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私家版・グローランサ神名録(ドラフト)
・ヒーローウォーズ/Work on Progress 対応版。
・私家版ですので勘違い・オフィシャルの設定変更などあってもご容赦下さい。
・※はRQでは全く触れられたことがなかった神様です。◎補足・解説・投稿・つっこみ等おまちしております。
あああ
アーカット Arkat
第一期の英雄、グバージの仇敵、あるいはグバージ
[マルキオン教/トロウル神殿、聖人]
アーカットは彼が“裏切り者”と呼んだ混沌の神グバージを倒すための叙事詩的な戦役を繰り広げ、「曙の時代」を終わらせた英雄である。彼は最初、西方の高潔な騎士として現れた。後に蛮族の死の神フマクトの英雄となり、最後にはグバージと戦う力を得るために人間性さえかなぐりすて、トロウルとなってグバージを一騎打ちの末にうち倒したと伝えられる。その後、彼はラリオスへ引退してトロウルと人間による「暗黒帝国」を築いた。
西方では彼は異教へ堕落した悲劇的な人物として記憶される。また彼はオーランス人にはフマクトと人類を裏切ってトロウルとなった者として憎悪されている。ダラ・ハッパ人は、啓蒙の光の神ナイサロールを殺し光の帝国を瓦解させた彼を“裏切り者”グバージと呼ぶ。
アーカットは各地方で多くの異なる姿であらわされる。
アーガン・アーガー Argan Argar
地表の闇の神
[トロウル神殿、神]
アーガン・アーガーは夜の女神ゼンサの息子であり、「痛みの地」(地表世界)で初めて生まれたトロウルであった。アーガン・アーガーはエスロラを妻とし、間にもうけた息子エズケンカッコ(一なる老翁)のため、奴隷としたカラドリルに「黒硝子の城」を築かせ「夜の王国」を築いた。エズケンカッコはアーガン・アーガーが夜空へ去った後も、ファラオと呼ばれる異邦人に倒されるまで長くケタエラの地を支配した。
彼の像は大きな目のダークトロウルとして刻まれる(女王種トロウルとされることは決してない)。
アートマル Artmal
ヴェルダングの父
[フォンリット神殿、神]
アートマルは“青い月の女神”ヴェルダラの息子である。アートマルは青い月に住み、妻を月に迎えた。子孫たちで月が狭くなると、彼はパマールテラの南の海に彼らを送り出した。アートマル人は広大な帝国を築いたが、やがて堕落し、アートマルの言葉に耳を貸さなくなった。アートマルはわずかな節士たちを守ろうとしたが、北から攻め入った嵐の神々に殺され、その骨は荒野にばらまかれた。同じ頃、青い月は混沌の神に殺され地に落ち、生き残ったわずかなアートマル人も、かつての隣人や友人たちによって奴隷とされた。現在は彼らはヴェルダングと呼ばれ、いつまでも栄光の日々を記憶している。
アーナールダ Ernalda
大地の母
[嵐の神殿/大地神殿、大神]
アーナールダはオーランス人に信仰される大地母神である。彼女は「大地」から生まれた三姉妹のひとりであり、「大地の力」すなわち慈愛と豊穣そのものである。大暗黒の時代、彼女は深い眠りにつき、地界の底に赴いて大いなる盟約を生み出すのを助け、生命を地上へ持ち帰った。
彼女は腰のベルトに鍵束をつるし、肉と果物が溢れんばかりに入った籠を片手に下げ、オーランス信者の7つの婚約腕輪を身につけた婦人として描かれる。
アァル Arlu ※
怪物たちの母なる女王神
[東方神殿、反神]
高神ヴィスとゲブケランの子孫であるこの反神は、オォルス・サーラーの母神として悪名高い。彼女は競争相手を喰い殺すことで怪物たちの女王となった。かつて魔王バンダンを喰らったこともある。
膨れ上がった巨体の怪物として描かれる。その体には、移動可能な第二の大きな口があり、長い舌が伸びている。
アイリーサ Eiritha
家畜の女神
[ワッハの領域、大精霊]
彼女は蹄と角を持つ動物たちの、多産と豊かな乳の源である。平原の全ての動物たちは彼女の子孫である。彼女の力なくしては遊牧民たちは大暗黒を生き延びることは出来なかっただろう。彼女は騎獣遊牧民のほとんどの女性に信仰される。
アイリーサは人頭の獣、もしくは獣頭の女人として現れる。
アヴィヴォルス Avivorus ※
槍の男
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ダラ・ハッパの戦神の一柱。ハスタトゥスとも呼ばれる。槍使いの神である。彼は皇帝親衛隊の兵士たちに信仰されている。
アヴァナプドゥール Avanapdur ※
悪夢の反神
[東方神殿、反神]
東方世界に亜神紀の終わりに現れた反神。アヴァナプドゥールはヴィゼラの人々によって“創られた”神であった。彼は反神ヘレスプールの侵攻を防ぎ、大きな信仰を受けるようになった(だがこれは芝居でしかなく、ヘレスプールはアヴァナプドゥールに操られていた)。強大な力を手に入れた彼は傲慢となり、ついにはヴィスに自分を信仰するように迫った。
結局、アヴァナプドゥールは賢者マシュナサンによって自分が偽りの存在でしかないことを証し立てられ、その在るべき領域(夢の世界)へと追放された。同時に偽りの神々を信仰していた土地も夢の世界へ消え去り、真の神々に忠実な人々が住む島々だけが残った。このアヴァナプドゥール戦争の終結により、亜神紀は終わり、人間紀が始まった。
アヴァルニア Avarnia ※
鳥の民の女王
[リンリディ神殿、神]
アヴァルニアは生命の鳥の女王であり、月都メルニッタの守護女神であった。彼女はルナー帝国が「鳥の民」を復活させたときに信仰を取り戻した。彼女はリンリディ地方で“鳥の王”ヴリーマクと共に崇められている。
小鳥、特にウズラの頭と翼をもった女性として描かれる。
青い月の女神 Blue Moon Goddesses
→「レジーラ」、「オロゲリア」、「アニーラ」、「ヴェルダラ」、「マハクォータ」、「クォタナーラ」を見よ
赤の皇帝 the Red Emperor
月の息子、第77代ダラ・ハッパ帝国皇帝
[ルナー神殿、神]
ルナー帝国の支配者、エギの指導者、赤の女神の息子である。殺されることはあっても自然に死ぬことはなく、その記憶を受け継いだ皇帝が新たに現れるため、一人の皇帝が代々統治しているように見える。ルナーの理想と崇拝され、「月の息子」、「諸王の王」、「天界への架け橋」、「エギの長」などと呼ばれる。
彼の存在は「エギ」たちから引き出される。赤の皇帝は女神の単性生殖による息子であり、かつては全く同じ存在として復活していたが、シェン・セレリスが月を略奪し、エギのいくたりかを殺して以来、彼は復活する度に少し異なった存在となるようになった。
赤の女神 Red Goddess
→「ルフェルザ」、「ナーザ」、「セデーニア」、「タラスタラ」を見よ。
悪魔 Devil
究極の悪
[マルキオン教、神]
→「ワクボス」「カージャボール」「ガネサタルス」を見よ。
悪鬼 Cacodemon
オーガたちの混沌神
[混沌神群、神]
ワクボスが真の石に潰されたとき、悪鬼として知られる悪魔の肉体のかけらが幾体も逃げ去った。彼らはオーガや混沌の存在に、その与える魔術が故に信仰されている。
●アズリーリア Asrelia
富の祖母
[大地の神殿、神]
●アトロクス Atrox
[マルキオン教、聖人]
アニーラ Annilla
青い稲妻
[トロウル神殿、神]
世界から太陽が消え去った後、アニーラは地界よりウズを乗せて天界に攻め入った。スパイクが爆発したとき、アニーラは天頂よりマガスタの渦へ飛び込んで世界の空隙を埋めた。現在、アニーラは“目に見えない”天体となり、その昇降が潮の満ち引きを作り出している。彼女は天頂よりマガスタの渦へ飛び込む際にわずかに「青い稲妻」として見ることができる。
●アプタネイス Aptanace
賢者、文明の創始者
[クラロレラ神殿、神]
●過ちの神々 False Gods
[マルキオン教、神]
アラクニー・ソラーラ Arachne Solara
自然の女神
