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Story E ◆Hv7UDRGGy2 氏

明日バンドのライブだけど安価でパフォーマンス決める
1 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   何か良い案よろ。ちなみにベーシストね。
   他のバンドメンバーはGt&Vo、Vo、Gt、Dr、Keyの計6人。
   >>10

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ksk

        ―中略―

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ウォッカで口から火炎放射

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ロケット花火噴射

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ベースを燃やす

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ドラムをベースで破壊

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   >>10
   ジミヘンktkr

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   >>10
   テラジミヘンw

14 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   >>10
   ちょ、ステージで放火とかw 普通無理でしょこんなの…。
   もっと地味なのを……















   おk、ジミヘンしてくる

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   >>14
   マジかwww

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   >>14
   報告期待


「ちょ、こう来たか…。他のも相当派手だけど…。安物ベースでも用意しとかないとね」
 パソコンモニターを見つめながら蒼星石は呟く。
“あおのこ”ことVIPER蒼星石、安価の行動は絶対守るという変なポリシーがあった。
 VIPのみんなが期待している、それに応えなければならない…変な使命感が蒼星石を突き動かしていた。


 次の日。

「おはよ~」

 会場であるライブハウスに来ると、既に他のメンバーは集まっていた。
 蒼星石の肩には白色の新しいベースが担がれている。

「おはよう蒼星石。あら、それは新しいベース?」
「う、うん。ちょっとデザインが気に入ったから思わずね」

 まさか燃やすために買ってきたとは言えない。
 ちなみにこれは会場近くの楽器屋で安売りされていた物だ。

「それじゃあこれで全員揃ったよね? じゃあ早速リハーサルかしらー」

 全員集まったのを金糸雀が確認し、リハーサルがスタート。
 色々省いてライブ直前。

「それじゃそろそろ行くわよ。準備は良いわね?」
「オー!」×6
「…ってちょっと待って。蒼星石、そのお尻のポケットに入ってるミニボトルは何?」
「えっ、こ、これ?」

 真紅が指差す先の蒼星石のお尻ポケットには、小型のペットボトルが入っていた。
 中身は透明の液体が入っている。

「これはその…と、特製ドリンクだよ。色々体に良いやつ混ぜ合わせたんだ」

 実際には燃やすためのオイルなのだがそんな事を言えば没収させられるに決まっている。
 そうなっては安価を実行出来ない。

「…まあいいわ。じゃあ行くわよ!」

 そしてステージに現れたメンバー。それと同時に歓声が湧き上がりライブスタート。


 そのまま本編は終わってアンコールへ。

「ラスト、1きょーく!」

 真紅のその宣言でライブは最後の盛り上がりを見せる。メンバーも観客もテンションは最高峰。

(よし、この流れならいける! いくからね、VIPのみんな!)

 水銀燈のギターソロが終わるのを見計らいながらそんな事を思う蒼星石。この次はベースソロだ。
 そしてギターソロが終わり、蒼星石の番。その時は来た。

「オンベース、蒼星せ…」
「うおおおぉぉおおぉっ!!」

 今まで弾いていたベースを高く振りかざし、そのまま床に一気に叩き付けた。
 激しい轟音がスピーカーから鳴り響き、観客含むその場の全員が蒼星石に釘付けになる。
 演奏しつつも、蒼星石の突然の行動に動揺を隠せなかった。
 薔薇水晶に至ってはたまたまその時飲んでいたステージドリンクを思いっきり噴き出してしまった。
 それでも蒼星石の勢いは収まらない。

「これが本当のロックだぁーーーっ!!」

 ハイになった蒼星石がポケットからあのボトルを取り出し、中身をドボドボとベースへと垂らしていく。
 それを見てメンバーと金糸雀に嫌な予感が走る。

(ちょ、蒼星石まさか!?)
(蒼星石…やめて…)
(止めるですこのバカ妹!)
(いくらなんでもそれはヤバイのー!)
(や、やめなさぁい!)
(そんなことしたら私が叱られるかしらー!)

