このページは、「失踪したいなー」「失踪しちゃったけど、どうしていいかわからん」
そんな方に読んでもらいたいページです。
自分の今の立場に該当しそうな箇所を読めば、少しは役に立つと思います。
※言うまでもありませんが、決して失踪を「奨める」わけではありません。実行は自己責任でお願いします。
※内容に「異議あり!」と思われた方は、内容の書き足しや訂正をお願い致します。
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● 未成年か?成年か?
未成年の場合、よほどうまく痕跡を残さずに生活を送らないと
警察の捜査、強制送還という流れになります。数日の家出程度ですら捜索されたりします。
以下の長ったらしい文章は、成人の方向けになります。
● 失踪したい理由は何なのか?
Ⅰ:犯罪による警察からの追跡から逃げるか、
Ⅱ:単純に人生をやり直したいのか、
この2点の違いは天と地ほどの差があります。
以下でそれぞれに関して詳細に説明します。
Ⅰ:犯罪による警察からの追跡からの逃げ
運です。申し訳ありませんが逃げれない確率が高いでしょう
Ⅱ:失踪して人生をやりなおしたい!
「こわい。生活は大丈夫だろうか。」心配は尽きないと思いますが、
しかし、やる気しだいでは、とても簡単に人生をやり直すことができます。
ただ、人生をやり直す熱意、気持ちが無い方は、あまりおすすめしません。野垂れ死ぬのがオチです。
0 失踪宣言書の作成
これを部屋においていかないと、警察に大規模に捜索されたりします。
必ず作成して、部屋の目立つ位置に置いておきましょう。
詳しくは
書き置きの作成を参照してください。
1ーA. 失踪時の持ち物(これだけあれば超絶に容易です)
・ありったけの現金(20万はほしい)
・免許証などの個人情報証明書とハンコ
・退職時の一連の書類(特に離職票Ⅰ・Ⅱ)
・リュックサックにいくつかの下着を詰め込んでおく)
・転出届(これは、あらかじめ失踪先でマンスリーマンションなど住所を確保しておく必要があります。)
これらがそろった上での失踪は、もはやただの引越しと変わりません。
唯一変わるのは、関わった人間関係を全て、断ち切れる、環境が一新することぐらいです。
あとは住民票の作成をするぐらいでしょうか。
1-B 失踪時の持ち物(最低限。準備とか、精神的余裕の全く無い方。こういった方が多いかと思います)
・ありったけの現金(20万はほしい)
・免許証などの個人情報証明書とハンコ
・リュックに下着を詰め込む
これだけで失踪は可能です。問題は失踪後です。
① とりあえず雨風を凌げる場所の確保
事前に調べて置ければいいのですが、さしあたりマンガ喫茶、ビジネスホテルなどで
しばらく滞在すればいいかと思います。野宿は、危険ですが、やりたい方はどうぞ。
② 携帯電話の作成
いざ失踪先に到着したあなたは、まず携帯電話を作成しましょう(失踪する覚悟があるなら、今までの携帯は捨てているはずです)
免許を見せれば、簡単に作成できます。0円機種なんかもありますので聞いてみましょう。各種連絡・就活に必須のツールです。
さて、ここから下は「お金・生活の確保」のためのアクションの説明です。
③ 住民票の作成
次に、住民票の作成を行うべきです。これがあるのと無いのとでは社会的生活の難易度が桁違いです。
住民票を作成すると家族に失踪先がバレるようですが、犯罪歴の無いあなたは別にばれても問題ないでしょう。
住民表作成のためには、最悪でもマンスリーマンションやドミトリーに住んでいる必要があります。(カプセルホテルだと駄目)
必要書類は、以前居た市町村の「転出届」。市町村にもよりますが、郵送してもらえる場合が多いです。
「転出届」さえ手に入ればこっちのものです。あとは失踪先の市役所へ行って、転入届・住民票の作成を行うだけです。
これで、晴れて失踪先の市民になることができ、堂々と就職活動が可能です。
【住所が無い、という恐怖は、失踪者ならではの大変貴重な経験ですので、住民表が作成できたときは、本当に嬉しいです。
水面下からようやく顔だけ出せた気分になります(社会的立場として)。自分の中で大きな自信の1つとなるとい思います。】
同時に、国民健康保険、国民年金の手続きもすることになりますが、こちらは各個人の判断で、役所の人の指示に従ってください。