[神殿に属さず、信仰されず]
アラクニー・ソラーラは世界女神グローランサの精霊であると言われる。彼女は「大いなる盟約」と呼ばれる契約を作り上げ、大いなる網を編み上げて悪魔ワクボスを捕らえ、これを喰らって「時」を生み出した。また曙の時代には、停止した太陽をその網でとらえ、もとの軌道に引き戻したという。彼女は個人に信仰されることはあるものの、カルトを形成することはない。ウズの半神、クラグスパイダーが最も有名な帰依者である。
●アランダイラ Arandayla
馬の母
[カルグザントの領域、精霊]
●アルドリア Aldrya
森の女神
[エルフ神殿、大神]
アルドリアは植物の女神であり、地上の全ての植物は彼女の子孫である。彼女は最初の種ファラマルより生まれた。
●アレシュマーラ Aleshmara
女性の精霊
[パマールトの領域、精霊]
アロニウス・ジャランティール Aronius Jaranthir ※
「ルナーの道」の伝道者
[カルマニア正教会/ルナー神殿、小神]
カルマニアの現在の支配者、ジョール伯の祖先の英雄である。彼は二度生を受けており、その度に英雄の王朝を開いた。二度目の生では、赤の皇帝を助けてシェン・セレリスの駆逐に力を貸した。その報償として彼は神格化され、赤の月のエギの一員として迎えられている。彼は彼を先祖とする貴族たち、あるいは彼を理想のカルマニア人と崇拝するものたちに信仰されている。
アンティリウス Antirius ※
光と正義の神、イェルムのかけら
[ダラ・ハッパ神殿、神]
イェルムが天空で砕けたとき、そのエッセンスは光輝くものとして空に残った。それは新しい神となり、こう言った。「我はアンティリウス。純粋なるもの、神の正義の体現者である」。彼はダラ・ハッパ帝国の皇帝たちの守護神とされた。
アンティリウスは初め目を向けられないほど眩く輝いていたが、世界に混乱がつづくうちに輝きを失い、黄金の丘でゾラーク・ゾラーンによって手傷を受け、ついには世界から消えてしまった。アンティリウスが消えた後、ダラ・ハッパに真の暗黒が訪れ、トライポリスは無人の廃墟となり打ち捨てられた。
アンティリウスは手に階段を持つ神として描かれる。その一方は天なるイェルムへ、その一方は地上の支配者たる皇帝へとつづいているのだと考えられる。
●アンドリン Andrin ※
法の語り部
[嵐の神殿、小神]いいい
●イーカズ Ikadz
浄化の神
[フォンリット神殿、神]
●イーヒリム Ehilm
太陽の神
[マルキオン教、神]
●イェステンドス Yestendos ※
舟乗りの神
[ダージーン神殿、神]
●イェルマリオ Yelmalio
光と戦いの傭兵神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
イェルム Yelm
太陽の神にして皇帝
[ダラ・ハッパ神殿、大神]
一なるもの、宇宙の皇帝、百神の主、万物の父、光の王、視覚の源。イェルムは偉大な完全なる皇帝であり、世界に光をもたらす太陽でもある。彼は「黄金の時代」には黄道に縛られず自由に動いていた。イェルムは彼を妬む反逆の神々と、その長であるオーランスに殺害され、それが世界の破滅への道を開いた。
イェルムのかけらとして知られる存在がいくつかあり、そのうちのいくつかはイェルムの一部として崇拝されている。すなわち、 アンティリウス、ヴリーマク、ビジーフ、カツクルトゥム、ベルニール・アラシャゲルン、エンヴェリヌスの6神である。
彼はダラ・ハッパの男性の完全な理想とされる。彼はダラ・ハッパのエリート、特に貴族たちに崇拝されている。イェルムは玉座に腰かけ、その前に神と女神を居並ばせている、偉大な皇帝として描かれる。彼は「太陽の円盤」として描かれることもある。
●イェルムガーサ Yelmgatha ※
ヒーロークエストの神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
イドヴァヌス Idovanus ※
善神
[カルマニア正教会、神]
カルマニア正教会における最高神。法と真実の神であり、「善なる神」として多くの神々を守護している。イドヴァヌスは対極の存在「悪なる神」ガネサタルスと永遠の闘争を続けている。彼を直接信仰できるのは聖別された「マギ」と呼ばれる特殊な聖職者だけである。
光の宝珠を持ち、王冠を被った男として描かれる。しばしばチャリオットに乗っている。
●イサリーズ Issaries
交易と意志疎通の神
[嵐の神殿、神]
イリピー・オントール Irripi Ontor
褐色の男
[ルナー神殿、神]
イリピー・オントールは七母神の一柱であり、ユスッパ出身の学者である。かつてはダラ・ハッパの知識神ブゼリアンの司祭だったが、その背教者となった。彼はルナー帝国の法と教育を体現している。
彼の描像は年輩の男で、あご髭はないが、濃い口ひげがあり、伝統的なブゼリアンのローブを身にまとっている。
●イスバーン Isban ※
がちょう少女
[大地の神殿、小神]
●インキン Yinkin
シャドウキャットの父
[嵐の神殿、神]ううう
ウーマス Umath
反逆の神
[旧神、嵐の神殿(信仰されず)]
ウーマスは風と嵐をつかさどる多くの重要な神の父であり、彼の特別な属性は強さと暴力である。彼はダラ・ハッパ人のあいだでは天空の調和を破壊し、天柱を砕き、「無謬の天空」を失わせしめた悪神として記憶されている。
ウーレイニア Ourania
天国の処女王
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ウーレイニアはダーゼイターの「娘」(創られたのであって、本当の娘ではない)であり、ダーゼイターが去った後、天界を治める女王となった。彼女はダーゼイターへ身を捧げている。天の届かぬ高みにいるダーゼイターのしもべとして、ウーレイニアは敬虔で至純な生き方を守り続けており、それによって処女の働き手の鑑となっている。
彼女は天を仰いでひざまづき、祈りを捧げている姿で描かれる。天の玉座に腰掛ける姿であることもある。その片目からはきらめきがこぼれ落ちている。
●ヴァシャンティ Vashanti ※
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●ヴァネーカラ Vanekara
投擲者
[ウズ、神]
ヴァラーレ・アッディ Valare Addi ※
ヒーロークエストの女神
[ルナー神殿、英雄]
彼女はルナー神殿におけるヒーロークエストを体系化した女英雄である。ヴァラーレは女神自身に啓発され、女神のゴッドクエストの秘密の一部を「エンテコスの物語」という書に記した。彼女の開いたヒーロークエストの道は、ルナー帝国で最も基本的なクエストとなっている。彼女はシェン・セレリスの赤の月の略奪を生き延びている。
彼女は小さな杖(アッディ)を持った、理知的な顔の若い盲目の女性として描かれる。
●ヴァランオーランス Varanorlanth ※
野人
[嵐の神殿、小神]
ヴァリンド Valind
冬の神
[嵐の神殿、神]
ヴァリンドは北から地表を撫でていく冬の力の源である。ペローリア北部やカルマニア地方では、ヴァリンドは代表的な悪神とされている。
凍ったままの顎髭をはやし、体中に氷をつけた巨人の姿で表される。
●ヴァルゼイン Valzain
ヴォルメインの皇帝神
[ヴォルメイン神殿、大神]
●ヴァヨビ Vayobi ※
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●ヴァンガンス Vanganth ※
飛行の神、雷鳴の兄弟
[嵐の神殿、小神]
●ヴァンゴーノ Vangono
戦の精霊
[パマールトの領域、精霊]
●ヴィーヴァモート Vivamort
[混沌神群、神]
●ヴィス Vith ※
[東方神殿、高神]
●ヴィ・トゥロス ViTuros ※
(→トゥロスを見よ。)
●ヴィンガ Vinga ※
女冒険者
[嵐の神殿、神]
