Story  ID:IwiLnLI60 氏(22nd take)
「わたしとしたことが、こんな失態を・・・」
放課後の人のいなくなった教室に向かう真紅、スコアを机の中に忘れてきてしまった。
(こんなことは滅多にあるものではないわ。今日は体調も余り良くないし早めに寝ましょう。)
教室の扉を開こうとすると中に人が居るのが見えた。
イッたような、いや、イッてしまった表情で頭を振るヘッドホンの女
「雛苺?」
驚いてキャラに似合わない大きな声を出してしまったが、
幸い相手は声の届かない彼方にイッてしまっているようだ

「雛苺、貴女頭を振って・・・一体全体何を聴いているの?」
「(* ゚ 々。*)あーあー・・・うーうー・・・」
「雛苺!話を!聴きなさい!」
「ひゃああっ しんくぅ~ヒナのヘッドホン取らないでなの~」
「いいから答えなさい。今聴いてるこれは誰の曲?」
「なぱーむですぅ」
(ナパーム?聞いた事の無いバンド名だわ)
「ちょっと聴かせて頂くわね。それと、翠星石の物真似、似ていないから止めなさい」
「ああん しんくぅ~今はヒナが聴いてるの~」
「取り上げようというわけじゃないわ、一曲だけよ」
「うぅー 約束なのー 一曲だけなのー」
「はいはい」
真紅は
ゆっくりと
ヘッドホンで
そのかたちのいい耳を
覆った・・・

(執筆継続中)



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最終更新:2006年05月05日 22:52