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俺は今は栄える町アリアンに隣する村”リンケン”で生まれた。
ここにはほとんど人も訪れず、稀に冒険者が尋ねてくるぐらいのものだった。
そんな俺の幼少時代、リンケンの村がモンスターに襲われたときに俺たちを救ってくれたのは、
美しく繊細に光り、その圧倒的な存在感と偉大さを感じさせる巨大な斧を持った戦士だった。
それがきっかけで独学で剣術を始めたのだが、俺は昔から力がなかった。
巨大な斧は持つのがやっとで、それで敵をなぎ倒すことなど到底できなかった。
しかし、俺は決してあきらめたりしなかった。あのときの、あの戦士のように強く生きるんだ!と、
常に自分に言い聞かせ、それからも剣術に励んだ。しかし、やはり俺には力がなかった。
何故これほどまでに努力しても報われないのか。。。俺は悩んだ。悩んだ挙句、他の戦士たちが
どのような修行をしているのかを徹底的に調べるために、この世界で一番戦士が訪れるという
”古都”へと向かった。古都には、俺の村にはなかったいろいろな店などがある。
迷いながらも見つけたのが、古都中央歴史博物館だった。ここで俺はたくさんの書物などに
目を通した。剣術などそっちのけで沢山の書物を読んだ。

とある日、いつものように書物に目を通していると、”伝説の戦士”という項目で
こんな戦士が記録されていた。
「彼は他の戦士とは違い、美しく光る斧をもたず、ただ錆びれた剣を持つだけだった。
 しかし、彼の一振りは、その錆びれた剣とは全く対照的な美しいドラゴンを描き、
 その威力は、モンスターの群れを一掃してしまうものだった。その技の名を、
 ’ドラゴンツイスター’と名づける。この技は、膨大な知識を必要とし、
 この技を使えるものは、後世現れることはないだろう。」
と書かれていた。
俺は、すぐさま思った。私には、巨大な斧を振り回す力はないが、今までここで学んだ
大量の知識がある。もしかしたら、俺にも。。。
俺はすぐに古都を飛び出した。そして心を沈め、あの書物に写されていた
美しいドラゴンを思い浮かべながら、一撃を放った。
俺の周りを美しい、青いドラゴンが駆け巡る。周りにいた敵は、一瞬にして消滅した。
周りで見ていた人々も、あまりのその美しさに見惚れていた。


その後俺は”竜戦士”と呼ばれるようになった。
俺はあの日見た戦士を越えるべく、”竜戦士”の名のもとに、孤独な旅を始める。


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最終更新:2009年06月03日 20:47