●ヴィングコット Vingkot
勝利者にして守護戦士、至高王
[嵐の神殿、小神]
ヴェリスルーザ Verithurusa ※
赤い月の女神、無垢の女神
[ルナー神殿、神]
ヴェリスルーザはイェルムの娘であり、太陽にかしづいていた八つの惑星の一つであり、白い女神であった。だが天空が回転を始めたとき、彼女は好奇心からウーマスに従って動くうちに地界に落ち、何かを永遠に失った。彼女は天空の居場所に戻ったが、その色は変わり、“赤の月”セデーニアと呼ばれるようになった。彼女はやがて色を青く変え、地上近くまで下りてきて、「レジーラ」と呼ばれるようになった。
彼女は「月の七女神」の一柱である。
●ヴェイドラス Vadrus
[嵐の神殿、信仰されず]
●ヴェーンペレーシャ Venperesha ※
気高き海の反神
[東方神殿、反神]
●ヴェラ Vela ※
縁結びの女神
[大地の神殿、小神]
●ヴェルダーラ Veldara ※
青い月の女神
[フォンリット神殿、神]
●ヴェルハラ Velhara ※
野の貴婦人
[嵐の神殿、神]
●ヴォヴィーシボール Vovisibor
歩く汚物
[パマールトの領域、精霊]
●ヴォーリア Voria
春の乙女
[大地の神殿、小神]
●ヴォーリオフ Voriof
牧夫の神
[嵐の神殿、小神]
●ヴォーレラ Vorela ※
動物の癒し手
[大地の神殿、小神]
●ヴォテネヴラ Votenevra ※
大地の癒し手
[大地の神殿、小神]
●ヴォンゴーノ Vongono
[パマールトの領域、精霊]
●ウサーラ Usara ※
オート麦の女神
[
●ウダム・バグール Udam Bagur ※
地獄の判官
[クラロレラ神殿、神]
●宇宙竜
Cosmic Dragon
[クラロレラ神殿、竜]
●奪い手 Taker ※
破壊を司るもの
[エルフ神殿、神]
●ウラルダ Uralda ※
牛たちの母
[大地の神殿、小神]
ヴリーマク Vrimak
鳥の父、イェルムのかけら
[リンリディ神殿/ダラ・ハッパ神殿、神]
鳥の王、いと高き飛翔者、天の御使いなどと呼ばれる。力強い鷲から小さなハチドリにいたる鳥類の全ては、偉大なヴリーマクの変種にすぎない。ヴリーマクはイェルムの一部であり、アヴァルニアとともにリンリディ地方(現在の「原聖地」君主領)で広く信仰されている。
彼は通常、巨大な鳥(通常は鷲)として描かれ、しばしば炎をまとっている。
ウルヴァイリヌス Urvairinus ※
戦帝、第九代ダラ・ハッパ皇帝
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ウルヴァイリヌスは世界で初めて軍団を召集した皇帝であり、現在でもルナー帝国の多くの連隊の兵士たちに信仰されている。
皇帝の十のレガリアを身につけ、武装する巨大な皇帝として描かれる。
●ウレンゲルム Urengerum ※
射手
[ダラ・ハッパ神殿、神]
●ウロックス Urox ※
嵐の雄牛
[嵐の神殿、神]
●ヴロンカル Vronkal
大エルフ王
[エルフ、神]
●ウン・ロ Un Lo ※
宇宙竜
[クラロレラ神殿、神]えええ
●エーテル Aether
光の王
[旧神、信仰されず]
●エイコース Acos
法と安定の神
[旧神、信仰されず]
エティリーズ Etyries
女神の使者
[ルナー神殿、神]
かつてエティリーズは定命の者であったが、赤の女神に学び、改宗し、女神の教えを悟った。彼女は女神が地獄から帰還するのを助けて地上へ戻り、女神の物語を歌って人々が「螺旋の道」を辿れるようにした。その働きを認められ、エティリーズは全ての交換を司る女神となった。エティリーズは、ルナー神殿の中で最も信者の多いカルトである。
彼女は右手に天秤を持って前に突きだし、左手で胸の前に神聖な壺を抱えている、驚きに目を見開いた女性として描かれる。
●エスラ Esra ※
大麦の母
[大地の神殿、小神]
●エズラーン Ezran ※
邪悪なもの
[東方神殿、反神]
●エスローラ Esrola ※
豊穣の母
[大地の神殿、神]
●エニンタ Eninta ※
産婦
[大地の神殿、小神]
●エベ Ebe ※
野人
[クラロレラ神殿、神]
●エルマル Elmal ※
太陽の近侍
[嵐の神殿、神]
●エローン Eron ※
水の神
[エルフ神殿、神]
●エンギジ Engizi ※
天空の大河
[嵐の神殿、神]
エンテコス Entekos ※
清浄なる風の神、月の母
[ペランダ神殿、神]
エンテコスは清浄な風、高潔さ、平和、慈愛の女神である。彼女は女性の力と魔術の女神でもある。彼女は雷と雨、冬の神々を支配しており、天候の女神としてペローリア全土で信仰されている。ペランダの地では「高徳の女神」としてさらに大きな信仰を持つ。おそらく赤の女神の誕生に何らか関係を持っていると考えられ、ルナーの聖人ヴァラーレ・アッディはこの女神について記した「エンテコスの物語」を残している。
彼女は下半身が風のなかにかき消えている女性として描かれる。「デンダーラの惑星」がしばしばその頭上に浮かんでいる。
●エントラ Entra ※
豚たちの母
[大地の神殿、小神]
●エンフェラルダ Enferalda ※
ささえるもの
[大地の神殿、小神]おおお
●オーヴァンシャゴール Orvanshagor ※
竜殺し
[嵐の神殿、小神]
●オーオーランス Ohorlanth ※
雷鳴
[嵐の神殿、小神]
●オースタン Orstan ※
大工の神
[嵐の神殿、小神]
オーランス Orlanth
嵐の神、神々の王
[嵐の神殿、大神]
ダラ・ハッパ人は、ウーマスがシャーガシュに殺され地に落ちた後から彼が生まれたと伝えている。彼は父の王国の大部分を受け継いだため、ダラ・ハッパ人にはしばしばウーマスと混同されていた。彼はイェルムの息子とイェルムを殺し、世界に暗黒をもたらした。彼は自らの過ちを認め、地界へ赴き皇帝に謝罪し、自らを犠牲にしたとされる。
●オーランスカルル Orlanthcarl ※
農夫の神
[嵐の神殿、小神]
●オォルス・サーラー Oorsu Sara ※
怪物の王にして反神の王
[東方神殿、反神]
●オーマライア Omalaya ※
狩人の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●オヴェルドルヴァ Overdruva ※
森林の友
[大地の神殿、小神]
オスリラ Oslira
河の母
[ダラ・ハッパ神殿/マガスタ神殿、大神]
オスリラはダラ・ハッパの都市をはぐくむ大河の女神である。かつてはイェルムの敵対者であり、ネステントスと呼ばれていたが、イェルムに手なづけられた。現在オスリラはイェルムを助けている。オスリラの信仰は河川流域の農民たちの間に広がっている。魚とワニは彼女の従者である。ライバンスでは特に重要な女神だとされており、ライバムスと供に奉られている。
オスリラは魚の尾をした女性として描かれる。
●オデイラ Odayla
熊、狩猟の神
[嵐の神殿、神]
●オノコス Onokos ※
選民主義の守護聖人
[マルキオン教、聖人]
●オラーニ・モーア Orani Mor ※
蜘蛛の母
[ウズ、精霊]
●オラーネ Orane ※
農婦
[大地の神殿、小神]
オリア Oria ※
大地母神
[ペランダ神殿/ダラ・ハッパ神殿、大神]
生命の源、命を育む者、八十の母、百の母。オリアはロウドリルの妻神であり、ペローリア地方の大地母神である。家畜も野生の獣も、山野の草木も穀物も、みなオリアの子供たちである。彼女は慈愛と豊穣そのものであり、ペローリアでは最大の信仰を得ている。彼女は常に多くの夫や息子たちとともに信仰される。
彼女は(しばしば大きな胸の、太った)既婚の女性として描かれる。
●オルヴェンティリ Orventili ※
平和のつくり手
[大地の神殿、小神]
●オレノア Orenoar
真実の女神
[旧神、信仰されず]
●オレンダーナ Orendana ※
大地の女王
