Story ID:3JwYk9lv0 氏(76th take)
そして、翠星石は真紅が作った曲の自分のパートのアレンジをしている最中なんですが……
なかなかピンと来るのが叩けんですぅ……
「あーっ!もうやってられんですっ!」
はぁ……こんな箱詰めにされたら出るもんも出ないですぅ……
そうですぅ、気晴らしに蒼星石の作業の邪魔……いや、手伝いでもしてやるですぅ
コンコン♪……
「蒼星石ーぃ!入るですよー?」
部屋に入ると、そこには椅子に座り、机に頭をつけて、ペンを持ったまま寝ている蒼星石の姿があった。
道理で返事が無いはずですぅ…
「蒼星石ーぃ!起きるですよー」
「……zzz……zzz……」
………全く起きる気配無しですか…
まぁ、最近は特に忙しかったから無理もねえですぅ。
でも、翠星石が頑張っているときに、すやすやお昼寝とはけしからんですぅ。
「起きろ!起きろですーぅ!」
「……zzz………」
……もはや声だけじゃ効果が無いと見たですぅ……
指でほっぺをつついてみる。
ふにふに♪ふにふに♪
「…zzz…ん…ふふ、くっすぐったぁ~ぃ……zzz…」
な!…なんて甘ったるい声を出すですかっ!うちの妹は!…
ふにふに♪ふにふに♪
「……うん…ふふ…やめてぇ……むにゃ…zzz…」
はぁ~…たまらんですぅ病み付きになりそうですぅ……可愛すぎですぅ蒼星石ぃ……
って、萌えてる場合じゃねえですっ!
「蒼星石ぃ!起きるですよっ!」
蒼星石の耳を引っ張り上げる。
ふにふにして楽しむのは、また今度にしておくですぅ。
「起きろですぅ!」
ぎゅっ
「って、うわあ!!」
「やっと起きたですかぁ」
跳び起きた蒼星石。
「なんだ…翠星石か…」
目をこすりながら翠星石を見て呟く蒼星石。さっきまで遊んでいた事は秘密ですぅ。
「なんだじゃねえです!詩は出来上がったですかぁ?」
「ああ…ごめん、まだ途中だ…」
「全く、どいつもこいつも作業が進んでねえです」
「そういう君はどうなの?」
「えっ?……」
うっ……鋭いトコを突いてきやがるですぅ……
「まぁ…そんなことより、翠星石も詩を書くの手伝ってやるですぅ」
上手くスルーして、蒼星石の隣に自分も座る。
紙に書かれた詩を見てみると、そこに書かれていたのは………
いつも君と二人 この道を歩いていた
舞い散る枯れ葉が 輝きに満ちたあの頃を思い出させる
独りだった僕の隣に いつの間にか君がいた
戸惑いながら… 確かめながら…
僕の居場所を認めてくれた
でも 今は……
もう戻れない あの日の君の笑顔は 今も僕の心に焼き付いている
「また、こんな真面目腐った詩を書いてるですかぁ!」
「いいじゃないか」
「もっと乙女ちっくなのは書けんですかぁ」
「だって…ていうか手伝いに来てくれたんじゃないの?」
「だから翠星石が乙女ちっくに書き直してやるですぅ」
「えっ?………」
「だから書き直してやるですぅ。とりあえず、その紙とペンをよこせですぅ」
「うわあっ!」
蒼星石から紙とペンを奪い取って、詩を改良してやるですぅ
う~ん…やっぱり一人称は“私"の方がいいですねぇ……
でも、蒼星石らしさが無くなるですかねぇ……う~ん…
「ちょっと休んでくるね」
「行ってこいですぅ…」
まぁ…いいですぅ。一人になったことだし、好きなように書いてやるですぅ!
……ここは……蒼星石の奴を引用するですぅ………
う~ん………何かこれはこれで面倒くさいですねぇ……
しばらく考えていると………
“かわいいなんて~そんなこと~言っちゃダメです~♪”…
この着うたは、雛苺からの電話ですぅ!
『もしもしなのー。』
「雛苺。取材は終わったですかぁ?」
『今、終わったのよ…もう大変だったのー…』
「…疲れ切った声してるですねぇ、そんなに大変だったですかぁ?」
『そうなの……社長が来たのよ~…』
「へ?…なんで、社長が来たですか?」
『よく分からないの~……でも、うにゅ~をお土産にくれたのよ。』
「なら、よかったじゃないですか」
『水銀燈にもヤクルトをくれたの。とりあえず今からそっちに行くから、皆で食べるのよ』
「待ってるです~!」
『じゃあ、バイバイなの~!』
「バイバイですぅ」
なんで社長が行ったですかねぇ……?
