Story 酔いman 氏
Illust ID:InTE7MHI0 氏
6月のカレンダーも残す日付が少なくなる頃、人気ロックバンド
ローゼンメイデンは1ヶ月ぶりのオフを取り、久しぶりに訪れた
ゆるやかな時間を過ごしていた。
生まれたままの姿でシーツにくるまり眠っている真紅。
寝返りをうつと、長くつややかな足と、細く小さい肩、
小ぶりながら形のいい右胸が、寝返りで乱れたシーツから覗く。
大きい瞳がゆっくりと開き、ベッドの上で軽く両手を伸ばして目覚める。
どうやら連日のハードスケジュールに疲れた真紅は、シャワーを浴びた
後、そのままの姿でベッドに入ったようだ。
下着を探し、ベッドの周りを見渡す真紅、だが見当たらない。
「しかたないわね」
ベッドからシーツを取ると、ローブのように体にまとって寝室から
リビングへと向かう。
シーツが落ちないように押さえているためか、真紅の小さいながらも
形のいいバストを浮かび上がらせ、ピンク色の小さいつぼみが薄い
シーツ越しに透けて見えている。
Illust ID:InTE7MHI0 氏
「梅雨だからしかたないけど、ジメッとしてるわ」
エアコンの調子がよくないのか真紅の部屋は蒸し暑さが感じられる。
後ろまで隠していない真紅の姿は、ゆるやかな曲線を描いたような
背中のライン、歩くたびに小さく左右に揺れる柔らかく弾力がある
グミキャンディーのようなヒップ、そこからスラリと続くふくらはぎも
プルンっとはじけて揺れ、素足がフローリングの冷たさを伝え、少し
気持ちよく感じられる。
真紅はそのままの姿でリビングの椅子に座ると、もう一度おおきく
背伸びをする。
「あっ、うぅ~ん」
背中を反らして伸びる真紅からシーツは音もなく滑り、椅子に座る
真紅の膝の付近で止る。
腕を天井に向けて上げ、胸を前に突き出す形で大きな背伸びをすると、
その姿勢に小さいバストは少し形を変え、おしりだけで座る椅子から
水平に伸びる細い足、柔らかいふともも、そしてキュートなつまさきに
力が入る。
背伸びが終わると、小さく吐息をもらす真紅。
「あっ、あぁ~」
小さな雨音が聞こえる。
ブラインド越しに見える空は灰色。
雨に煙る高層ビルの群れ。
窓を伝い落ちていく雨粒。
「せっかくのオフなのに、雨ね・・・」
テーブルに置かれた電話が鳴る。
真紅は椅子から立ち上がると、シーツは床に落ちていく。
「真紅ですかぁ? 翠星石でっすぅ~」
「どうしたの、翠星石?」
電話のコードを指でクルクルと巻きながら話す真紅。
「せっかくのオフなのに、雨でヒマヒマなので遊びにきやがれですぅ」
「そうね、私も予定はないから」
指に巻きつけていたコードが突然パッと解けて真紅の胸の先にある
小さなつぼみを撫でるように触れていく。
「やんっ」
「ど、ど、どうしたです真紅?いきなり色っぽい声を出して?」
「な、なんでも無いのだわ!シャワーを浴びてから行くわ」
頬がうっすらと赤くなった真紅は電話を切ると、バスルームで
熱めのシャワーを浴び、お腹が見える短いシャツにビンテージ
ジーンズ姿でマンションを出ると、いきなり大きな
水溜りに足を踏み入れる。
「もう最悪だわ、靴がビショ濡れよ。梅雨なんて嫌いだわ」
そう独り言をいいながら灰色の空を見上げ、傘をパッと開いた。
そして同じように傘をさした人込みに紛れていく真紅。
雨、降りしきる憂鬱な雨。
タイヤがはじく水溜りの音。
街の通りに咲く色鮮やかな傘の花。
紫陽花にカタツムリ。
夏の匂いを運んでくる6月の雨。
そんな何でもないオフの日の真紅であった。
最終更新:2006年06月23日 02:12