[大地の神殿、小神]
オロゲリア Orogeria ※
青い月の女神、星の女狩人
[ペランダ神殿/ルナー神殿、神]
オロゲリアは大いなる女狩人、野の姫、生と死の守護者である。彼女は大暗黒の後、曙の訪れる前に地上に現れ、餓えた人々に狩りの方法と、困難なときにいかに生きるかを教えた。彼女は星の熊を狩り、世界に星々を呼び戻した女神である。彼女を崇拝するのは女の狩人たちである。彼女はまた、月の七女神の一柱でもある。
オロゲリアは手に鹿の角を持った、あるいは鹿とともに歩む女狩人として描かれる。
●オロルマーン Orolmarn ※
牧夫の神
[嵐の神殿、小神]
●オンパロム Ompalam
全能の王、奴隷の神
[フォンリット神殿、大神]かかか
●ガー Ga
大地の女帝
[旧神、信仰されず]
●カーカル Krkal ※
[東方神殿、神]
●カーガン・トール Kagan Tor
闘争と戦の神
[旧神、信仰されず]
●カーグ Karrg
武器の達人
[ウズ、神]
●ガーク、静寂なる Gark the Calm
永遠の平和と生命、ゾンビの神
[マルキオン教、神]
●カージャカン Karjakan ※
悪霊、コーラートの敵
[嵐の神殿、精霊]
●カージャボール Kajabor
悪魔、虚無の神
[混沌神群、信仰されず]
●カージョールク Krjalk
怪物
[マルキオン教]
●ガーラント Gerlant
炎の王
[マルキオン教、聖人]
●カイガー・リートール Kyger Litor
ウズの母
[ウズ、大精霊]
●ガガース Gagarth
荒れ狂う狩人
[嵐の神殿、神]
カツクルトゥム Kazkrtum ※
虚ろの皇帝
[ダラ・ハッパ神殿、神]
暗黒の最悪の時代に世界を支配した、皇帝たる資格を持たない皇帝である。彼の支配の間、全ての神々は死に絶えていた。空には星の光さえも無かった。人間はあらゆる悪徳を甘受することでこの受難の時代を生き延びることができたが、そのため不浄な存在たらざるを得なくなってしまった。カツクルトゥムはイェルムにあるはずのない「影」、イェルムの「他なるもの」であり、その一部でもある。
触覚を生やした昆虫のような男、もしくは灰として描かれる。
●カドーネ Kadone ※
地に堕とすもの
[大地の神殿、小神]
●ガドブラド Gadblad
大いなる鍛冶
[ウズ、精霊]
●カバルト Kabalt ※
稲妻
[東方神殿、神]
●カラドラとオーレリオン Caladora and Aurelion
[神殿に属さず、神?]
●カラドリル Caladrill ※
[大地の神殿、神?]
●カリツ Calyz ※
[ヴェレネラ神殿、神]
カルグザント Kargzant ※
太陽の馬
[カルグザントの領域、大精霊]
遊牧民たちはこの神をイェルムと同一の存在だと思っているが、ダラ・ハッパ人はイェルムの下僕の一人にすぎないと知っている。カルグザントは信者の危難に助けを送り、そのでしゃばりのため後に罰せられた。遊牧民たちの間では、輝き、馬に乗っている偉大な指導者ととして描かれる。
カルグザントは「曙」以前に天空に昇った太陽である。彼は遊牧民の皇帝を助けてトライポリスを復興させ、イェルムの帰還にそなえた。だが怪物によってその力を奪われ、馬は汚れた動物に成り果て、騎馬遊牧民は堕落した民となってしまった。
カルグザントの惑星は、現在で「前駆星」(Lightfore)に囚われ見ることができない。
カルマノス Karmanos ※
最後の預言者にして最初のカルマニア王
[カルマニア正教会、預言者]
“先陣”サイランティールと“青の城の女神”シャルメインとの間の息子。「スポルの薄闇の帝国」と戦い、これを滅ぼしてカルマニア王国を建国した。また新しい教会を設立し、カルマニア正教を開いた。
“最後の預言者”とも呼ばれる。謎の多い人物であり、「彼は赤の女神の先触れであった」と言われている。
ガネサタルス Ganesatarus ※
悪なる神
[ダラ・ハッパ神殿/カルマニア正教会、神]
“善なる神”イドヴァヌスが世界を創造したとき、その注意の及ばなかったところから生まれたのが、邪神ガネサタルスである。彼はイドヴァヌスが司らない全てのものを司る。不服従、邪悪、残忍、暗闇、無知、飢餓、死、罪――これらは皆、ガネサタルスの道具である。彼は堕落させた世界の中から、自らの新しい世界を創造しようとした。“忌まわしき”ヤー・ガン、“死者”カツクルトゥム、“悪魔の魔道士”フロナラコーなどは彼が作り出したものである。彼はカルマニアやダラ・ハッパの悪魔崇拝者に密かに信仰されているが、彼自身はその祈りに応えることはない。彼は神々を堕落させ、その「反逆の神々」の信者を通じて世界に影響を及ぼすのである。くくく
●クォタナーラ Quatanara ※
青い月の高原の精霊
[ウズ、精霊]
グバージ Gbaji
裏切り者
[混沌神群、信仰されず]
グバージは「曙の時代」に終焉をもたらし、ジェナーテラの文明を破壊した。彼は狡猾な手を用いて、ペローリアからセシュネラまでの全てのカルトと人々を混沌で汚染した。
彼の絵姿は知られていない。
●クリムゾン・バット Crimson Bat
死の神、赤の女神の乗騎
[リンリディ神殿/ルナー神殿、神]
第一期にアーカットに破壊されたが、女神によって復活した。
●グローランサ Glorantha
宇宙女神
[旧神、信仰されず]
●クローパ Kropa
多くのものの母
[ウズ、精霊]
●クロラール Krolar ※
サソリの守護
[ウズ、精霊]
●クロニスパー Cronisper
賢者
[パマールトの領域、精霊]けけけ
●ケヴ Kev ※
幻視者
[大地の神殿、小神]
●ゲブケラン Gebkeran ※
闇の母
[東方神殿、高神]
ゲーラ Gerra ※
黒い月の女神、悲嘆の女神
[ペランダ神殿/ルナー神殿、神]
ゲーラはかつては強大な力を持つ女神だったが、その傲慢さのために大きな罰を受けることになった。彼女は大暗黒の中で地獄を彷徨い、手足を切り落とされ、逆さにつられ、何度も生き死にを繰り返したが、決して死ぬことはなかった。彼女の教えは「生きることは苦しみである」ということである(これは一つの真実である)。カルマニアにある彼女の聖地「黒いピラミッド」には、自らの命を捧げるために信者が集まってくる。
彼女は手足を切り落とされ、逆さにつられて泣き叫ぶ女性として描かれる。彼女は「月の七女神」の一柱でもある。
ゲレンデッソ Gerendetho ※
コースタディの父
[コスターディ神殿、神]
ゲレンデッソはロウドリルの息子の一人であり、山羊乗りの神である。彼は山の頂を削り取って「渇きの高原」を作り、その土砂で「ジョード山脈」を作り出した。彼はコースタディの畑作農民に信仰されている。
槍を持ち、豊かな髭をたくわえた男として描かれる。
●ケンストラータ Kenstrata ※
狩人の神
[ペランダ神殿、神]こここ
●コーラート Kolat
風の精霊王
[嵐の神殿/領域、大精霊]
●コガッグ Kogag
舟乗り
[ウズ、神]
ゴゴーマ Gorgorma
秘密の守護者、恐怖、喰らうもの
[ダラ・ハッパ神殿、神]
“二つの口の”ゴゴーマは、巨大でしわくちゃな恐ろしい女性であり、デンダーラの姉妹である。彼女は恐ろしく畏怖すべきものである。イェルムも彼女の存在を認めざるをえない。──しかしながら、彼女は最悪の時代をのぞいては、全くといっていいほど崇拝されない。
彼女はしわくちゃで不格好な、太った老婆の姿で描かれる。
●ゴドゥーニア Godunya
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●ゴラキーキ Gorakiki
虫類の母
[ウズ、精霊]
●コラスティング Korasting
多くのものの母
[ウズ/大精霊]
●コルガツ Korgatu ※
世界竜、スンチェン人の大祖
[スンチェンの領域、大精霊]さささ
●ザーラーマカ Zaramaka
海の父
[旧神、信仰されず]
