「サンタさんにお願い」
Lyric ID:ajgt7jIY0 氏(104th take)
翠「うぅ~、やっぱり11月にもなると寒くなってきやがったですぅ」
真「そうね、ここ数日でだいぶ寒くなってきたのだわ」
銀「それにあと1ヶ月ちょいでクリスマスねぇ~」
薔「………??」
蒼「クリスマスかぁ、僕達も何かクリスマスソングを作ってみたね」
雛「ヒナはカワイイ曲がいいの~」
薔「………?」
金「じゃ、作ってみるかしら~」
薔「………!!」
そして数日後、ローゼンメイデンが利用するスタジオから綺麗な曲が流れている。
真「あら、綺麗なメロディーね。ベルの音色も入ってクリスマスにピッタリだわ」
翠「イイ感じの曲ですぅ~こればらしーが作ったですかぁ?」
薔「……はい、私が作りました」
銀「この曲は決まりねぇ~、この詞は真紅が書くぅ?」
真「そうね、私でもいいけど翠星石、今回は貴女が書いてみては?」
翠「翠星石がですぅ~?うまくメロディーに合う詞が書けるか解らないですぅ」
薔「……その点は大丈夫です…詞も考えてきました」
銀「…い、一応聞くけどコンセプトはクリスマスよねぇ?」
薔「はい、今回の詞は…私の実体験を…元に書きました」
翠「……(ばらしーの実体験、こ、怖い予感がするですぅ)…」
「サンタさんにお願い」
Lyric&Music:薔薇水晶
街を飾る街路樹 輝きだして 見上げるXマスツリーに私の目は三角形よ
肩寄せ歩く恋人たちに紛れて 一人帰るワンルームマンションは四角形よ
寂しさ紛らわす夕食は豪華に イワシの缶詰 床にこぼして臭かったの
お願いサンタさん私に消臭スプレーちょうだい 消えてほしい思い出はイワシの香り
TVつけると流れるXマスキャロルに涙して 一人でケーキを食べたら胸焼した
お願いサンタさん私に胃薬ちょうだい 消えてほしいムカつきにはキャベジンよ
日付変わると降りだす雪と 部屋の片隅 小さなツリーについた綿の雪
灯るライトが漏電するよ 飛び散る火花は恋物語 赤いお鼻のトナカイ発火した
溶けていくサンタも燃えて あの日の恋と同じなの 鳴り出す火災報知器ジングルベル
お願いサンタさん私に消火器ちょうだい 消えてほしい炎は天上焦がすサイレントナイト
きらめくランプに消防車 電化製品水浸しよ 恋に涙流したあの日のように
お願い大家さんそんなに泣かないで 可愛そうなのはネロとパトラッシュのほうね
お願い刑事さん私を取り調べないで カツ丼より天丼のほうが好きな今夜はホーリーナイト
銀「ちょ、ばらしー?これ貴女の実体験なのぉ…?」
薔「はい……3年前のイブでした」
真・銀・翠「……(この歌は痛過ぎるわ)」
薔「ところで…今年のクリスマスは…みんなでパーティーをしましょう」
真・銀・翠「はぁ?」
薔「この間…可愛いクリスマスツリーを買いました(エヘッ♡)」
真・銀・翠「えぇぇぇッッッ!!!」
結局このクリスマスソングは歌詞を大幅に書き換えられてリリースされた。
透き通ったベルの音色から始まり真紅がアカペラで歌い始めるこの曲は薔薇水晶の
洗礼された美しいメロディーと相まって大ヒットし、その後何年たってもクリスマス
時期には必ずどこかで耳にするほどの名曲となった。
しかしそんな名曲の裏には薔薇水晶にマンションを燃やされて泣いた人がいることなど
ごく限られた一部の人間だけしかしらないのであった。
最終更新:2006年12月24日 19:25