Story ID:eBOFYLFCO 氏(133rd take)
ジュン「・・・」
真紅「・・・」
・・・ーノリ「こんな時は放って置いた方がいいって本に書いてあったから・・・。」
真紅「本当にそれでいいのかしら?」
ー・・・
真紅(ジュンには楽しいことがないだけ・・・。きっと趣味や楽しいことを見つければ、前に進んで行ける・・・。
いつも近くにいる私が関わってあげられるモノがいいに違いないわ・・・)
真紅「ジュン・・・、バンドやってみなさい。」
ジュン「・・・」
真紅「貴方には、楽しみが一方的に足りないの。それに比例して前に進む勇気もないわ。」
ジュン「・・・」
真紅「だったら、楽しみを増やせばいい。退屈は死に至る病とはよく言った物よ。」
ジュン「だったら・・・」
真紅「えっ?」
ジュン「だったら、教えてくれるよな?真紅。」
真紅「・・・人に物を頼む時は?」
ジュン「お、お願いします。」
真紅「フフッ・・・、いい子ね。」
ジュンは顔を赤くしながら、けれども、少し嬉しそうに
ジュン「う、うるさいなぁ・・・」
と小さな声で呟いた。
真紅「強がりね・・・」
ジュンは真紅より遥かに大きく見た目も大人だが、ジュンにとって真紅は母親のような存在感を持っているかけがえのないヒトにかわってきていた。
そして、夕暮れの眩し過ぎる部屋の中で一言
ジュン「ありがとう・・・」
真紅には聞こえなかっただろう。だけど、そこには確かにその言葉があった。
ジュンの心の鎖を断ち切る暖かで優しい薔薇の棘が・・・。
最終更新:2007年02月08日 01:59