Story ID:FpwBKtEQ0 氏(220th take)
いつものように曲作りのためスタジオに集まるローゼンメイデンのメンバー達。
すでにギター片手に音を出している水銀燈、イスに座り紅茶を飲む真紅。
そこに他のメンバーが集まりだした。
「おはようなの~」
「おはよ、あら雛苺? その服どうしたの?」
「ふにゅ~~、翠星石に着せられたのよ」
「ふぅ~~ん、メイド服ねぇ~、なかなか似合ってるじゃない~」
「ふゆゅ~~ぅ、でもちょっと恥ずかしいのよ~」
「ところで翠星石はどうしたの?」
「もう来るはずなの~」
「到着ぅぅ~~、みんな早いですねぇ~~」
「あれ?翠星石、その服はどうしたの?」
「ほぉんと、セーラー服なんか着てぇ~、それってどこかの制服なのぉ?」
「はぁ?これを知らねぇですかぁ水銀燈!」
「そんなの知らないわよぉ~」
「まったく呆れちゃうわ、ですぅ、それよりもばらしーはいるですかぁ?」
「ばらしーならまだ来てないわ」
「そうね、ばらしーはまだ来てないわ」
「……私なら…いる」
「あっ、そんなとこにいたのぉ~ばらしー?」
「あら、ばらしー、いつからそこにいたの?」
「……4時間前から……」
「4時間前から、って言うかばらしーも翠星石の服と同じものを着てるわねぇ~、それってなぁに?」
「……制服…」
「制服は解ってるわよぉ~」
水銀燈が薔薇水晶に服のことを聞き始めた時、ドアが派手に開いて息を切らした金糸雀がスタジオに入ってきた。
「ハァハァ 遅れたかしらぁ~~、ゴメンなさいかしら~~」
「遅いッ!! 遅刻は罰金!! ですぅ」
「はぁ?ば、罰金かしらぁ?」
「そうよッ、団長の翠星石より遅く来るなんてあるまじき行為だわッですぅ」
「な、なにを言ってるかしらぁ~?罰金ってどういう意味かしらぁ?」
「わ、私に聞かれても知らないわぁ~、ねぇ、ばらしー、貴女と翠星石は何の遊びをしてるのぉ~?」
「……今は…言えない」
「今はってどう言うことよぉ~、何かその服に意味があるのぉ~?」
「……それも…言えない…」
「あれ、雛苺、そのメイド服はどうしたかしらぁ~?」
「ふゅ~、これは…」
「そうよ、雛苺、貴女のメイド服からして3人とも今日はオカシイのだわ、
どうしてそんな服装をしているか説明して頂戴」
「あ、あのぉ~、それは…禁則事項なのッ」
真紅、水銀燈、金糸雀に?マークが点灯した時、後ろで遅れて入ってきた蒼星石は申し訳なさそうに短くため息を付いた。
「ごめん、なんだか昨日3人が翠星石の部屋で何かアニメを見ていたんだ、
たぶんその影響かと思うよ」
「ア、 アニメぇ~?何のアニメよぉ~?」
「ふゅゅ~、それも禁則事項なの」
「……それも今は…言えない」
「さぁ、今日もバンドを盛り上げて行くわよ、これは団長命令よッ ですぅ」
こうして3人が謎のキャラを演じたままこの日の新曲作りは始まった。
なお、真紅、水銀燈、金糸雀の3人にとってこの日のレコーディングはいつも以上に疲れたと言う。
そして蒼星石はいつも以上にハァ~とため息を付きながら頭の中で何度も「やれやれ」と呟いたらしい。
最終更新:2007年07月30日 01:15