Story 靄 氏
ジュン「暑い…暑い…眠い」
私立薔薇学園高等学校は高台に位置する県下トップの高校だ。
白崎「ひきこもりだったのに意外と体力あるな、ジュン」
ジュン「五月蠅い、流石に一年以上通ってんだから嫌でも体力つくだろ」
このシニカルな笑いの主は白崎。1年からの悪友だ。なんだかんだ馬が会う、そんなヤツ。
ジュン「でもさ、この門付近の薔薇園は凄いよな」
白崎「確かになんつーか流石薔薇学っつーだけあるよな。一葉爺の趣味かね」
ジュン「いや、槐教頭かローゼン理事長だろ。なんつーか少女趣味臭い。」
白崎「それは言えてる!ロリ萌えはいいからな!!」
ジュン「だが断る!」白崎「ジョジョかよ!!」
ジュン「うぬは己を怒らせた!」
白崎「J王降臨ッ!?」
ジュン「メイド・イン・ヘウ゛ン!!」
白崎「メイドさんとジョジョのコラボwwwwwwヤバスwwwwwww」
いや、Queenだろ
めぐ「兎さ~ん。丸焼けになりたいのかなぁ~?…朝っぱらからなんて会話してんのよッ!」
白崎「あああああ…いや、ただたんにジュンと麻生大臣について語r…」
刹那の閃光後
(この世とは思えない音)
白崎「…………」
へんじがない…屍のようだ………ってこの女瞬獄殺放ちやがった!
ジュン「…柿崎…おい柿崎!」
めぐ「あ、私とした事がまた…………まいっか☆」
文尾に☆付けても意味がないぞ………はぁ………白崎の彼女、柿崎めぐ………病院内で恋愛してたというドラマみたいな事をやってのけた女。つーか白崎のヤツどうやって穴に落ちたんだ?まさか兎穴か!?
めぐ「雪兎の処理まかせたから。またね~」
めぐは毎回こんなヤツに付き合ってもらってごめんとか言って足早に去っていった。
白崎「ん…………天使様?天使様なんだな!」
もう一度殴って教室に引きずっていった。
起立礼着席睡眠昼食睡眠起立礼下校
………今日も同じ1日か………
白崎「今日も恐ろしかったなオマエ………つーか夜寝てんの?」
めぐ「それにしても巴センセに当てられてもすぐ完答しちゃうとことか有り得ないわ」
ジュン「眠り鼠言われるけど実は起きてる」
白崎「はぁ!?ありゃ寝てるだろ!」
ジュン「睡眠学習もあるしな…………なんというか不思議な場所だけど」
めぐ「その頭脳をこの馬鹿兎に分けて欲しいわ」
白崎「蝶か鹿か猪か!?」
それは花札だ、しかも鹿しかあってない
めぐ「猪鹿蝶!!」
………華麗な三連打…………朝同様完治したとはいえ…マジで元重病人か?………まさか白崎マゾじゃないよな…………
めぐ「むしろサドね」
思考読みやがった!!
白崎「っつー、てて。俺達、今日はオマエん家の先の方…………つーか駅前行くから」
このブルジョワめ
ジュン「…………眠い…………」
右へ曲がる
めぐ「あれ、帰んないのー?」
ジュン「うん、ちょっとな。ちなみに忠告、巴センセ今日そっち見回りっぽいよ」
めぐ「大丈夫、公認だから」
只既にバレてるだけじゃ…………
ジュン「じゃな」
白崎「んじゃ」
めぐ「ごーきげーんよーう」
…あの女挨拶あってんのかなぁ…………困った…………どうしよう…………憂鬱だ…………眠い…………何処行こうかな…………はぁ、こっち来たことあったっけ。やっぱりひきこもり時代結構あったしなぁ…………地理わからんなー…………右に曲がる左に曲がるっと…………
って一本道かよ、ハァ。
十五分位歩いた気がした。電車の音が聞こえる、多分駅近くだなと思った。
ジュン「なんというかレトロだなぁ」
独り言を言ってみた。そこらじゅうシャッターがしまっている。どうやら寂れた商店街のようだった。恐らく駅前の都会化の煽りをモロに下ったのだろう。
――――だが、ただ一つの喫茶店だけ明かりがついていた。
喫茶店には洒落っ気たっぷりに
「Artifical Fairies」
と描かれていた。
ジュン「…………そういえば喉乾いたな。入ってみるか。」
ドアノブを回すと小綺麗なカウンターと3、4つ程度のテーブルがあった。壁にはギターが数本架けられ。奥にドラムやキーボード、マイク、ベースギターやらがおかれていた。のに気付くのは後だった。
――――カウンターの一番奥に少女が腰掛けていた。
あの鞄は薔薇学の鞄…………!?同じクラス…………馬鹿な!あんな生徒目立たない訳がない。「見たことない」ということは…………あの娘は、あの不登校少女に他ならない。
雪の様な床にも付きそうなストレートの白髪。髪と同じく白い肌。ほっそりとしたスタイルに純白のワンピースがよく似合う。となりにある白い麦わら帽子には青いリボン。そして瞳の色はリボンよりも青い色………だった。
この世に存在するとは思えない純白の少女は、僕に微笑みかけた。
――――この娘は在守(ありす)…………薔薇嶺在守(ばらみねありす)
蒼星石「いらっしゃい。こんな所に人が来るなんて思いもしなかったよ。しかも同じ薔薇学だ。コーヒーがいい?それとも紅茶?…………メニュー見る?」
ジュン「…君がこの店をやっているの?」
蒼星石「いや、マスターは不在だよ。だけど「僕は」ちゃんとお客様に品を出せる自信がある」
ジュン「じゃあ紅茶を頂くよ」
思ったより普通の娘だなぁ。不登校には思えないけどやっぱり少し不安だなぁ。やっぱりコーヒーが良かったかも。
蒼星石「ひゃあ!!
