Story ID:eVF1eQgu0 氏(117th take)
~~リハーサル中、疲れてウトウトしながら幼い頃の夢をみる~~
ニャ~ン、ニャ~ニャ~
「………どこ?」
ニャ~ン、ニャニャ
「……あっ、みつけた」
ニャ~ン
「…足…ケガしてるの?」
ニャ~ン
「…いい子…いい子、怖がらなくても…大丈夫(ニコリ)」
ニャ~ン、ゴロゴロ
「……へへっ…くすぐったい…エヘッ…」
~~家で飼えないので空き地で飼い始めたばらしー~~
「…にゃんにゃん…いい子でまってたの?」
ニャ~~ン、ゴロゴロ
「……エヘッ、カワイイ……私とにゃんにゃんは…いつも一緒だよ」
~~ある日、空き地にビルが建ち始めた~~
「…にゃんにゃん!……にゃんにゃんどこ?」
―――――にゃんにゃんからの返事はない。
「にゃんにゃ~んーー、どこ~?」
空き地から道に出たばらしーが見たのは事故にあって冷たくなったにゃんにゃんだった。
「…にゃんにゃん…にゃん、にゃ…ウッ、ウエェェェ~~ン」
~~そして夢から目覚めたばらしー~~
ニャ~ン、ニャンニャン―――――にゃんにゃん…?
「…にゃんにゃん…いるの? にゃんにゃん…そこにいるの?」
セットにもたれて寝ていたばらしーは鳴き声の方に行ってみる。
「どこ…にゃんにゃん…どこにいるの?」
セットから離れたその時―――――ガシャァ~~~~~ン!!!
「大変よぉ、照明が落ちたわぁ~」
「イケナイわ、あの位置はばらしーがいた所だわ!!」
「ばらしー、ばらしー、大丈夫かぁしらぁぁ~~?」
「ばらしー、返事をしやがれですぅ!!」
急いで駆け寄るメンバーが見たのは奇跡的にばらしーを避けるように落ちていた照明器具と、無傷で佇むばらしーの姿であった。
「ふにゅ~、凄いのぉ、奇跡なのぉ~」
「全く運が強いわねぇ、ばらしー」
「そうだよ、あのままばらしーが寝ていたら直撃してたよ」
~~メンバーの声に天井を見上げるばらしー~~
ニャ~~ン、ニャンニャ~ン
「…にゃんにゃん……」
ばらしーは確かに幼い頃に可愛がっていたにゃんにゃんの姿をチラッと見た気がした。
最終更新:2006年12月23日 23:00