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剣士クラース-2


1

624 名前: あ~ 投稿日: 2005/08/23(火) 13:32:55 [ NxgoQ2As ]
第3章

「ちくしょう!!」
ラルドは叫んだ。
「急いでるのに・・・」


長い沈黙が続いた。

『コンコン』
そんな沈黙を破るようなノックの音が聞こえた
『落とし物で~す』
ラルドはホッとため息をつき、クラースは嬉しそうにドアに駆け寄った。
が、ノックをした者はなぜかもうドアをあけている。
思わず剣を引き抜いたクラースは驚いた顔をした。
「お、お前は・・・」
「久しぶりだなぁ~、クラース」

勝手に部屋に入ってきた男の名前はフラット。
もともとハノブに住んでいて、2人と仲がよかったのだが、彼は村から
追放されてしまった。
なぜなら彼はシーフで・・・泥棒ばっかりを働いたからだ。

「そんなお前が、なぜ俺達の金を盗んだんだ?」
「いや~、おめ~らみて~な田舎もんはちょうどいいカモでな。
 ラルド。何回人にぶつかった?」
「・・・」
ラルドは何も言えなかった。

「・・・なるほどね。ハノブに伝染病が・・・」
クラースとラルドは今までのことを話した。
「・・・・・・わかった。俺が手伝ってやるよ。」
「ほんとか!」
クラースは喜んだ。
「ただ~し。手に入れた金の5割は払ってもらうぞ」
『・・・・・・』



「野良犬なんて、1匹もいね~じゃね~か!」
フラット。
「ここなんだがなぁ・・・!!」
「そ、そんな」

3人は驚愕した。100という野良犬が3人を囲んでいたからだ。

2

643 名前: あ~ 投稿日: 2005/08/24(水) 09:00:19 [ NxgoQ2As ]
第4章

もう何匹斬っただろうか?
クラースは突きから周りを振り払うように回転斬りをし、左右からの
噛み付きも盾で防ぐと同時に斬る。
フラットは持ち前のコントロールで次々の野良犬の急所を狙っていった。
ラルドは神に祈っていた。
もともと運動が得意なほうではなかったが、いつの間にか味方を回復
できる能力を持っていた。


「や、やっと終わった・・・」
そう言うとクラースはペタンと地面座った。
彼らの周りは野良犬の亡骸、そして鮮血だらけだった。

3人は休むまもなく犬のサンプルを採集した。
「・・・にしてもおかしくないか?」
ラルドが疑問を投げかけた。
「野良犬があんなにまとまって行動するわけがない・・・。 
 何かあるんじゃないか?」
「まぁ早くハノブに戻ろう。話はそれからだ」
最後にラルドは神に祈りをささげている時にフラットが言った。
「・・・なぁクラース。五人の勇者はもどってきたか?」
クラースは静かに首を振り、少し前の戦場を振り返った。
父に近ずいたかな・・・そこの戦場は静けさを取り戻していた。
太陽はいつの間にか沈みかけていた。

『ワオォォーーーーン』
静けさを取り払うような泣き声。
「まだいたのかよ!」
フラットが嫌そうにダーツを構えたがその動物を見て表情が変わった。
   赤い目
それがこちらを見ている。野良犬の目ではない。
『グルルルル・・・・』

太陽からの逆光では全身が良く見えないが・・・
その姿は人間のようだった。


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最終更新:2008年07月08日 01:13