剣士クラース-4
1
865 名前: あ~ 投稿日: 2005/09/17(土) 09:19:30 [ NxgoQ2As ]
第7章
クラースたちは古都に戻り東プラトン街道を歩いていた。
牙も集めたし新しい仲間も増えたしな
「この後お前はどうするんだ?」
「・・・我二行ク場所ハナイ。何ノタメニ存在シ、何ノタメニ生キテイルノカガワカラナイカラナ」
「なら俺達と一緒に来ないか?村を守って欲しいんだ」
「守・・・ル?」
クラースのいった言葉はウルフマンに大きく響く。
記憶がないとはいえ、今まで自分がどんなことをしていたかはハッキリとわかった。
この体と爪で人間を・・・・
いままで自分を見てきた人間たちはいつも気味悪がるか不意打ちをするしかなかったから。
いつしか人間はこんなもんなんだ。自分たちの欲のまま動くんだ。
だからクラースの言った事にとても驚いた。
「おぃおぃクラース。本気かぁ?」
「本気さ。彼がいれば100人力だよ」
「それはそうだが・・・みんなが気にすると」
「町の人には俺から言っておく。な、いいだろ?」
そういってクラースはウルフマンの肩を叩いた。
「・・・ドウセ行クトコロハナイカラナ」
「あ~あ~。いつもの癖が出るねぇ、変わらないもんだ。そういやぁ名前ないんだっけな」
「じゃ、目が赤いからアカメは?」
「・・・イイダロウ」
そう言うアカメは笑っているように見えた。
「相変わらずセンスがねぇな」
フラットは笑いながら帽子を深くかぶりなおした。
「ハノブまであと少しだな」
「・・・俺は行かないで外で待ってるからな、ラルド」
「久々に顔くらい見せたらどうだ?」
「ふん。俺はアカメより待遇が悪いだろうよ」
「イヤ。我ハ人間デスラナイタメ待遇ナンカナイダロウ」
「2人とも大丈夫だって。なぁラルド」
「いや。大丈夫なことはないだろうが・・・」
「大丈夫だ。うん!大丈夫さ!」
「おめぇな・・・何を根拠に
「うわああああぁぁぁぁ」
フラットが言い終わる前に叫び声が聞こえる。
「なんだ!?」
アジトから傷だらけの男が走ってきた。
>>834 さん
感想ありがとうございますm(_ _ )m
技名とか分かってくれてよかったです(*´∇`)
>>854 FAT さん
感想ありがとうございますm(_ _ )m
一応後5,6章なのでがんばりまふ
2
930 名前: あ~ 投稿日: 2005/09/24(土) 01:00:05 [ NxgoQ2As ]
第8章
「何があったんですか?」
傷だらけの男に走りより、怪我の回復をするラルド。
「と、突然ア、アジトのB1に廃人がやってきたんだ」
血を吐きながらも男は話を続ける。
「B1の中で1番強かった剣士が行ったんだが・・・グッカハ」
「なんでB1なんかに廃人が!?」
「・・・ラルドはこの人の看病をしていてくれ。俺とアカメとフラットで行って来る」
「無茶だ!その廃人には敵わないはずだ。しかも早くこの牙を届けないと」
「なんかジッとしてらんないんだよね」
怒鳴るラルドにクラースは構わず言った。
「父の血が騒いでるんだ。早く行かなきゃ、てな」
笑いながら、嬉しそうな顔をする。
「あ~なっちゃもう止められないだろ?ラルド」
ラルドの肩に手を乗せ、いつものことだ、と面白そうに呟いていた。
「・・・わかった。行ってこいよ。ただしさっさと戻ってこいよ!」
「ああ!もちろんさ!」
「そうと決まれば行くぞ。クラース、アカメ」
このときクラースは父の息子であること、父の血が自分の体の中に流れていることを
誇りに思い、喜んでいた。
が、その父の息子ということが自分を苦しめるとは思っても見なかった。
最終更新:2008年07月09日 00:25