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12 名前:初心者[sage] 投稿日:2006/02/14(火) 15:55:29 [ BjmG50gY ]
「あいつか・・・。」
ベノムの視線の先には、黒いマントをなびかせた、赤いモンスターが立っていた。
「見たことの無いモンスターだな・・・。」
依頼者は、何をすれば良いかを教えただけで、そいつがどんな攻撃をするのかなど、詳細な情報は教えてくれなかった。
「あれがどんな攻撃をしてくるか分からない以上、背後から近づいて、速攻で倒してしまうのが良いだろう。」
「いや・・・正体が分からないからこそ、慎重に近づいて、攻撃を防いで隙を作ってから、確実に攻撃を入れたほうが良いと思う。」
一理あるが・・・。
「しかし、中には盾で防げない攻撃をしてくるものも居るらしい・・・やはり、気づかれる前に・・・。」
「そうだな・・・。」
会話を打ち切った後、壁に隠れながら、敵の隙を伺う。
敵が背を見せた瞬間・・・
「今だ!」
俺達は、背後に回り、パラレルスティングを撃とうとした・・・。
その時
「!!」
敵が振り向いた・・・すると、体に激痛が走った。
「ぐぅ・・・一体・・・?」
「フハハハハ!貴様ら小童が、この私に敵うとでも思ったか!貴様らがそこに隠れていたのは、とっくに気づいておったわ!」
敵が高笑いをした。
思わず怯んでしまう2人。
そこを・・・
「愚か者め!」
顔を笑みに歪め、腕を高く掲げ・・・振り下ろした。
すると・・・
ドバァァァァ
すさまじい炎が生まれた・・・
その炎から生まれる風だけでも、相当の威力がある・・・。
「うあぁぁぁぁぁぁっ」
炎と、それが巻き起こす風に巻き込まれ、壁に叩きつけられた。
「う・・・うぅ・・・」
気を失いかけた・・・その時、
「プレナン・・・これを・・・使え・・・」
息も絶え絶えに、ベノンが巻物を差し出してきた・・・。
帰還の巻物。
スマグで作られる魔法のアイテムで、使用すると一瞬で町に帰ることが出来る。
「すまない・・・。」
そういうと、それを開いた。ベノンも同時に開く。
「逃すかぁ!!」
敵が腕を振り上げた瞬間・・・
体がほのかに光る光に包まれ、軽い浮遊感がした・・・

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最終更新:2009年06月03日 18:38