 だがそんな願いも届かず、蒼星石はライターオイルに火を着けてベースへと投げ捨てた。
 当然ベースは激しく燃え上がり、観客はそのパフォーマンスに熱狂する。

「ここに居る、全員のハートも燃やしてやるぅーーー!(超巻き舌)」

 既に別人になってしまった蒼星石はいつも使ってるベースへと持ち帰るとスピーカーに飛び乗って恒例のソロを弾き始めた。
 演奏しつつ唖然とするメンバーを尻目に、背弾きまでし出す蒼星石。そしてソロが終わると元の場所に戻っていく。

「(あーもうどうにでもなれだわ!)ボーカル&コーラス雛苺、そしてギターボーカル、真紅でした!」

 中断するわけにも行かず真紅が恒例の締めをして、全員で音を鳴らして終わりとなった。

「どうもありがとう、ローゼンメイデンでした!」

(やった…僕はやったよVIPのみんな…!)

 使命を果たした充実感に大満足し、ひとり夢心地になる蒼星石。だが次の雛苺の悲鳴とも近い声で我に返った。

「蒼星石、ズボンが燃えてるのー!」
「え? う、うわあぁぁホントだあアツアツアチィー!!」

 ズボンを見てみると、確かに裾が燃えていた。それに気付いて一気にヘタレになる蒼星石。
 慌ててスタッフが消火器を持って、蒼星石のズボンとまだ燻っているベースに噴き掛けた。
 火は消えたが騒然となる会場。メンバーもどうしたもんかと冷や汗をかきながら目を合わす。
 そして結論。

「そ、それじゃまた次のライブで会いましょう!」
「バイバイなのー!」

 逃げた。翠星石はドラムスティックで一発蒼星石を殴るとそのままタイを引っ張って連れて行った。

 幸い火傷は大した事無かったが、当然その後は説教の嵐。

「何考えてるのあなたは!! 一歩間違えば大怪我してる所よ!!」
「私だってギター破壊までなのに、ぶっ飛びすぎよぉ!」
「今カナがスタッフさんに叱られてるの! 可哀想過ぎるのー!」
「…信じらんない…」
「全くとんだ大バカです蒼星石は!!」
「(´・ω・`)」

                    **

 その夜のVIP


354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   ほしゅ

355 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   ただいま。保守ありがとう。
   うう…足が痛いよ…。これから報告する。

356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
   !!!報告!!!


以下蒼星石の書き込み

359 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   とりあえず安物ベースでだけど安価はやってきた。
   さすがにお気に入りのベース燃やす勇気は無かった。
   こんなヘタレで悪い…。
――――
364 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   本編は普通に演奏してた。楽しみは後に取っておくものww
   目的はアンコール。
   それでアンコールになって自分の番になったの。
   そこで思いっきりベース叩きつけてやったw正直楽しすぎww
――――
368 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   それからすかさずオイルをダバダバかけていった。メンバーポカーンとしてんのww
   テラ受けたw それを感じながらライターオイルを投げ入れた。
   当然引火。思いの他火力強いw 観客は盛り上がってた。メンバーは変わらずポカーン。
――――
375 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   そこから別のベースでソロ。あまりやらない背弾きまでやっちゃった。
   メンバー唖然としつつもそのまま最後まで全員やりきってライブは終了ってところまで行ったよ。
   そこで事件発生w
――――
381 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   僕のズボンに引火ww ちょ、予想GUYですwwってそれどころじゃないって。
   マジで熱かった。正直ヤバイと思った。
   スタッフさんが消火器で消してくれたから良かったけど。
   てか消火器噴き掛けられたの初めての経験ww
――――
390 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   その後ライブが終わってからお説教タイム。
   メンバー、マネージャー、スタッフ一同から超絶叱られまくった。
   泣きそうになった。てか泣いた。
――――
402 :あおのこ◆s/roZeN.m4
   今度やったらクビって言われた。クビになったら無職。ヤバスw
   と言うわけで正直懲りた。もう調子に乗らない。
   あと、燃やしたベースと火傷の写真↓
   http://rozeen.rdy.jp/xxxxxxx(想像にお任せします)
   これにて報告終了。ノシ 軽はずみな行動はコリゴリです…。














   なんてな、また安価するかもwww よろしく頼むwww




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最終更新:2008年03月27日 02:32