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Story  ID:D93rvZyT0 氏(58th take)
「はらしょーですぅ」
「おはよーなの、翠星石」
「今日も元気ですね雛苺。クソあちーってのに」
「夏は暑いのが当たり前なのよ。……うょ、翠星石はスカートなの?」
「当然です……そういうおめーもスカートじゃないですか」
「だって、今日のセットって…」
「どうかしたですか」
「あらおはよう翠星石…貴女、スカート履いてきてどうするつもり?」
「真紅までですか。なんだってんです、一体」
「だって、今日のライヴで使うドラムセットは特注でしょう?」
「そうですよ。スケスケ素材のイカすヤツです」
「それなのにスカートだなんて。しかも膝上じゃない」
「…どこかおかしいですか?」
「翠星石、キックした時にぱんつ見えちゃうのよ」
「………ああ、ああ。なるほど、そこを心配してたですね」
「乙女として当然なのだわ」
「そうなのよー。ぱんつ見せちゃめっめっなのよ」
「その辺は心配ねーです。ほら。」

ぴらり

「なるほど。考えたわね」
「その発想は無かったのー」
「パンツスタイルはあまり好きじゃねーですから。スカートで対応するならこのくらいはしなきゃいかんです」
「そうね。お節介だったわ」
「ごめんなさいなのよー」
「気にすんなです。心配してくれてさんきゅーですよ」

 [[あらあら~おやおや~それからどんどこしょ~]]

ざわ…ざわ…

「おい、ステージ見てみろよ」
「あん?…ああ、今日のドラムセットは透明素材なのな」
「おお、そうそう。それよ。それを踏まえてだな……あれ、見てみろ」
「んあ゙……す、スカートですかー!?」
「しかも結構短いぞ。こりゃお前、人として男として…なあ」
「……当然だな」
「お、照明落ちた」
「そろそろだな」

チッ、チッ、チッ───!

「いつもながらオープニングはこの曲なのな」
「だがそれがいい」
「だな」

『私達のライヴへようこそ。貴方達のその心がけは褒めてあげるのだわ!』

「真紅さん、いい声だよな」
「銀様とは違った方向で罵られたいよな」
「だな」

『今日も僕達は、この暑い夏に負けない程熱いプレイをするよ!だから皆もついて来てね!』

「…蒼星石たん、カッコよくて可愛いなあ」
「たんって言うな。…でもあのカッコよさは男から見てもいいよな」
「だな」

『暑さで倒れちゃいそうな子はぁ…乳酸菌をちゃぁんと摂ってがんばりなさいねぇ?』

「銀様、今日も声がエロいな」
「不健全なエロさだよな。あんな声で囁かれたらたまんねえ」
「だな」

『…………』

「薔薇水晶ちゃん、今日も喋らないのな」
「でもなんつーか、寡黙で神秘的な雰囲気がいいよな」
「だな」

『みんなみんなー、今日も一緒に歌うのよ!元気になるのー!』

「雛苺たん、今日も元気だな」
「あの元気っぷりを見てると夏バテも吹っ飛ぶよな」
「だな」
「…これで5人か。残りは……」
「翠ちゃん、だな……」
「あ、スポット消えた」
「来る?来る?来る?」

『おめーら!今日は良く来やがったです…たっぷり楽しんで、翠星石達の曲に酔いしれやがれです!!』

「キタ━━(゚∀゚)━━………あ??」
「ん、どうした?あまり良く見えねえ…」
「………そりゃないぜ翠ちゃん…………」
「何よ。どうしたんだよ………ああ、なるほどな」
「そりゃー、その可能性も考えたさ…考えたけど、まさか本当に来るとは思わなかったぜ…」
「ま、流石に乙女が下着見せるような事はしねーわな」
「そりゃそうだけどよ」
「…それにしてもスパッツか。こう…翠ちゃんが履いてると、なんつーか。」
「あによ」
「ギャップの妙っつーの?新鮮でなんかいい」
「お前、ブルマーよりスパッツ派だったのか」
「おう」
「そうか…と、一曲目が始まるぜ。おしゃべりはここまでだ」
「だな」

                    *

「ふーい、お疲れですぅ」
「お疲れ様ぁ」
「お疲れ様」
「喉カラカラなのー」
「だからステージ上にはきちんと紅茶を準備しておきなさいと何時も言っているじゃないの」
「………でも……95度の紅茶を歌いながら飲むのは……至難の業……ですよ」
「それにしても、翠星石がスパッツ履いてくるとは思わなかったわぁ。パンツルックそんなに嫌いなのぉ?」
「そこまで嫌いってワケじゃねーですけど。でもスカートのが好きですし、衣裳はスカートで統一してるです」
「僕との対比という意味でもね。反面、僕はパンツで統一されてるし」
「蒼星石もたまにスカート履いてみるといいのよー」
「そうね。貴女は女性としても素敵なのだから」
「…いや、やっぱり僕はパンツの方が好きだよ。履きなれてるしね」
「ふぅん…そういえば翠星石ぃ」
「なんですか??」
「序盤は貴女にすっごく注目が集まってたわよぉ。スパッツじゃなかったら大変な事になってたわねぇ」
「乙女の花園を凝視するような輩はライヴ出入り禁止にするから大丈夫ですよ」
「乙女の花園……って………なんだか……あれ、ですね……例えるなら…百合の園……とでも言いましょうか………」
「……………………なんですか、そりゃぁ」
「……ふふっ…咲き乱れる…乙女の純情……ぽっ。」
「ほ、頬染めてトンチキな事言うんじゃねーですよっ!!」
「ま、でもある意味そうかもねぇ」
「女の子だけのバンドだしね」
「……では、次回のライヴは…このタイトルでいきましょう……」
「「「「「それは却下」」」」」
「総突っ込み…ですか…」
「あーなんかどっと疲れたです。焼肉食って帰るですよ。皆も行くですよね」
「翠星石の奢りぃ?」
「んなわけねーです。割り勘ですよ割り勘。さーれっつごー牛角ー」
「れっつごーなのー」


最終更新:2006年08月04日 17:27