●ザブール ZZabur
大魔道士
[無神教、魔道士]
●サラーズニー Thaluzni
エレメントの天秤
[クラロレラ神殿、神]ししし
●ジェーラ Jera ※
薬師
[大地の神殿、小神]
ジェセット Jeset
船頭
[ウズ、精霊]
●ジェナート Genert
死せる神
[旧神、信仰されず]
ジェルノティウス Jernotius ※
高き神の長
[ペランダ神殿、神]
カルマノスがカルマニア王国を打ち立てる前には、現在のカルマニア地方はペランダと呼ばれており、独自の神々を信仰していた。ジェルノティウスはその「高神」の評議会の長であった。ジェルノテウスは均衡の神であり、同時に均衡の女神ジェルノティアでもある。彼は大暗黒時代に石に変えられ、現在はジェルノティア山脈の最高峰となっている。
シェペルカート Shepelkirt ※
毒の血、赤い月
(→オーランス人の間での赤の女神の呼び名)
●ジオーラ・ウンバー Xiora Umber
[ウズ、神]
●シカーノス Sikkanos
悪しき風、砂漠の風
[パマールトの領域、精霊]
●始祖混沌 Primal Chaos
[混沌神群]
七母神 Seven Mothers
赤の女神を復活させた者たち
[ルナー神殿、神]
赤の女神を復活させた七人の“エギ”たちは、現在は神格化されており、帝国の影響下にある地域では必ず見ることができる。彼らは女神の先触れであったごとく、「ルナーの道」の伝道を行うカルトである。七人の賢者たちは、ヤーナファル・ターニルズ、イリピー・オントール、ティーロ・ノーリ、魔女ジャーカリール、女王ディーゾーラ、ダンファイヴ・ザーロン、そして神秘的な「待つ女」である。ハートランド地方では、七母神は別々の神格として信仰されている。
七母神の絵姿は個々の神の項に記されている。しばしば七人全員の姿が陶器に描かれるが、それによると彼らは三日月型の舟に乗っている。
●ジトロ・アーゴン Zitro Argon
[ヴェレネラ神殿、神]
シャーガシュ Shargash ※
破壊する者、赤い惑星
[ダラ・ハッパ神殿、大神]
アルコスの大いなる戦神。シャーガシュは「赤き惑星」、「破壊する者」、「喰らう者」、「浄化の神」である。彼はイェルムの息子の一柱で、アルコスの守護神とされる。彼は修復することよりも破壊し、新たに置き換えることを是とする。彼の教義とは、「新しきものをもたらすためには、破壊は必要である」というものであり、そのため彼は生命の神でもある。イェルムの死後、彼は反逆の神々や偽りの太陽と戦い続けた。やがて大暗黒が訪れると、彼は世界全土を破壊し、それによってグローランサを浄化し、イェルムの帰還に備えた。
彼は何本もの腕をもち、その手に天空の槍、メイス、稲妻などの武器を持った戦士の姿で描かれる。
ジャーカブーム Jakaboom
影に踊るもの
[ウズ、精霊]
ジャーカリール、魔女 Jakaleel the Witch
糸紡ぐ老魔女
[ルナー神殿、精霊]
彼女はかつてはジョード山脈のゾラーク・ゾラーンの女祭であった。彼女のカルトは、闇の神秘のうちに潜む、多様な恐怖と慰めとを探求している。ジャーカリールは「ルナー魔道」の神である。また彼女は「青い月」の近しい友であり、カルトはルナーのトロウルたちに好まれている。
彼女の像は、しおれた腕をした痩せこけた老婆の姿をしており、黒い星で飾られた明るい色のショールをまとっている。
ジャグレクリアンド Jagrekriand ※
ウーマスを殺したもの
(→オーランス人の間でのシャーガシュの呼び名)
●シャヴァイア Shavaya
光輝の皇帝
[クラロレラ神殿、神]
●ジャラニ Jarani ※
法の男
[嵐の神殿、小神]
●ジャルダン Jaldan ※
戦士
[カルグザントの領域、精霊]
●シュ’ハカルジール Sh'hakarzeel ※
竜
[嵐の神殿、敵神]
●シュール・エンスリーブ SurEnslib ※
長脚の女神
[ダージーン神殿、大神]
●ショーグ Sshorg
海流の女神
[東方神殿、神]
●ジョサード Josad ※
長老
[カルグザントの領域、精霊]すすす
●スウェムズ Swems
長虫の母
[ウズ、精霊]
●スコーヴァラ Skovara ※
低き芸人
[大地の神殿、小神]
●スタークヴァル Starkval ※
近侍戦士の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●スチャーラ Schara ※
ライ麦の女神
[大地の神殿、小神]
●スティクス Styx
誓いと黒い水の女神
[ウズ神殿、神]
●捨子 Foundchild
狩人
[ワッハの領域、精霊]
●ストーム・ブル Storm Bull
狂戦士の精霊、混沌を倒すもの
[ワッハの領域、精霊]
●スビーリー Subere
光に触れざる闇
[ウズ、大精霊]せせせ
ゼイテネラ Zaytenera ※
白い月の女神、来るべきもの
[ダラ・ハッパ神殿/ルナー神殿、神]
彼女は「大いなるこころ」、「宇宙的な認識」である。“来るべきもの”。彼女は「月の七女神」の一柱でもある。
●セケヴァー Sekever ※
[クラロレラ神殿、神]
セデーニア Sedenya ※
月の女神
[ダラ・ハッパ神殿/ルナー神殿、神]
セデーニアとは彼女のさらに秘された月の女神の自我のことを指す。セデーニアは周期の女神であり、月の本質であり、繰り返すものとして認識される力すべての源である。彼女は“瞑想者”、“変化させるもの”、“大いなる犠牲”などとも呼ばれる。彼女は神話時代に滅ぼされたが、彼女の復活は人間と宇宙全てに解放をもたらした。何千年にもわたり「見えざるもの」であったが、現在はルフェルザの七つの姿を通して知覚することができる。
●ゼメーラ Xemela ※
治癒の守護聖人
[マルキオン教、聖人]
●ゼラ Thella ※
夢の女神
[東方神殿、神]
●ゼレル・ファン Zerel Fan ※
黒陽神あるいは血陽神
[クラロレラ神殿、神]
●センカーナ Senkana ※
大麦の女神
[コスターディ神殿、神]そそそ
●創世主 Earthmaker
大いなる精霊
[パマールトの領域、信仰されず]
●祖なる竜 ※
Ancestral Dragon
[クラロレラ神殿、竜]
●ソマーシュ Somash
[ヴェレネラ神殿、神]
●ゾラーク・ゾラーン Zorak Zoran
暗黒と激怒の神
[ウズ、神]
●ソルフ Solf
[ヴェレネラ神殿、神]
●ゾング Zong
狩人の精霊
[ウズ、精霊]たたた
●ダーガ Daga
干ばつの神
[嵐の神殿、神]
●ダーカ・ファール Daka Fal
死者の判官
[ワッハの領域、精霊]
ダーゼイター Dayzatar
神聖にして超然たる天空の神
[ダラ・ハッパ神殿、大神]
彼は最も聖なるもの、天空の神々のうちで最も遠きものである。彼は遠く去り、接触するのは困難である。ダーゼイターの修道僧たちは魔術の力をもっていはいるが、それは非常に代価が大きく、しかも禁欲的な神秘主義的生活規範をつうじてのみ使用可能なのである。かつては空にダーゼイターを惑星として見ることができたが、現在では空の天蓋の外に去ってしまっている。彼は天空神殿における神秘主義の神であり、その下位の秘密は現在ではブゼリアンの司祭によって扱われている。
冷ややかな、あるいは尊大な表情をした、禿頭の男として描かれる。
●ダーリアス Daliath
知恵の番人
[マガスタ神殿、神]
●ダーリスター Darleester ※
[フォンリット神殿、神]
●ダール Dar ※
指導者
[嵐の神殿、小神]
●ターン・ガト・ハ、その名よ呪われてあれ TarnGatHa ※
偽龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●タイ・コラ・テック Ty Kora Tek
死者の女神
[大地の神殿、神]
●太守 Exarchs
[クラロレラ神殿、神]
●タイレーニア Tylenea
