグを
ロックという名のドラッグを!
今日もここに集まって みんな心を満たすのさ
シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め
躍って叫んで心を満たせ ロックが無けりゃ生きていけない
ロックンロールシンドロームチルドレン
燃料切れちゃったら 本当ダメだね
君でもそれは埋めれそうに無い
禁断症状 破壊衝動
薬で抑えなきゃダメだね
もう耐えられない 病気が進行
キッツイやつを ハードなドラッグを
ロックという名のドラッグを
今日も頼むよロックスター 心の穴を埋めてくれ
シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め
甘い言葉で魅せてよダーリン 愛の言葉で魅せてよダーリン
ロックンロールシンドロームチルドレン
いかれてる? 放っといてよ
病気なんだから 薬がいるんだから
今日もここに集まって みんな心を満たすのさ
シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め
躍って叫んで心を満たせ ロックが無けりゃ生きていけない
ロックンロールシンドロームチルドレン
みんなロックンロールシンドロームチルドレン
そうさロックンロールシンドロームチルドレン
みんなロックンロールシンドロームチルドレン
不治のロックンロールシンドロームチルドレン
「Dull days」
作詞:蒼星石
作曲:蒼星石&薔薇水晶
朝目が覚めて 時計見る
AM10時 まだ眠れそう
そう思って布団の中へと潜り込む
お腹が減って 目を覚ます
冷蔵庫にはガス抜けサイダー
「僕みたいだ…」と呟いてみて不貞寝する
やる事なんて忘れちまった
刺激が無いね 退屈さ
生きてるって何なんだろうねえ?
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ
テレビのニュース つまんない
ゲームもビデオも 飽き飽きだ
ただただ無常に時間だけ過ぎていく
死んでない 生きてもない
僕はどっちつかずな存在だ
生きてるか死んでるのか、ハッキリさせろよ!
もしこの世がフィクションなら
ゴジラもどこかで暴れてる?
退屈もぶっ壊して欲しいねぇ
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ
いつだったか君は言っていたね
「面白くないのはあなた」と
今更気付いても手遅れさ ケッ!
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ
Dull days Dull days,Please Please Spicy days
刺激が欲しいよ…
「Dance floor」
作詞:翠星石&雛苺
作曲:翠星石&薔薇水晶
世紀末もとうに過ぎ去って 忘れ去られた大予言
僕らは変わらず生きている ダーティな社会も生きている!
たまらんぜ!!
「愛してる」とか「一緒だよ」だとか 手垢ベッタリラブソング
それらを聞いて満足してる クレイジーな社会は満足してる!
下らんぜ!!
ああもうやってらんないムカムカ溜まるよ
今日も鬱憤晴らすぜ Dance floorで!!
ズンチズンズンチ ズンチズンズンチ
地面を揺らせ!
ダンダダダダダン ダンダダダダダン
地面を揺らせ!
今夜も迷える子羊がまた一匹
アンタもいっしょに踊ろーぜ Dance floorで!!
ズンチズンズンチ ズンチズンズンチ
地球を揺らせ!
ダンダダダダダン ダンダダダダダン
地球を揺らせ!
チビ時代の自分に言ってやれ オアシスはここだと!!
最終更新:2008年07月28日 02:38