※ 失踪先が家族や警察にばれると困る方は、逆に絶対に住民票を作成しないでください。
④-1 ハローワーク(求職者支援センター)の利用
働くために、ハローワークへ登録する必要があります。ハローワークへ行きましょう。
ハローワークは、仕事を紹介してくれるだけでなく、人によってさまざまな「救済措置」の提案をしてくれる場です。
「求職者支援センター」なとどいった名称の窓口が大体あるので、そちらで身の上話を赤裸々に告白しましょう(失踪したことも含めて)。
すると、現時点の貯金や離職の状況などから、さまざまな救済措置が提示されますし、場合によっては非常に協力的にサポートしてくれます。
ぜひ精力的に求人に応募してください。
※ もちろん、コンビニなどに置いてある求人雑誌から応募するのもありです。
④-2 雇用保険(=失業保険)をもらう
さしあたり紹介されるのが、この雇用保険だと思います。
大原則として「前の会社に1年以上勤めていた」場合、今失業中にいくらかの給付金が出ます(ざっくり月12万円程度)。
ただ、こちらの条件に当てはまらない場合でも、さまざまな特例が用意されているので、ハロワや求職者支援センターで要相談です。
「離職票」(会社を辞めた証拠となる書類)が必須ですので、これは会社から取り寄せる必要があります。
勇気を出して、会社に連絡して、一言謝罪を添えながら離職票の郵送を希望してください。(自分の場合は、むしろ激励してくれました)
④-3 職業訓練を利用する
職業訓練(=基金訓練)という制度があります、これは、PCの扱い方やビジネスマナー、介護に関する知識など、
就職(就職後)に役立つ「授業」を開催してくれる、というものです。
大体は半年間の授業なのですが、月に10万円(扶養者がいるなら12万円)給付されます!
④-Extra 生活保護、再就職手当
筆者は未体験ですが、こういった救済措置もあるようです。
行動を起こす順番として、①→②→③→④→⑤を推奨します。というか、この順番でないとそれぞれの段階を実行する権限が無いことになるので。。。(実体験談)
・重要な概念
*行政は、自ら動くものには積極的に救済措置を提供しますが、その逆は逆だそうです。
職員の方に力説されました。
⑤ そして新しい人生の始まり。
やがて、新しい職場も決まり、住宅手当などを利用しながら、普通のアパートで暮らせるようになると思います。
もう怖いものは何も無いはずです。何しろ一度住所不定者になってるわけですからw思いっきり人生謳歌してください^^
※ 更に詳しく色々知りたい方は、[[インデックス>http://www6.atwiki.jp/runaway/pages/1.html#index]]内の各項目を参照ください。
【このページの筆者情報】
- 25才男性、独身(2010年時点)
- 会社に9ヶ月勤めたが、青年期にアイデンティティの形成に失敗し、
精神病になり、自分の人生に対する疑問、違和感を払拭したくなり、
誰にも言わずに2010.12月頭に突然失踪。当然、家族や職場には全く報せていません。
失踪時の持ち物はⅠーBに相当。(携帯電話は捨てました)
住民票を作成したことで親族に新しい携帯の番号がばれたが、一瞬で着信拒否登録。
(医者によると、自分の場合親(とくに母親)がアイデンティティ形成の阻害要因であると考えられたため)
夢を探しながら、現在精力的にハロワやタウンワークで1日に3件ほど面接中。
そして第一志望のバイト先に採用され、日々けっこう楽しく働いてます!疲れるけど。
2013.3.11 失踪から2年と数ヶ月が経ちました。
1年半ほどフリーターをして、現在はとある会社で正社員としてがんばってます。
昔からやりたかった仕事で、やりがいを感じながら働いてます!
2016.6.3
副社長として頑張ってます!会社はまだまだ不安定だけど、
失踪経験を糧に、最弱を知る人間としてがんばります!!
2018.2月~
前の会社はまさかの解雇…
果たしてどうなることやら
こんな自分の経験が、自分と同じような境遇の方の参考になれば、望外の喜びです。
(2011.4.3 本文執筆)
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最終更新:2025年04月30日 15:33