Story ID:cigJyCWL0 氏(115th take)
~~ライブ15分前、ステージ裏~~
「さぁ、僕たちのクリスマスライブだ、頑張っていこうよ」
「そうね、今夜は特別なライブにしたいわ」
「さぁ、行くわよぉ~ってばらしーはどこぉ?」
「ふゅ~、ばらしーいないのぉ~」
~~一人で控え室にいるばらしー(ライブ開始10分前)~~
「……コレは真紅…コレは金糸雀…コレは……」
~~走って戻ってきたばらしー~~
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「どこにいやがったですかぁ、もう始まるですよ!」
「…ごめんなさい……」
~~ライブ終了~~
「お疲れ様ですぅ~」
「おつかれ様なのぉ~」
「じゃ、また明日のライブで会うのだわ、おつかれ様」
「じゃぁねぇ~、メリークリスマスぅ~~」
それぞれ家に帰ったローゼンメイデン。
真紅の鞄から
水銀燈の革ジャンのポケットから
翠星石と蒼星石のコートのポケットから
雛苺のポシェットから
金糸雀のスケジュール帳から
小さな手紙がヒラリと落ちてくる。
うまいとは言えない手書きの文字に、短い内容。
だけど、それを読んだローゼンメイデンのメンバーは暖かい微笑みを浮かべた。
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いつもありがとう、うまくしゃべれなくて、話すのが苦手な
私だけど、いつもみんなにはカンシャしてます、みんな大好きです。
この先ずっと、みんなとバンドをして世界中をまわりたいです。
こんなことを言うのは恥ずかしいから手紙にしました。
メリークリスマス ばら水晶
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引っ込み思案な薔薇水晶、うまく他人と話すことができない薔薇水晶。
他人とちょっとズレてる薔薇水晶、でも薔薇水晶の心は純粋で汚れなく、
彼女の名前のごとく水晶のように輝いています。
そんな薔薇水晶から、きっとこのスレにいるみんなにステキなクリスマス
カードが届くでしょう。
最終更新:2006年12月17日 00:53