幻影の女神
[旧神、信仰されず]
ダクスダリウス Daxdarius ※
高き神の一柱、ホプライタイの神
[ペランダ神殿、神]
小暗黒もしくは大暗黒時代のペランダ地方を支配した偉大な戦王。ホプライタイの神。真鍮山脈の「蒼の三眼」のカルトと手を結び、世界で初めて金属製の武器を使用した。彼は雄牛の民と戦い、“忌まわしき”ヤー・ガンを信仰する青人たちをオローニン湖へ追い落とした。カルマニア東部では戦神として、ドブリアンでは都市の神として信仰されている。
ホプライトと槍を持った、威厳のある男として描かれる。
●ダスタル Dastal ※
狩人の精霊
[カルグザントの領域、精霊]
●タトウス Tatouth ※
斥候の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●タラール・クヴィンダス Taral Kuvindas ※
オロゲリアの隼
[ルナー神殿、小神]
●タラルタラ Taraltara ※
[ルナー神殿、悟法]
●ダルーダ Daruda ※
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●ダルジャ・ダナド Darja Danad ※
[東方神殿、法士]
ダンファイヴ・ザーロン Danfive Xaron
探索者の橋渡し
[ルナー神殿、神]
七母神の一人であり、もともとは血に飢えた無法者であった。女神の再生の儀式に置いては、彼は最も危険な役割につくことを買って出た。その任務に部分的ながら成功し、彼は帝国の「門番」、「夜衛」、「運び手」の地位を得たのである。
彼の陰鬱なカルトは、社会の屑たちが再適応を果たす最後の機会を与えている。どのような犯罪者でも、彼の寺院に行けば必ずかくまってもらえる。しかしカルトの課す制約は過酷であり、カルトにとどまる者は数年間の厳しい努力を重ねた後、はじめて代価を受け取ることができる。
彼はしかめ面をした中年の悪漢の姿で表される。背をかがめて服従を示し、鎖と手枷と足枷をはめている。ちちち
超越 Transcendant ※
女神の教え
「超越」はルナー神秘主義の特徴的な教義である。「超越」的な存在は、通常の宇宙的存在の外に存在する。それは神というよりむしろ力であり、「神々の神」と考えられることさえある。これらの力に対して通常の信仰は無意味である。
「超越」という概念は、イェルム暦111,375年(S.T.375年)、ナイサロールによってペローリアに初めてもたらされた。だがその教えはナイサロールがばらばらにされ、死んだときに忘却された。だが、赤の女神の神格化によって七つの月の女神はひとつとなり、神界を通して「超越」と接触することが可能となったのである。
「超越」の存在の代表的なものはセデーニアである。
チャラーナ・アローイ Charana Arroy
癒し手
[嵐の神殿、神]
白き貴婦人。帝国内においては、南部属領地でのみ知られている。他の地方では、エリッサの信仰のみが見られる。
→「エリッサ」を見よ。
●チャル Chal ※
テシュノスの賢者
[ヴェレネラ神殿、神]つつつ
ツインスター Twins Stars
女神の侍女
[ルナー神殿、神]
エレリアとヴェレリア。グラマーとクレーターを反乱軍から護った。その奉仕の見返りとして、不死性と天空の星を与えられた。その恐るべきエネルギーを宿すかりそめの肉体を纏い出現する。
月の女神 Lunar Goddess
→「セデーニア」を見よ。
角を持つ男 Horned Man
偉大なる祈祷師
[ワッハの領域、精霊]ててて
ディーゾーラ DeeZola
つなぎとめるもの
[ルナー神殿、神]
ディーゾーラはアーコス川沿いの地の支配者であり、アラクニー・ソラーラの女祭であった。彼女は癒し手として名高く、貴族と詩人から愛されているパトロンでもある。さらにまた、彼女は地の魔術の女王である。
ディーゾーラは、様々な治療用具や家庭用品を膝の上に乗せて腰掛けた中年の女性として描かれる。
●ティーロ・エスタラ Teelo Estara ※
生ける女神
[ルナー神殿、神]
ティーロ・ノーリ Teelo Norri
若き生命
[ルナー神殿、神]
彼女は街頭の孤児であり、女神に肉体を提供した無垢なる乙女である。彼女は若さを司るルナーの女神として崇められている。カルトは、貧しいものたちに食を与える救貧院を中心に運営されている。
彼女はいつも年頃の裸婦として描かれる。ときには杯と短剣を持っている。
●デイホール Dehore
[ウズ、精霊]
●デイラヌス Daylanus ※
征服の風、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
テイロール Talor
哄笑の戦士
[マルキオン教、聖人]
デシュコルゴス Deshkolgos ※
古の地獄の王
[ダラ・ハッパ神殿、神]
デシュコルゴスは地界の古き王である。だが彼はロウドリルに打ち負かされ、現在はその従者となっている。デシュコルゴスはロウドリルに打ち負かされた悪霊を第四階層地獄につなぎとめており、ロウドリルが望むときにそれを解放する。農民たちが蜂起するときの力の裏づけとなるのがこの神である。“怪物の男”とも呼ばれる。
彼は角のある、鋭い歯の傷だらけの怪物として描かれる。
●デセンボース Desemboth ※
盗賊の神
[嵐の神殿、小神]
●デストール Destor ※
冒険者、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●デネゴリア Denegoria ※
残酷な自由の女神
[ルナー神殿、神]
●テラスク Telask
守護の神
[ヴォルメイン神殿、神]
●デロラデラ Deloradella ※
暗黒の部族の女王
(→オーランス人の間でのカイガー・リートールの呼び名)
●デューレブ Durev ※
農夫の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●デュルバダス Durbadath ※
獅子神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
天宮の神々 Celestial Court
[旧神、信仰されず]
かつて宇宙を統べていた、起源の神々である。起源の十柱の神々は法の神エイコース、変化の神ラツラフ、愛の女神ユーレリア、闘争の神カーガン・トール、真実の女王オレノア、幻影の女神タイレーニア、調和の女神ハラーナ・イロール、無秩序の神ラツラフと呼ばれる。
デンダーラ Dendara
イェルムの妻
[太陽神殿、大神]
彼女はイェルムの貞淑な妻であり、大地の女神から天空の女神となった。彼女は妻の美徳全てを体現しており、常に夫に従順であった。彼女を崇拝するのは通常イェルムの家門の女性たちである。彼女は天空の女神であり、ダラ・ハッパの女性たちの倫理上のモデルである。彼女は機織りと裁縫に結びつけて考えられており、これらは貴族の女性たちの正しい余暇の過ごし方とされている。彼女はまた、ペローリア地方全域で、婚礼の守護女神として信仰されている。
イェルムの貞淑な妻、女性の貴族として描かれる。しばしばイェルムの傍らや、機織りと裁縫などの家庭的な仕事をする姿で描かれる。ととと
●トーラート Tolat
生と死の王
[ヴェレネラ神殿、大神]
●ドーマル Dormal
船と水夫の神
[マルキオン教、聖人]
●トゥサンクス Tsankth
バラクーダの神、海賊の神
[ヴォルメイン神殿、神]
●トゥルンヒン・ダ Thrunhin Da ※
深淵の青い龍
[クラロレラ神殿、神]
トゥロス Turos ※
力の神
[ペランダ神殿、神]
トゥロスはペランダ(古代カルマニア)の大神であり、山を隆起させる力、川を削る力など、多くの自然の力を司る。彼は地界へ赴き、“怪物の男”デシュコルゴスを倒してデンダーラ、オリア、アナーラ・ゴアらの生命の女神たちを解放した。彼はイドヴァヌスに祝福され、その評議会を構成する「高神」となった。彼はまたカルマニアに残る多くの古都の創始者として信仰されている。
