RED STONEシリアスシリーズ-1
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673 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 20:51:43 [ hNlLsBE2 ]
RED STONEシリアスシリーズ
第一回 ゴーファの希望
赤い光が空に広がってから10年が立つ
多くのものはRED STONEが空から舞い降りたと信じてる
だが、あれは違う、大きな災厄が天上から降りてきたのだ
この星が何処へ行こうとしてるのか、もう誰にも分からない
力と力のシーソーゲームから、降りることさえ出来ない
人は一瞬の刹那に生きる
出来る限りのことはしなければいけない
いや、遅いのだろうか、希望とは儚い夢なのだろうか
恐れを知らぬ自惚れた人は、宇宙の力を悪魔に変えた
だが、俺が果たせぬ使命をいつか受け継いでくれる者が現れるだろう
ここに記す事実は全て私が見た事である
いつか来るべき時に備え、これを記す
この剣は私の思念が宿り、力あるものに全てを明かす
つまり、これは私の希望、そう、ゴーファの希望である
赤い光が空を多い、10日して光が収まった後に、あるところへ赤い星が落ちた
RED STONEと呼ばれた悪魔が、この世界に到来したのである
RED STONEとは、大きな思念の塊、生命の結晶
カオスでありコスモである、生であり死である
矛盾と完全さを備え、始まりであり終わりでもある
RED STONEは悪魔が姿を変えた形である
人の思念を吸い取り、あらゆる物を変えてしまう力がある
そして、いつか思念が形を取り世界を変えるだろう
だが、手はある各地にはRED STONの思念を分散させる力を持つ武器がある
力あるものがそれを手にし、RED STONEの力を弱めてくれることを願う
これは私、ゴーファの希望であり、世界の願いである
時は流れ、世界は混乱する
おい見ろよ綺麗に光る短剣だぜ、威勢のいい声が聞こえてくる
「みろ、コイツはすごいぜ、鞘がすごい光ってる
さっそく、お持ち帰りだな」
シーフが短剣を鞘から抜こうとするが抜けない、
ふんぅ、と力むが少しも動かないようだ
「貸してみろよ」
俺はそういって短剣を受け取る
そして、力を込めて鞘から抜き放つ
そこから出てきたのは、刃渡り1メートルもある細身の長剣
どこか憂いを感じさせる美しさを放っている
「すげぇなリビュール、コイツは噂に聞く魔法剣だ」
何故だろうか、相方の声が遠くなる、そして俺は倒れた・・・・・
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672 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/25(木) 20:35:50 [ hNlLsBE2 ]
>>674の続きっぽい
RED STONEシリアスシリーズ
第二回 生きるため
朝起きてすぐにタバコを吸う、煙が体に入り込むと同時に、覚醒の足音が聞こえてくる
今日見た夢を振り返ってみる。装飾された剣を見つける夢だった
あんなものが見つかれば、安く売り払っても3ヶ月は食べていけるだろう
タバコを灰皿に押し付けてもみ消し、外に出て体を伸ばしてみる
いつも朝起きるたびに思う、この体は本当に自分の体なのだろうか?
全て自分自身だろうかと、もちろんそれは自分だと思う
でも、故郷が戦争によって焼き払われた日から、段々と確証が持てなくなっている
戦争が起こって、村人が殺された。自分を育ててくれた孤児院も焼き払われた
おそらく、生き残ったのは自分だけだろう。
親も居ない、故郷もない、すべてを失ってから10年も立つ
自分を捨てた両親はまだ生きているのだろうか?
そんなことを考えると虚しくなってゆく、大体自分には考える余裕もないのだ
やるべき事は過去を振り返ることでなく、今日の暮らしをどうするかだ
目の前に広がるのは海だ、周りに建物はない、今出てきた小屋以外何もない
今日中には港町のブリジヘッドへ着くだろう
ブリジヘッドに着けば職にありつける、そう思ってここまで来た
だが職にありつける確証はない、噂では何処の街もモンスターや戦争の被害で壊滅していると言う
いや、考えるのはよそう、今日生きることが大切なのだ
ブリジヘッドへ向けて南にひたすら歩く、すこしすると森があった
少し早いが昼飯の準備をする
干し肉とパン、森で見つけた木の実だけだ
野良犬がやって来たので干し肉を少し投げてやる
すぐに寄って来て肉を食はじめる
今度は干し肉を手に乗せて差し出してみた
すこし戸惑った様子だが、近づいてくる
誰もが飢えているのだ
野良犬が肉を食べた瞬間、愛用のナイフで犬の首を切る
犬の首から血があふれ出す、野良犬は少し痙攣してから動かなくなった
血抜きをするために首を完全に断ち切って
ロープで木につるす、一時間もすれば血抜きが終わるだろう
その間に地面に穴を掘る、犬の頭を埋めるためだ
深さ50cmくらいの穴を掘って無残な犬を弔ってやる
そして土を盛り付け石を置いてやる。
木につるした無残な犬を見ると、血が出てこない、血は抜けたようだ
犬をおろすとナイフで毛皮を剥ぎ取る。少しは財布の足しになるだろう
毛皮を剥ぎ取った犬を小分けにして布に包む
近くの川で、犬の毛皮とナイフをよく洗い、鞄にしまう
ブリジヘッドまで後4キロといったところか、まだまだ日は高い急ぐことはないだろう
森から出て街道を歩く、しばらくするとブリジヘッドが見えてきた
すこし足取りが軽くなった気がする
やっとブリジヘッドに着いた、港を見ると船が意外と多い
モンスターの被害は少ないらしい、とりあえず宿を見つけたので入ってみる
チェックインして部屋に鞄を置き、布に包んだ犬の肉と毛皮だけもって外に出る
露店を開いて毛皮と肉を売る、他の露店は魚ばかり目に付く
どうやら港町で動物の肉は珍しいようだ、すぐに中年の女がやって来て肉を買っていった
これで酒が飲めるだろう、毛皮もすぐに売れた
なかなか景気がイイらしい
今は6時といったところだろう、海にくれなずむ夕日が美しい
宿と一緒になってるバーに入る
荒々しい喧騒、酒とタバコの混ざり合った独特のにおいが鼻腔を突く
とりあえずソルティードッグを作ってもらう
港町だから色々な酒がある。とりあえず、ここで暮らして行こうと思う
ひさしぶりの平和な街なのだ・・・・・
続く・・・・かな?
