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「たまにはライヴを見に行くのも良いわねぇ」
「全くだね」

都内某所。今日は珍しいオフの日なので水銀燈と蒼星石はライヴハウスへ来ていた
彼女達曰く『視察』らしいが

「あら…今日のメインって…『極楽殿』?」
「聞いた事無いバンドだね。名前だけならきっとメンバーは3、40代辺りだと思うけどね」

そんな雑談を交わしながら聴いて、遂に『極楽殿』の番になった
すると、急に場が静かになる

「私達は、音楽というものをジャンルで区切るのは嫌いだ」
「特に、ここ最近は同じような音楽ばかり。僕達は半ばウンザリだ」
「自分達で新しい音楽を創れば…だからこそ『極楽殿』は4年の眠りについていた…そして今ここに『極楽殿復活』を宣言するッ!」

会場が光りに包まれる

「え? 店長?」
「ちょっとぉ、槐社長も居るわよぉ」

その時、店長と蒼星石と目が合う

「そしてもう一つ…最近『Rozen Maiden』というグループが台頭して来てるらしいが…」
「上には上がいるって事をたっぷり教えてやるよ! 行くぜ! 『極楽殿』!」

演奏が始まった。ローゼンの超絶な神業のギターに白崎のハードなドラム、槐の職人芸とまでに言えるベース。そして…

「店長の声…凄い」
「反則じゃない…あんな実力があるなんて…」

極楽殿の音楽は、それこそまさに『音楽』というものであったがそれ以上に

「観客が…あそこまで沸いてるなんて…」

そこには、ただただ関心している二人が居ただけだった

つづく




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最終更新:2007年05月23日 22:33