ドンガラガッシャン!!
…ドジっ娘だった。ちょっと萌えた。
真紅「この真紅とした事が…………そこ!!何とぼけているの!?とっとと掃除をしなさい、使えない下僕ね」
ジュン「…………」
聞き間違いか?この歳にもなって幻聴か?なんかの安価か?っていうかなんなんだ今の。っていうか真紅?在守じゃないのか?
真紅「早くなさい!!」
ジュン「いや、客なんだけど」
真紅「口ごたえしない!躾がなってないわ!!」
ジュン「な、なんだよ。なんていうかキャラ変わってないか」
真紅「失礼な下僕」
ジュン「下僕下僕いうな!」
真紅「可哀想な下僕」
ジュン「可哀想言うな!」
真紅「品は紅茶しかないわ。煎れて頂戴」
ジュン「いや、こっちが客だって」
真紅「95度位の熱さで蒸して頂戴」
だ―――――なんなんだこの女!っていうかはじめとのギャップはなんなんだ!天然清楚系かと思ったら一転、高飛車御嬢様系かよ!
これなんてエロゲ!?っていうか新ジャンル一転!?っていうかなんで僕言われたままやっているんだ――――!!しかも紅茶なんか煎れたことないっつーの!!
ジュン「何やってんだろ、俺」
床をかたずけてからダイニングに入ろうとした時在守が僕に呼び掛けた
真紅「…………貴方、私が蒼星石の時に来たでしょう?」
蒼星石って誰だ?っていうか「の時」ってなんだ?落ち着け、落ち着くんだ!そうだ!!素数を数えるんだ、1.2.3.5.7.9.11.13.17.19.23.29.31.37.39…………
真紅「39は素数じゃないわ」
また読みやがったこの女!つーかジョジョ読んでるのかよ!!真紅「愛読書よッ」
だから読むなー!!しかも文尾に「ッ」ってちょwwwww
真紅「そう言われても読めるから仕方がないわ、単純な下僕」
はぁ、意味不明解読不可能
真紅「人間のオスは想像以上に下劣ね」
ジュン「読めてねぇ!しかも何考えてると思ってるんだ!」
真紅「解読不可能…………解読不能ね」
アリスは立ち上がりよたよたとカフェのスタンドマイクの前に近付いた…………どうやら歌うらしい…………ていうか読めてるじゃん。
真紅「等間隔!音の中で!!」
音デカ――!っていうか…………っていうか止まった?一瞬だけど声結構綺麗だったなぁ。
真紅「なんかしっくり来ないわね。それに結構は余計よ」
真紅はマイクをとんとんと叩いた。突っ込む気力は失せた。
真紅「下弦の月が~」
ん?
真紅「嗚呼今も燻ぶ想い胸に
しかと宿らば!!」
なッ!!!!
キ――――――――ン
ハウリングだ…………あんなハイな歌
ガチャ
扉が開いたそして外が暗いことに…………気付きたかった。気付く前に扉の向こうの彼女を見てしまった…………なんでだろーなんでだろーなぁ。
短髪なきぼくろの我等が担任、巴先生がそこにはいた。
巴「桜田クン…………何故此処にi」
雛「トゥモェ――――!!!!」
…………なんなんですか?アリスさんorzなんか不登校の理由
巴「桜田クン、今すぐ帰りなさい」
出た…………巴スマイル…………此処で拝むとは思いも
巴「帰りなさいね」
…………帰ろう
(以下執筆継続中)
最終更新:2007年06月07日 00:30