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679 名前: 名前がない@戦士のようだ 投稿日: 2005/08/26(金) 19:02:35 [ hNlLsBE2 ]
RED STONシリアスシリーズ
第三回 シーフギルド
ソルティードッグを飲んでいると心地よい酔いが回ってくると同時に、
旅の疲れと空腹感をかんじた、酒の肴は何がいいだろうか?
酒を飲み干してからバーテンを呼ぶ
「ピスタチオとブラッディーマリー貰える?」
バーテンは三回うなずいた後、カウンターの奥に引っ込んだ
ほろ酔いの頭で仕事は何をしようか考える
やはり、仕事を探すには街のヘソと呼べるような場所で探すのが一番だろう
マスターがピスタチオを持ってくる、値段の割りにはなかなかのボリュームだ
「ここら辺で仕事見つけたいんだけども、いいところないかねぇ?」
と、ピスタチオの殻をむきながら聞いてみる
そうですねぇ、とバーテンが答える。
「必ず空いてるのは、船の仕事ですかねぇ」
他にないの?と聞いてみるとバーテンは少し困った顔で黙り込む
そして、眉をひそめて小声で言う
「お客さんはしっかりしてそうだから言うけども
シーフギルドが一番景気がイイらしいですよ」
シーフねぇ強盗の手伝いするの?と聞き返すと
「いやぁ、盗賊でなくて、古代遺跡の調査やダンジョン探索でさぁ」
詳しく聞かせてくれる?といってバーテンに小金を渡す
バーテンが周りを見回し、より一層声を小さくして言う
「ここから少し南に出た後、西と東に二つのシーフギルドがあるんでさぁ
そこの二つは縄張り争いしているんですよ
西は金払いはいいけども東よりも物騒な連中らしいですぜ
噂ではレッドアイとも繋がってるとか・・・・・・・」
そっかぁ、と言ってソルティードッグを飲み干す
ピスタチオの残りを全てポケットに入れて、席を立つ
勘定を払ってバーから出た後に、宿に戻ってナイフと脇差を持って南に向かう
東の方に向かうと小さな小屋があった
近くにいくと、チンピラがよってくる
「おっさん、ここは酔っ払いが来るところじゃないんだ早く消えな」
無視して小屋に入ると、大きな穴があった、どうやら地下へ進むのに使うらしい
てぇめぇ、とチンピラが肩をつかむ
黙れ、と言うと同時に肩に掛かった手首をひねり上げ
シーフギルドと綴られた、刺青の見える腕を脇差で切り落とす
片腕が体から離れたチンピラを穴へ蹴り飛ばす
チンピラの腕は布に包んで鞄にしまう
小屋から出て西へと向かう、目指すはもう一方のシーフギルドだ
西の方へ30分ほど歩くと小屋が見えた、先ほどよりも大きい
だれだぁ?と低い声が聞こえる、いつの間にか目の前に男がいた
先ほどのチンピラとは比べ物にならない威圧感だ
仕事を紹介して欲しくてね、と言って布にくるんだ腕を放り投げる
男が中身を見て少し驚くが、すぐに刺青を見て悟る
小屋に入れ、といって男は小屋に入った、自分もそれに続く
部屋には10人程度の、いかにもシーフのような男がいる
門番の男が、切り取った腕を持って一番奥の男に渡す
へぇ、と奥の男がつぶやく
「あんた、腕が立つみたいだなぁ、向こうの奴の腕もってくるんだから」
まあなぁ、と言って部屋にいるシーフ風の男たちを眺める
「仕事が欲しいんだよ、いい仕事紹介してくれるって聞いてね」
そうだなぁ、と言って男は少し黙る
「腕は立つようだが、向こうの回し者かも知れねぇ
切り取った腕は死体かも知れないからな
お前さん、明日東のシーフギルドが発掘してる遺跡を部下連れて荒らして来い」
お安いご用さ、と言ってポケットの中のピスタチオを食べる
「この地図に書かれてるポイントで明日の23時に来い後は、現場の部下に聞いてくれ」
ありがとよ、と言って小屋から出る
宿に戻ったのは夜中の1時過ぎだった
すぐにベットに倒れこむ、今日は色々あって何かと疲れた
明日は何かと忙しくなるだろう・・・・・・・・
続く
最終更新:2008年07月08日 02:03