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~フラムベルを探して~


509 名前: BD 投稿日: 2005/08/15(月) 12:23:12 [ 0AAWoJ0E ]
~フラムベルを探して~

第一章

フラムベルの誕生


ブルン暦××年 ×月×日

私の名はフラムベル

私は、何故私がこの名前を授かったのかを、母に聞いた事がある・・・

私がこの世に生を受ける直前に、この町は魔物に襲われた。その際に、体内に私を宿していた母は、その重い身体を引き摺って魔物から逃げていたという。
だが、身重の状態でそんなに遠くに逃げられるはずも無く、すぐに母は追い詰められてしまった。
その際に、「お前をを守ることが出来なくて、ごめんなさい・・・」と思ったと、後に母は私に語った。
しかしその母の覚悟は、無駄に終わったらしい。 私がここに居るという事が、何よりの証明だろう。
目を閉じ、半ば諦めとも取れる祈りを捧げていた母は、何時まで経っても痛みが襲ってこない事に疑問を感じ、そっと目を開いたという・・・
そこに映っていたモノ・・・


それは、燃え盛る炎を体現した、美しく、又、残酷な大剣「フランべルジュ」を装備した戦士の姿であったという。

 ・・・・・・・・・


その後の事は、安心し、気が抜けてしまい気絶してしまったと、母は話していた。気が付いたら、宿屋に寝かされていたという。
宿屋の主人の話を聞いた所、彼女を運んできたのはその戦士らしい。だが、礼を言おうとしても、それは適わなかった・・・
彼は、付近のモンスターを一掃した後、シルリドさんの所で紅い液体の入った瓶を買い、そのままこの町を立ち去ったという・・・
「その戦士さん、格好いいなぁ~!僕もおっきくなったらこの町を守るんだ!」と、剣を振る素振りをした所、盛大にすっ転んでしまった。
母は、その戦士さんの戦いを、最後まで、見届けたかったと言った。
最も、もしも見ていたとしても、私は戦士じゃないから何をやっているかなんて分かんなかっただろうけど、と、大きく、そして優しく笑いながら、私の頭を撫でてくれた。
だが、母が「その話はそれで終わりではないのよ・・・」と、まるで聖母のような微笑みで語りかけた。

その戦士さんは、昔、武器をモンスターに破壊され、瀕死の重傷を負ったらしい。
その際に、母は彼に傷の手当て、そして、又戦えるように、と、当時は最高級品だったクレイモアを餞別にと手渡したのだという。
そして歳月は経ち・・・
彼は、その時よりも遥かに成長していた。
そして、ふと近くを通りがかった時に、その時のことを思い出し「ありがとう」と、一言だけ伝えに来た際に、モンスターに襲われている町を、そして、母を発見したという。
その後は先程話した通りよ、と、母は言った・・・



その後、私を無事に出産する事が出来た、母・・・いや、フィレンド母さんは、私にこう名付けた・・・

大きくなったら、愛するもの、大切なものを傷つけようとするモノから、その戦士の様に、守り抜き、そして戦い抜きなさい・・・


貴方の名前は・・・暖かい炎・・・







          「フラムベル」






                         第一話 ~完~



 ・・・つい触発されて初投稿。推敲を重ねたつもりですが、文章がおかしかったらすいませぬm(__;)m
前からこのクエストが切なく感じていたので、妄想から文章へと引っ張り揚げてみました。
いやぁ・・・次からはもうちょっと精進します;

フラムベルの話が終わって暇でしたら、Uアイテムの誕生秘話でも書いてみたいと思います。
今後は、お目汚しにならない様に気をつけます<(■Д■)では!


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最終更新:2008年07月07日 22:00