アットウィキロゴ
僕は桜田ジュン。「RozenMaiden」の衣装コーディネイト担当だ。

「……というわけで、水銀燈の衣装はもっと何とかした方がいいと思うです」

これはドラマーの翠星石。たまにこうして、色々と注文をつけに来る。

「何とか、って言うと?」
「それでも男ですか。あのでっかい胸を活かさない手はないとか思わないです?
もっとこう、胸元ばばーんと開けて、魅惑の谷間で男心をがっちりゲッツ!とか。」

Illust 845 氏

「あー、下乳の魔力って路線で、ヘソ出しローライズって手もあるですね――」
「冗談じゃないわよ!」
突然、悲鳴のような叫びと同時に、物凄い勢いで扉が開いた。
「いたのか……水銀燈」

「翠星石……あなたってば本当におばかさぁん。いいこと、私たちはRozenMaidenよ?どんな花より気高くて、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れもない、世界中のどんなアーティストも敵わない程の、至高の極みを探し求める、誇り高きロックバンドなのよ?」
「思いっきり真紅の受け売りですぅ」
「五月蠅いわね、黙ってお聞き――こほん。
 その誇り高きRozenMaidenの第1ギタリストであるこの水銀燈に、安直な売れ筋狙いの量産型アイドルみたいな真似をしろって言う訳? どうかしてるわ、イカレてるわ」
「……そ、そんなにムキになることないじゃないですか……ちょっと言ってみただけです」
「ならいいのよ……何、なにがおかしいの」
「別に」

そうだよな、水銀燈。
胸元はまだしも――真紅は暴れるだろうが、それは水銀燈にとってむしろ望むところだろう――でも、ヘソ出しはダメだよな。うん。

そう。
僕しか知らない、水銀燈の秘密――

衣装一式の中に、腹巻「何よその目は……何よ何よ何よ何よ何よ何よぉ!」

おわーり

後日談

Story  ID:VOeRjfT30 氏(38th take)
Illust ID:VOeRjfT30 氏(38th take)
1
「お。やーっと自分の長所を生かす気になったですかチューブトップとは中々いいですねぇヒッヒッヒ」
「…」

2
「いいですか!これからはその路線でいくですよ!」
「はぁいはぁい」

3
「冗談じゃないわよぉ全くぅ。あーお腹が冷えちゃう冷えちゃう…」

Illust ID:VOeRjfT30 氏(38th take)


最終更新:2006年07月28日 12:08
添付ファイル