戦いたい…!俺も一緒に戦わせてくれ…!
俺はビショップとしてこの世に生まれてきた。
ビショップとか神に仕える者で、主に回復スキルを覚えやすい種族だ。
そんなわけビショップのPTでの需要性は明らかに高い。無くてはならない物…らしい。
だが俺は違った…。俺は回復よりも切ったり燃やしたりする方が好きだった。
生まれてすぐ両親とも死んでしまい近所の剣士やwizの家で育ったからだろう。
回復をするくらいなら戦いたい。というか、俺に回復なんていらねぇ…!
初めてPTに入る事になった。殴り技をマスターしたからだ。
相手がアンデット系だった事もあり1発で2000、3000とダメがでた。
PT内にいたブーン勇者様よりずっと強かったのでとても気持ちが良かった…。
そこでついにムキになったのか
「おい^^BISは回復だろ?殴るのは俺達の仕事なの^^」
と言い出した。
「え…そんな事言われても俺は回復より殴るのが好きなんです。」
「は?ふざけんじゃねえよ^^殴って何になるっつーんだよ^^」
「…でも貴方より火力はありますよね。」テイマーの戦士長閣下が口を挟んだ。
「おい。おめぇらタゲ取ってんの誰だと思ってんだよ。」
一同「エルフ戦士長閣下」…エルフが照れた。
ついに我を忘れた勇者様は、敵陣に突っ込みあっという間にアイテムを取り出した。
「へへへ…おまえ、アイテムが欲しいんだろ。BISはアイテム取れないもんなぁ…これで殴る意味がなくなったろ。さぁ、回復しろ!」
出た。勇者様の必殺技『ブーン』だ。精神難易度5なのにアイツマスターしてやがる…。
「俺はアイテムが欲しくて殴っているんじゃありません。戦うことが好きなんです。俺は貴方が憧れなんです。なのになんですかその行動は…!」
「うるさい!見てろ!10匹同時にデュエルだ!」
死んだ。あまり回復技覚えてない俺がそんな早く治療できるかよ…。
………
「早く蘇生しろよ。」
「すいませんが俺は蘇生を覚えていません。ソロが主体だったので先にシールドフラッシュなどを…」
「いい加減にしろよな。お前、BISやめな。殴るのが好きだからって、それじゃPTは成り立たないんだよ。お前の好き勝手でこの世界できてねぇんだよ。」
「それじゃこっちも言わせてもらいますが。アイテム拾いすぎですよね?」
「は?アイテムは早い門勝ちだろ?お前らがトロいんだよ。悔しかったらシティウォーカーの称号を取りな。ぁ、知らないか。バカだから。」
「あれは町の中だけですよ。」戦士長閣下が口を挟んだ。
「お前ら全員新で。」
…その後事はあまり残酷で話せないが戦士長閣下が勇者様の首を握っていたのは覚えてる。
戦士長閣下『確かにお前さんの言う事は正しいだろうBISさん。だがこの勇者様の言っておった事も、間違ってはいないのじゃぞ。』
PTでの需要性…自分が好きな事…周りへの迷惑…自分が本当にやりたい事…
…BISは回復役さ。蘇生して、防御力を上げて、魔法を跳ね返して…。
でも、俺は戦うのが好きなんだ。俺は殴るのが好きなんだ。…だから、
戦いたい…!俺も一緒に戦わせてくれ…!
最終更新:2009年06月03日 20:44