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Story  ID:a9R4b9MW0 氏(354th take)

時には台頭するヘキサゴンメイデンたちとオリコンを争い……
倍の人数を擁するエグザイルメイデンたちと真っ向からぶつかり……
ついには7倍近い人数を抱えるAKBメイデンと……


真紅「数で押す時代なの……?」

水銀燈「最近は顔さえ見せないバンドがあるらしいわね」

金糸雀「原点回帰をはかるべく、ギンギンのロックで、
    オリコン界に勝負を挑むかしら!」

水銀燈「ちょっ……ギンギンってなによ!?」

真紅「あら、クールでダークな中に、情熱的な面を持つ貴女には、
   適役ではなくて?」

水銀燈「しんくううう……!」

薔薇水晶「ほら……そこ……そこよ……」

水銀燈「ううッ……///」

~2日後~

翠「ここにくるのも、久しぶりですねぇ。」

雛「なんにもかわってないのよ!よかったなの!」

蒼「かつて僕たちが我武者羅に燃えてた、スタジオ……」

金「蒼星石ったら詩人かしら!?」

蒼「あはは……」

薔薇「おはよう……みんな……」
雪華「うふふ……おはよう……」

蒼「おおっ、薔薇のご両人もご到着だね!」

金「これで、あとは……」

雛「真紅と水銀燈だけなの。どうしたのかな?」

雪華「せっかく……今度の新曲を……作詞したのに……」

薔薇「都合が悪いというものです……」

翠「雪華綺晶が作詞したですか!?」

雪華「この間……あのお二人が掛け合っているのを見て……」

薔薇「たまらずに……詩を書いたの……」

金「見せてみるかしら!?」
雛「ヒナも、ヒナもー!」


金「こ、これは……!?」
雛「真紅の……!?」

蒼「どれどれ……」
翠「翠星石にも見せてみるですよ」


翠「詩がたたみかけてきやがるですぅ」
蒼「ディ・モールトすごいロックになりそうだ……」

薔薇「ですが……ふたりの意見も聞いてみないと」

金「難しいとこかしら。とくに……」

蒼「うん。」


一同「「「 水銀燈…… 」」」


銀「なによぉ。」

翠「ひええっ水銀燈……!?」

雛「いつからいたの……!?」

銀「蒼星石と翠星石が、ソレをまじまじと読んでる時からよ」

薔薇「あ……あの、その……」

銀「包み隠すことはナシのはずよ?……真紅のことでしょう?」

銀「……多少のことは多めに見るわ。ほら、貸してみなさい」



銀「……まさに真紅ね……昔の血が騒いできたわぁ……」

蒼「あわわわわ……」

雪華「ひぃっ……」

銀「……これは真紅に歌ってもらうしかないわね。」

雛「すいぎんと……!」

金「ほっ……よかったかし 銀「ただし!」


金「らっ……!?」

銀「作曲は私がするわぁ……それでもいいでしょ……?」

雛「う、うぃー……なのー……」

蒼「は、迫力が!これはすごい曲になりそうだね……」

銀「みんな……腱鞘炎には覚悟しておくことねぇ。」

翠「な、なんですとぉー!?」


薔薇「……水銀燈……目が……本気……」
雪華「うふふ……楽しみ……」

カランコロ~ン♪

真紅「あら、もうお揃い?」

銀「ふふふ……」
雪華「ふふふ……」

真紅「な、なんのつもり……!?」

銀・(雪華)「これを見るがいいわぁ!(見て……!)」

真紅「これは……?」

雛「こんどの新曲の詞ぃなのよ!」

真紅「見せて頂戴。」


1.
気高いハートが熱く燃える
もう誰も悲しませないように
黒い空の下映える真赤な
薔薇の花の咲き誇るように
むかし不意に感じた思いが
強すぎたがゆえに大事な
者さえも傷だらけにした
自分も傷つけられてはじめて
気づいたのに、遅すぎていた

今確かに、必要なこと
それは誰かを守っていくこと
そして誰かを支えていくこと
それが誰かを育てていくこと
そう思ってる

2.
「小さなことさえも見逃すな」
憧れの彼が言っていた言葉よ
薔薇の花につき物の茨は
何かを守るためのものなのだから
日々を重ねてゆくうちに
大切なものが何なのか
だんだん分かってきたような
気がしてきたから
だから私、守り抜きたい

ねえ 貴方、聞いて頂戴
私何も出来ないかもしれない
私我侭を言うかもしれない
だけど貴方に尽くしてゆくわ
自分なりにね

3.
たとえ望みが 闇に飲まれても
わたしが救う その淵からきっと
硬い繭を破り 今走り始めた
あの人のように……!

