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タトバ山脈のエルフ


私達は静かに、そして平和に暮らしていました
母なるタトバ山脈に抱かれて
そう あの日までは

その男達は突然現れました
一人は竜皮を剥いだ衣を身に纏い、背に片欠けの羽根を持ち
もう一人は全身を鎧で包み込み、身の丈程もある盾と鈍器を持っていました
人間の冒険者がこんな場所まで来ることも珍しいと、遠巻きに眺めていたら
同属の悲鳴が聞こえてきました 彼らに仲間が殺されたようでした
私は怒りに震えました 私達はただ静かに暮らしていたいだけなのに
武器を取り私も向かいました エルフの戦士達も一緒に駆けつけて来てくれました
しかし私の武器は非力な弓 竜皮の鎧を貫くことも出来ず、傷は回復魔法で即座に癒されてしまいました
鎧の男は鈍器で仲間を殴りつけ、片羽の男は手から光輪を作り出し
それを次々に投げていました その光輪に当たった仲間は無残にも切り刻まれてしまいました
駆けつけて来てくれた仲間達もほぼ全滅し、とうとう私だけになっていました
私は弓を構えました 足は竦み、体はガクガクと震えています
ちらりと横目を向けると、つい先程まで談笑していたエルフの戦死の亡骸が見えました
私は溢れ出る涙を堪え、弓を引きました

引いたはずでしたが、何故か矢は飛びませんでした
立って居るはずなのに、何故世界が横たわって見えるのでしょう
そこで自分は倒れているのだと気が付きました 起き上がろうとしましたが腕に力が入りません
見たら右腕が肩から無くなっていました ああ 光輪にやられたのか
意識が薄らいできました まだ私にはやらねばならない事があるのに
仲間の仇を 平和だった私達の生活を
私は




「ここ不味くね?」
「お前何レベルだよ」
「283wwww」
「不味いに決まってるだろ」

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最終更新:2007年06月05日 15:35