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Story ID:5nObn13u0 氏(320th take)
人気ロックバンド、ローゼンメイデンが解散してから数年。
解散の真相は不明、しかし最も名の通っていた仮説は「レコード会社との確執」だった。
しかしある日。
その薔薇たちが、数年の時を経て返り咲いた。


割れんばかりの叫び。
復活祝いの会場、蒼星石のMCで、会場のテンションは最高潮に達した。
実際に最高潮に達するのはライブの最中だろうが、これ以上の盛り上がりが想像できないほどの盛り上がりを見せていた。

成功は約束されていた。
音楽はずっとやってたから言うまでも無い。それ以外の箇所も、薔薇水晶が一時的に離脱していたりと細かい不安はあるが。
それも、ローゼンメイデンの準メンバーと言ってもいい雪華綺晶が穴を埋めている以上大丈夫だろう。

しかし。
それは彼女達の関われる範囲での話。

「このライブのパンフレットも最悪だし、全く不安なスタートだわぁ!?」
MCに割り込んで、水銀燈が叫んだ。

「レコード会社との確執」
それは、ローゼンメイデンが復帰の際に移籍した事で暗黙の了解で事実の証明となっていた。

しかし。
その移籍先が製作したパンフレット。
「・・・薔薇色玩具、究極ふたり遊び・・・。
薔薇色玩具はともかく、ふたりって誰と誰よ!?」

会場が、ローゼンのライブには珍しい笑いに包まれた。
「まぁ、水銀燈はとりあえずギターと一緒に究極ふたりプレイ(音楽演奏の意で)をして貰うとして。
じゃあ、メンバー紹介は不要だから・・・っと!一応臨時メンバーくらいは」

そう言って、蒼星石が代理キーボーディスト、雪華綺晶に手を向けた。
「臨時だが一級品だ!ゆ・・・じゃなかった、雪華綺晶!」
彼女は、パンフレットの誤植をそのまま読み上げた。


ちなみにライブ終了後のマネージャーのやりとり。
「・・・もしもし、集英レコードさん?もう耳に届いてると思うけど、パンフレットが色々と違ってるのかしらー!」
「あ、はい!申し訳ありませんでした、えーと・・・『きんしすずめ』さん?」
「違うのかしらあぁぁぁ!!!」




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最終更新:2008年04月19日 04:07