Story ID:h+VBKG8D0 氏(336th take)
「はぁ~~」
「どうしたの、そんなにため息ばかりついて、貴女らしくないわね。水銀燈」
「欲しい車があるんだけどぉ、1億超えちゃうのよねぇ~」
「それでため息をついていたの?」
「まぁねぇ」
「まったく、呆れてしまうのだわ」
「はぁ~、フェラーリに乗りたいわぁ、はぁ~、どこかに1億ないかしらぁ」
「……ッ!!(閃いた)」
2人の会話を聞いていた薔薇水晶は慌てて隣の部屋に駆け込んだ。
そしてしばらくすると火災報知器が鳴り出す。
「なぁに? 何? 火事ぃ?」
「大変だわ、火の元はどこなの?」
「あっ、隣の機材を置いてる部屋から煙が出てるですぅ」
「大変だ、あの部屋にはみんなの楽器が置いてあるよ」
メンバーが急いでドアを開ける。するとそこには黒煙を上げてくすぶる横で
薔薇水晶がニコニコしながら立っていた。
「何をしてるのぉ? ばらしー!!」
「……えへへ…銀ちゃん、コレを売ったら……大金が入るよ」
「えっ?こ、これ、蒼星石のベースよぉ」
「……????」
「ばらしー、ちょっと表に出ようか?」
「…えっ……あ、ああ、ジ、ジ…ジミ……お、オ、オオ…クション……いっ、一億」
薔薇水晶はどうやらコレを見て思いついたようです。
ただ、間違えて蒼星石のベースに火をつけてしまいました><
最終更新:2008年07月18日 10:32