Story ID:34xsjFrU0 氏(218th take)
「あぁぁ~~~!!」
「どうしたのさ、翠星石?」
「いきなり何なのぉ~?大声なんか出してぇ?」
「どうしたもこうしたも無ぇですぅ、翠星石のスティックにヒビが入ってるですぅ~~~」
「そんなの新しいスティックにしたらいいんじゃなぁい?」
「そうですけどぉ~、このスティックは翠星石の手に馴染んいたですからぁ、ちぃ~っともったいないですぅ」
「でも、接着剤でとめてもドラムを叩いていたら折れちゃうね」
「……ちょっと…見せて」
「えっ、ばらしー、このスティックを直せるですかぁ?」
「…ヒビが入った部分を…見てからじゃないと……解らない」
「そ、そうですかぁ」
翠星石はドラムスティックを薔薇水晶に手渡す。
その目には祈るような思いが込められていた。
それは薔薇水晶ならどうにかできるのではないかという思いである。
そして薔薇水晶にもそんな思いが伝わったのか、ヒビの入った箇所に目をこらす。
「ど、どうですかぁ~ばらしー、直りそうですかぁ?」
「……アクチュエーターに…異常が見られる……」
「へっ?なんですぅ?」
「……マグネット…コンダクターと電解コンデンサーも…ダメみたい」
「はぁ?マ、マグネットなんですぅ~~?」
「……光デバイスにおける……電源ユニットの…数値変換エントロピーにバグが発生しているのかな?……それともニューロエンハンサーに……」
「ねぇ、ばらしー、ドラムスティックにそんな難しい部品なんか入ってないわよぉ~~」
「うん、ドラムスティックは簡単に言えば木の棒だよ」
「……むむむむぅううう……超抵抗化を考えて…SICを触媒にして……」
「ねぇ、人の話を聞いてるのぉ~?」
「……超伝導を起こす…力場を……Nとして超低エネルギー、ニュートリノを……」
「も、もう翠星石はスティックを諦めたですぅぅ~」
「そ、それが賢明な考えだね」
その後、薔薇水晶はヒビの入ったドラムスティック相手に3時間ほど悩んだあげくゴミ箱に捨てました><
最終更新:2007年07月23日 00:14