トゥロスはジェナルフ山脈の七つの峰の一つと考えられている。
●ドゥ・トゥコス DuTukkos ※
アーコス河の神
[リンリディ神殿、神]
時 Time
測り手にして規(のり)
「時」は神として崇拝されることはないが、ほとんど全ての者がその全納の力を認めている。「時」はアラクニー・ソラーラが生みだし、「曙」において解き放たれて世界を包み込んだ。赤の女神は、ときおり「時」の特殊な力を持っていると主張している。
→「超越」を見よ。
●ドグサル Dogsalu ※
反神の古き王
[東方神殿、反神]
ドナンダー Donander
宇宙的な音楽の神
[様々な神殿、高神]
★ この神は平凡な旅の歌い手に身をやつして世界をさまよい、彼と出会った人々に暖かさと朗らかさをもたらしていると言われている。人々はあらゆる芸人を歓迎し、もてなすよう注意する。というのも、彼らはいつの日かドナンダー自身をもてなし、家に永遠の幸福がもたらされることを望んでいるからである。
この吟遊詩人は通常、その地方で人気のある楽器か、あるいはその楽器を抱えた人間として描かれる。
●ドバーダン Doburdun ※
忠実な嵐
[ペローリア神殿、神]
●トリオリーナ Triolina
生命の母
[マガスタ神殿、神]
●ドロガーシ Drogarsi
詩人の神
[嵐の神殿、小神]
●ドロスポリー Drospoly
泥棒女神
[マガスタ神殿、神]ななな
●内的到達への道 Path of Immanent Mastary
[クラロレラ神殿]
ナイサロール Nysalor
輝ける者、啓発の神
[ダラ・ハッパ神殿/ルナー神殿、神]
「曙の時代」の末期、ドラストールで発見された「宇宙卵」を使い新しい神を創造しようという計画が進められた。そして誕生した神はイェルムを“完全なるもの”にするオセンタルカという神であり、直ちにナイサロールと改名された。彼は西方からきたアーカット、あるいはグバージに破壊された。
ナイサロールの教えは人の世界観を劇的に変化させる「啓発」をもたらすという。ナイサロールは現在では礼拝されていないが、赤の女神の哲学において重要な宗教的役割を果たしている。
ナイサロールの姿を描いたものは現存しないが、写本によれば彼はあぐらをくんで地面から浮き上がり、輝きながら瞑想していたという。
ナヴェーリア Naveria ※
女性の女神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ナヴェーリア地方(オスリル河西部の広範な地域の古名、現在の「銀の影」からカラサル、ドブリアンにまたがる)の女神。かまどと妻と娘、女性の力を司る女神。彼女はダラ・ハッパ帝国に先立つ時代に“赤い王”の妻として君臨していた。
ナヴェーリアは、ナヴェーリア地方特有の蔦模様の刺繍の入った服をまとい、手に聖なるスプーンと鍋を持った姿で描かれる。
●ナカラ Nakala
暗黒の貴婦人
[旧神、信仰されず]
●ナテイア Natea
海の女王
[マガスタ神殿、神]
ナーザ Natha ※
赤の月の女神、復讐の女神
[ルナー神殿、神]
ナーザは“均衡の女神”であり、セデーニアの変転する力の顕れである。彼女はその力を使い、生と死、光と闇、善と悪のいずれかを世界にもたらし、均衡を保つ。彼女は長く失われていたが、均衡が求められたとき、再び現れた。それは「均衡」であり、陰謀ではなかった。
ナーザは鐘を手にし、身体の半身が白色、半身が黒色の女性として描かれる。月の女神として描かれるとき、半身は赤色、半身は黒色とされる。ににに
●ニスキス Niskis ※
恋愛の神
[嵐の神殿、小神]
●ニャーンカ Nyanka
水と生命、出産の精霊
[パマールトの領域、精霊]
●ニャン・マオ NiangMao ※
大賢者
[東方神殿/クラロレラ神殿、法士]ねねね
●ネヴァーラ Nevala ※
羊たちの母
[大地の神殿、小神]
●ネンデューレン Nenduren ※
大賢者
[東方神殿、法士]ののの
●ノルーマ Noruma
大いなる祈祷師
[パマールトの領域、大精霊]ははは
●ハーヴァン・ヴォール Havan Vor ※
定命の祖父
[嵐の神殿、神]
●ハースト Harst ※
[嵐の神殿、小神]
●バービスター・ゴア Babester Gor
大地の聖なる復讐者
[大地の神殿、神]
●ハーラマラオ Halamalao ※
太陽神
[エルフ神殿、神]
●バーンター Barnter
鋤の神
[嵐の神殿、神]
●ハイキムとミキュー Hykim and Mykyh
原初の獣
[マルキオン教、信仰されず]
バイソス Bisos ※
豊穣の雄牛にして自由民の神
[ペランダ神殿/カルマニア正教会、神]
バイソスは「イドヴァヌスの右手」であり、創造主を地上において助けた最初の神々の一柱である。彼は多くのカルマニア貴族の祖先神とされる。また兵士、寺院、そしてカルマニア自由民の神とされ、ウォリオンからバインドルで広く信仰されている。彼は「王の近衛」であり、現在では赤の皇帝に忠誠を誓っている。
バイソスは雄牛の頭を持った戦士、もしくは雄牛として描かれる。
●育み手 Grower ※
成長を司るもの
[エルフ神殿、神]
●バゴッグ Bagog
混沌のサソリの女王
[混沌神群、神]
●バセコラ Basekora ※
大地の女神
[リンリディ神殿、神]
●パマールト Pamalt
大地の王
[パマールトの領域、大精霊]
●ハラーナ・イロール Harana Ilor
調和の女神
[旧神、信仰されず]
●ハランターラ Harantara ※
カハール海の女神、ザブダマーの母
[東方神殿、神]
反逆の神々 Rebel Gods
破壊者にして成り上がり者
[ダラ・ハッパ神殿、神]
イェルムは世界を調和のうちに支配していたが、これらの神々が不満を抱き、彼の聖なる帝国を転覆させた。彼らの指導者はオーランスであり、その他に“コウモリの女神”マハクォータ、“秘匿の女神”アニーラなどがこれに加わっていたという。
●ハリサヤン Halisayan ※
良き妻
[クラロレラ神殿、神]
●バルンバスタ Balumbasta ※
[パマールトの領域、精霊]
●反神 antigods ※
●バンダン Bandan ※
アンディン族の王
[東方神殿、反神]
●ハン・マージャン Han Majang ※
最初の首相
[クラロレラ神殿、神]ひひひ
●ヒーン・マルーン HeenMaroun ※
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●フィノヴァン Finovan ※
牛泥棒の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●光持ち帰りし者たち
太陽を連れ帰ったものたち
[嵐の神殿]
世界に光を持ち帰ったことで知られる神々がいる(ダラ・ハッパ人はこれを信じていない)。その構成は神話によって異なるが、必ずトリックスターと癒し手が含まれ、またその人数は七人である。例えばカルマニアでは「高神」たちが、イムサーでは極星が、オーランス人の間ではオーランスが光持ち帰りし者の探索を行ったとされている。
低き火
人類のしもべ
[ペローリア神殿、神]
低き火は暖炉、炉辺、野火などの人類に知られているような種類の火であり、ロウドリルの息子たちである。ペローリアの人々には仲間として崇められている。
ビジーフ Bijif ※
灰のイェルム、イェルムのかけら
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ビジーフは「灰のイェルム」とも呼ばれ、地界で燃え尽きた灰の山として描かれる。その中のかすかな熾火のみがその真の性質を示している。彼は死者たちを支配する神である。
●ヒッポイ Hippoi
馬の母
[カルグザントの領域、精霊]