だから私、走り出すわ
無垢に健気に烈しく切なく
そして気高く咲く薔薇のように
全て優しく包み込んでゆく
貴方のために


真紅「……この詞を書いたのは?」

雪華「わ、わたぁし……」


真紅「…… ……」

雪華「…… ……」

蒼(き……今日は大殺界かな……!?)
翠(し、真紅……あなたまで……!)
金(ひええ~っ……!)ゴクリ
雛(うゆ……)
銀(…………)ガクガクブルブルガタガタ

真紅「……サブのボーカルとして、雛苺。お願いできるかしら?」

雛「わーい真紅~!!ヒナがんばるのよ!」

真紅「それと金糸雀」

金「か、カナ!?」

翠「なるほど、チビカナも入れてボーカル3人ですか。」

真紅「久々の新曲でしょう?メンバーの結束を図るためにも、
   『フルメンバー』がよろしくてよ?」

銀「真紅……貴女、たまにはいい事言うじゃないの?」

真紅「た……たまにはとは何よ、たまにはとは……」

蒼「ははは……まあまあ落ち着いて……!」

雪華「か……身体が浮かびそう……」

薔薇「ひ、ひやひや……」

真紅「さて、雪華綺晶。」

雪華「はいっ……!?」

真紅「この曲の題名が書かれてなくてよ」

雪華「……この曲のモデル、真紅お姉さまが決められては」

薔薇「……それがいい……」

真紅「そうね……」


金「ロックと、薔薇……ローズ……」
雛「真紅は赤、赤はレッドなの。」
蒼「うーん……そういえば全部Rだね」

真紅「それ、いただいていいかしら?」

金「ほえ!?」
雛「うゆ!?」
蒼「へ!?」

銀「どれにするの?」

翠「ろ……ろっきんぐれっどろーず……」

真紅「翠星石」

翠「ひええっ!?な、な、何事ですかぁー!?」

真紅「今貴女が言ったことを、そこのホワイトボードに書いて頂戴?」


キュッキュッ……
[な、なにごとですかぁー!?]

翠「こ……こうですか……?」

真紅「違うわ。その前よ。」

翠「え……ええー!?」

キュッキュッ……
[Rocking Red Rose]

蒼「こんな感じかな。」

翠「な、なんだかすごい形相を呈しているですぅ」

銀「落ち着きなさい」

真紅「雪華綺晶?」

雪華「はい?」

真紅「貴女確か、ギターを弾けるのではなくて……?」

雪華「いけます」

金「どうやら、出揃ったみたいかしら!?」


[Rocking Red Rose]
Vo. 真紅、雛苺、金糸雀
Gt. 水銀燈、雪華綺晶
Bass. 蒼星石
Ds. 翠星石
Key. 薔薇水晶


~1ヵ月後~
ライヴハウス・NAE

MCみつ「次は、約7ヶ月の沈黙を破って、あのロックバンドが復活だ!!」

ざわ… ざわ…

金「みなみなさまー!!ごきげんようかしらぁー!!」
雛「ただいまーなのー!!」

  ヲオオオー!!   ワァーッ!!!
ヒナーッ!!  カナーッ!!

雪華「おまたせ……!」
薔薇「みんな……元気……!?」

   ゲンキダァー!!   キラキーッ!!
Woooo....!!  バラシーッ!!

翠「耳の孔かっぽじって聞きやがれですぅ!!」
蒼「久々の新曲だよ!!」

ヌオオオオー!!!   スイー!!
   アオイコー!!   サイコー!!

水銀燈「はぁい……♪」
真紅「ごきげんよう」

デターッ!! ギンサマァーッ!!
Yeaaaah!! シンクー!!!

銀「7ヶ月も待たせちゃったわねぇ……」

真紅「ごめんなさい……」

何のこたぁねーぞー!!  待ってたぜー!!
   よっしゃあーーー!!  おかえりなさーい!!

真紅「ありがとう、みんな」

銀「……今回は、ボーカル3人でお届けするわ。
  真紅、雛苺、そして金糸雀」

 おおおー!!!    カナ歌うのかーーー!!
    カナァー!!!   よっしゃあーーーー!!

金「て、照れるかしら」

雛「カナとしんくと、そしてヒナ。3人でうたうの!」

ワァアアアアアアア……!!!

翠「おっと、翠星石たちも忘れてもらっちゃあ困るですよ!」

蒼「ひ……久々に、僕のベースが唸る!」

雪華「私も、ギターで参戦……!」

銀「雪華綺晶と私のギターに酔いしれなさい!!」

薔薇「わたしの……キーボードもよろしく……!
   久々だから……腕が鳴る……へへ♪」

真紅「では、行きましょう。復活第1弾」

銀「"Rocking Red Rose"」

ヲオオオオオオオオオオオ……!!!

――観客動員数 1050。
拍手は鳴り止むことがなく、アンコールも行われた。
観客動員数は、小さなライヴハイスの最高記録をたたき出した。

――この夜、8人の薔薇乙女と1050人の観客が
実に7ヶ月ぶりに一体となったのである。
このあと、こちらも7ヶ月ぶりとなる「水銀燈と真紅の掛け合い」が
騒がしくも始まるのであった。

                           【完】




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最終更新:2009年08月10日 01:26