Story ID:grE4wixB0 氏(12th take)
(image song:12th0407)
Lyrics へたれ詩製造機 氏(12th take)
Music ID:grE4wixB0 氏(12th take)
「そうね、そのラインは問題ないわ。雰囲気にマッチしてるのだわ」
「ありがとう、真紅。君のメロディーラインも相変わらずいい味出してるよ」
「チビ苺、チビ苺」
「ん、どうしたの?翠星石」
「さっきのとこのブレイクって何拍でしたっけ…?」
「えー、雛歌が入ってない部分は分からないよー…ねぇー、真k」
「おバカ!いちいちチクるなですぅ!!」
RozenMaidenはいつものように練習に精を出していた。
練習中もコミュニケーションが絶えないのはこのバンドの長所の1つだ。
「みんなぁ、次の曲は初合わせだけどちゃんと練習してきたぁ?」
水銀燈が問いかける。
「うん、大丈夫だと思う」
「えぇ、問題ないのだわ」
「…銀ちゃんのために…頑張る…」
「ま、まぁ翠星石の腕にかかればあんなもんの1つや2つ楽勝ですぅ…」
「雛は見てるだけなのー」
思い思いの答えが返ってくると、水銀燈は満足そうに微笑んだ。
「それじゃ、やりましょうかぁ」
その一言で臨戦態勢に入るメンバー達。
Vo:翠星石・蒼星石
いつも(いつも) こんな(こんな)
刻を(刻を) きざんでいるの?
遠くを見つめることをしなくたって 声が聞こえているから
話して 聞かせて 瞳を逸らすことなく ここにいるから
逃げるように行かなくたって 追ってくる怖いものなんていない
もしも来たって 倒すだけの強さを持ってる
一緒に行くことを選ばなくてもいいから 私に話して 聞かせて
瞳を逸らさず 私はここで耳を傾けるから
逃げないで 立ち向かう それだけの力を 私たちは持ってる
いつも(いつも) 一緒に いる
だから その手 離さずに今 ここにいられるんだ
荒れる空も 吹きすさぶ風も二人一緒なら怖くないんだと
魂を込めて(魂を込めて) 叫びだせるよ 今此処でなら
握った指先 こもるその力 勇気になんて変えなくてもいい
演奏が終わり一息つくと、また騒がしいほどのコミュニケーションが始まる。
そんな、乙女達の日常の風景。
END
最終更新:2008年04月05日 11:05