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Story  ID:BO6V8/0k0 氏(56th take)
「きょ、曲のコピー演奏はやっちゃいかんですとおおお!?」
「そうよ。そんな事をしたら恐ろしい組織から狙われるのだわ」
「なんて事……この国に自由は無くなったのねぇ……」
「大袈裟なのよー」
「でも雛苺、これはゆゆしき事態だよ?練習する事も、学園祭で活動する事も、さらに言えば軽音楽部すらも成立しなくなる」
「………ついでに…鼻歌さえも禁じられるかも…しれません……」
「うー、でも困ったかしらぁ…次のライヴまでもう時間がないかしら……」
「そうね。あと二曲…GN'Rとハイロウズのカヴァーをやろうと思っていたのに」
「GN'Rは問題ないですけどぉ、ハイロウズはちょっとヤバいですぅ」
「かと言って曲を作るわけにはいかないわねぇ…時間が無さ過ぎるわぁ」
「こんな事もあろうかと、ヒナ曲を作ってあるのよ!」
「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」
「それは本当かい雛苺」
「どんな曲?デス声なんて真紅には出せないかしら」
「ああ、それ面白いかもぉ」
「……優雅じゃないわ。お断りね」
「ふふふふ、まあヒナに任せるのよ。準備があるから、明日…えーっといつものスタジオに集合してなの」
「……了解しました……」

 -翌日-

「…洗濯機2台と…」
「ガスコンロぉ?」
「何ですかこれは……」
「およそ似つかわしくないかしら」
「………何をやるつもりなんでしょう………」
「…あ、君でも解らないんだ。薔薇水晶」
「…私を…何だと思っているんですか……」
「おっはよーなのー!ちょっと遅刻しちゃったのよー!!」
「あ、雛苺が来やがったです。早速説明しやがれです!」
「そうそう、これで何をやるの?」
「えーっとぉ、これがまずバスドラムとスネアドラムなのよ」

どっふどっふどっふばっしばっしばっし

「…洗濯機の蓋を開閉してるだけじゃねえですか」
「ついでにスネアは隣のを叩いてるだけだね」
「でぇ、これがクラッシュシンバルなの」
「な、何をする気!?そんな鉄塊持ち出して、ちょっとやめなさい!!」

がっしゃーん

「や、やったッ!!かしら!」
「あぁあぁ…ひどいわぁ、これぇ…鍋の中身が飛び散ってるじゃないのぉ……」
「この二つをリズムにして、リードギターとヴォーカルでメインのラインを奏でるのよ」
「……この発想は……無かったです……」
「…っていうか、普通無いよね」

時間が無いという事でこのライヴパフォーマンスは皆渋々ながら採用され、数日後に行われたライヴではメンバーの正気が疑われたという。



最終更新:2006年08月02日 13:29
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