よく分からんですが……雛苺はこうやって何でもないことでも電話してくれるですぅ。
それは凄く嬉しくて、幸せですぅ……
今は言えないけど……いつか周りの皆も認めてくれるですぅ……!
ふぅ……やっと書き終わったですぅ。
早速、蒼星石のトコに詩を見せに行くですぅ。
部屋を出て探していると、蒼星石と共に金糸雀、薔薇水晶の3人がテーブルを囲んでいるのが見えた。
「蒼星石ーっ!」
「あっ!翠星石、詩は書けたの?」
「もちろん!最高傑作が出来たですぅ」
ふとテーブルを見るとトランプが散乱している…
「…ってお前ら人が仕事してる時に何遊んでやがるですかぁ!」
「いや…これは…」
「どんな詩が出来たか見せるかしらー」
ナイスなフリですぅ、金糸雀
「ふっふっふっ……見てみやがれですっ!」
そう言って翠星石は遊び人共に、目に入らぬかとばかりに詩を見せつけてやったですぅ。
『愛のLOVEトマーホク~ADRENALINE Mix~』 作詞 蒼星石
あなたと二人 毎日がEVERYDAY
この道をムーンウォーク
輝きに満ちた あの頃を思い出させる
私の心は ハピネス ハピネス ハピネス
ロンリネス ロンリネス ロンリネス
僕の居場所を認めてくれた
でも My Darlin' もう ADRENALIN'
あなたの笑顔が私の胸をズッキュン!ドッキュン!
受け止めて 愛のLOVEトマホーク
あなたと二人 毎日が博多DONTAKU
あの道で三点倒立
輝きに満ちたあの頃を思い出させる
私の心は職人気質
僕の居場所を認めてくれた
でも My Darlin' もう 梅林
あなたの笑顔が私の胸をズッキュン!ドッキュン!
受け止めて 愛のLOVEトマホーク
僕っ娘は嫌い?
受け止めて 愛のLOVEトマホーク!
あれ?……蒼星石の顔色がだんだん変わってきた……?
「却下」
「なんでですかぁ!?」
「こんなの今回のコンセプトに全く合っていないし、僕の詩じゃないじゃないか」
「じゃないじゃないと言われても……」
「意味不明な所ばっかだよ。タイトルもトマホークじゃなくてトマーホクになってるし……」
あれ?……
「他にも突っ込み所満載かしらー」
「とにかく却下だよ」
…蒼星石はこういう時に自分のリーダー設定を思い出すから困るですぅ…
「私が…曲…付けてあげようと…思ったのに……」
さすが!ばらすぃー…
「いや、いらないって」
なっ…………
「ちっ…書き直し損ですぅ」
今回は諦めるですぅ…
その代わり、夜に寝込みを襲って思い切りふにふにしてやるから覚えてやがれですぅ。
「ていうか、最初から手伝う気無かったでしょ?」
うっ…………またまた鋭い……
「………さ、そんなことより翠星石にもトランプやらせてくれですぅ」
*
「……上がり……」
「ばらすぃー、強っ!!」
後日談
抜き足……差し足……忍び足ぃ……ですぅ……
蒼星石はもう眠った頃ですぅ……
翠星石の詞を却下してくれた御礼に、たっぷりとふにふに♪してやるですぅ
音を立てないように、部屋に忍び込んでゆっくりとベッドに近づく……
蒼星石はすっかり熟睡してるみたいですねぇ…
では、早速!……
ふにふに♪ふにふに♪…
「…zzz……ん…ふふん……むにゅ……えへへ……zzz…」
さらに、ふにふに♪ふにふに♪…
「…ふふふ……あん……きもちいぃ……zzz…」
…ギザかわゆす!!
もう、これは毎日寝込みを襲うことになってしまいそうですぅ~
そうです!今度、雛苺にも試してみるですぅ!
雛苺のことだから、期待通りのリアクションしてくれるに違いないですぅ。
とりあえず今日はもっと蒼星石で萌えるですよっ!
ふにふに♪ふにふに♪……
後日……
どれどれ?……雛苺はもう寝たですか?
さっき終わったばかりで身体が熱いまま、よく寝れるですねぇ……
まぁいいですぅ…早速、試すですぅ…
ふにふに♪ふにふに♪…
「……zzz……うぅ……むにゅぅ……zzz……」
さらに、ふにふに♪ふにふに♪…
「…zzz…ふぅん……これは………うにゅぅ…なのぉ……ぃただきまぁす…なのぉ…」
「へっ?……」
ふにふに♪………ガブッ!!
「ぎゃあああああああっ!!!!」
終われ
最終更新:2006年09月13日 16:04