ビゼルエンスリーブ Biselenslib ※
長脚の女神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
「大いなる女神」の一柱。彼女はシャーガシュの妻であり、オスリル河の河上で生活している多くの「河の民」の祖とされている。シャーガシュは後に彼女と別れ、オスリラを後妻に迎えたため、ビゼルエンスリーブはアルコスでは「草刈る民」の女神にすぎず、概ね貧者に信仰されている。ダージーンやシリーラでは、彼女は水田農民に広く信仰されている。
彼女は膝までの短いチュニックをはいた、非常に長い脚を持った女性として描かれる。ふふふ
●ファーゴン Phagon ※
創始者
[マガスタ神殿、神]
●ファーラナー Faranar
パマールトの妻
[パマールトの領域、精霊]
●ファラマル Falamal ※
種の父
[エルフ神殿、神]
●不浄の三神 Unholy Torio
[混沌神群]
ブゼリアン Buserian
洞察の神にして星辰の神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ブゼリアンは人々に星の知識とその秘密を教えた最初の神であり、その行いにより大暗黒時代の人々を救った。彼はユスッパの守護神であり、ユスッパは現在でも星辰学の中心地とされている。彼は人々に「文字」を教えたため、かつては帝国書記官の神とされていた。現在でも多くの地方で書記の神として信仰されている。
フマクト
誓言と栄誉と死の神
[嵐の神殿/ペランダ神殿、神]
フマクトは死と戦争の神である。ペローリア人にとっては彼は無慈悲な存在であり、恐れられ、信仰されない。カルマニアでは彼は名誉を尊ぶ騎士たちの守護神である。
フマクトの偶像は、ときには希少な材質で作られた飾りの多い剣か、もしくは剣と鎧で武装した屈強な男の姿である。
●ブラスタロス Brastalos
無風の女神
[マガスタ神殿/嵐の神殿、神]
●フラロール Furalor ※
[ヴェレネラ神殿、神]
●フレストル Hrestol
騎士、第二の預言者
[マルキオン教、預言者]
フロナラコー Fronalako ※
悪魔の魔道士
[カルマニア正教会、聖人]
彼は“悪なる神”ガネサタルスの被造物であり、魔道の力をもたらすために造られた。彼はその力を“善なる神”イドヴァヌスから盗んだ(あるいはその力をイドヴァヌスに与えられた)と言われる。いずれにせよ、彼はカルマニアの「マギ」たち、あるいは他の魔道士たちが容易に陥ってしまう、堕落した黒魔道の力を司っている。
フロナラコーは黒い祭儀服に身をつつむ歳経た魔道士として描かれる。
フワーレン・ダールシッパ Hwarin Dalthippa
征服の娘
[ルナー神殿、神]
彼女は「解放の道」をたどり、大いなる成功を収めた定命の人間である。彼女は蛮族を平定して帝国に併合し、名高く美しい都市ジラーロを建設し、魔法の道を創った。シリーラ地方から南部属領地で広く信仰されているが、彼女は元来ジラーロの守護女神であり、シリーラの貴族たちの祖先として信仰される。
彼女は三つの眼を持つ女性として描かれ、兜をかぶり槍を持ち、足下には盾と糸巻き棒がある。へへへ
●ベーベスター Bebester ※
奪い手
[エルフ、神]
●ペーラ Pella ※
陶工
[大地の神殿、小神]
●ベヴァーラ ※
治癒の女神
[大地の神殿、小神]
●ヘドコーランス Hedkoranth ※
雷石の投擲者、雷鳴の兄弟
[嵐の神殿、小神]
●ヘニルド Henird ※
指導者
[カルグザントの神殿、精霊]
●ヘセズジャーグ Hesezjagu ※
地獄の支配者
[東方神殿、反神]
ペラ Pela ※
穀物の母
[ペランダ神殿/ダラ・ハッパ神殿、神]
ペラは大麦の女神であり、人々に食物をもたらす。全てのものに崇拝されるが、特に農民たちによって信仰されている。
穀物の穂を持った女性として描かれる。
●ヘラー
雨の神
[嵐の神殿、神]
ベルニール・アラシャゲルン Berneel Arashagern ※
蛇、イェルムのかけら
[ペローリア神殿、神]
ベルニール・アラシャゲルンはイェルムのかけらから生まれた蛇の神である。彼はカラサルの女神カラサとともに信仰されている。
●ベルヴェレン Belveren ※
混沌を癒すもの
[大地の女神、小神]
●ヘラマクト Helamakt ※
戦の風、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●ペローラ Pelora ※
小麦の母
[大地の神殿、小神]
●ヘンサラーヴァ Hensarava ※
大いなる射手
[東方神殿、神]ほほほ
●ホービマロン Hobimarong
黄金のモカトウの島の神
[東方神殿、小神]
ポーラリス Polaris
戦争・軍隊・舞踏の神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ポーラリスはダーゼイターの命に従って上方世界の軍を率いた。彼は天空の軍団の将であり、日々天空を回転する星々の舞踏の神でもある。彼は天の要塞である「極星」を守り、地上へと星の将を送り、人間たちを助けた。ポーラリスはその勇敢さと誠実さによって知られ、大軍団の指揮官は、戦いでの援助を願って彼に生け贄を捧げる。
彼は通常直立不動の姿勢をとり、武装し、冠をいただき、左手に丸めた巻物を持つ姿で表される。
●ボズタカング Boztakang
混沌と戦うもの
[ウズ、精霊]
●ポヴェリ Poveri ※
漁師の神
[嵐の神殿、小神]
●ポチャーンゴ Pocharngo
変異をもたらすもの
[混沌神群]
●ボドカルツ Bodkartu ※
秘匿と禁断の愛の女神
[クラロレラ神殿、神]
●ボロンゴ Bolongo
偽りの精霊
[パマールトの領域、精霊]
ホン・イール、“踊り子” Hon-Eel the Artress
月の息子の第三の霊感
[ルナー神殿、神]
彼女はシェン・セレリスの駆逐に一役買った女英雄であり、舞踏、トウモロコシ、再誕の女神である。彼女を崇拝するものは月の踊り子、ムーンダンサーズと呼ばれ、予言の力でよく知られている。ホン・イールはまた、騎馬遊牧民とターシュの蛮族を策略、魔術、戦闘によって打ち負かした。オラーヤ君主領を打ち立てたことでも知られている。最後は「恐怖の夜」で戦死した。
彼女の絵姿は、優美で端麗な女性として描かれる。彼女は右足でバランスを取りながら踊っている。左足は右足の上にあり、トウモロコシの束を握っている。
●ホンババボム Hombobobom
大いなる鼓手
[ウズ、精霊]ままま
●マースドライア Murthdrya
海エルフの女神
[エルフ神殿、神]
●マーラン・ゴア Maran Gor
大地を揺るがすもの
[大地の神殿、神]
この女神はオリアの姉妹であり、カルマニア地方の民衆、特にウォリオン領で信仰されている。マーラン・ゴアの彫像は、頑丈でずんぐりした女性の姿で、両の拳を握りしめ、大地を踏みしめるために足を上げている。
●マガスタ Magasta
海の王
[マガスタ神殿、大神]
●マカベウス Makabaeus ※
ルナー魔道士
[ルナー神殿、聖人]
●マシュナサン Mashunasan ※
大賢人
[東方神殿、法士]
●マスターコス Mastakos
移動者、オーランスの御者
[嵐の神殿、小神]
待つ女 Who She Wait
[ルナー神殿、神]
七母神の一柱。謎の存在。彼女を信仰するものは全くいない。
マニマト Manimat ※
太陽王朝、あるいは第十三代ダラ・ハッパ帝国皇帝
[ダラ・ハッパ神殿/ダージーン神殿、神]
ダラ・ハッパでは、マニマトは古代の皇帝の一人であり、大暗黒が訪れたときにアンティリウスのマントルを70の貴族の家門に与えてダージーン丘陵地へ逃がした皇帝とされる。ダージーン人は、マニマトはダラ・ハッパを征服した王朝の名であり、同じ聖名を持つ王たちを指すとする。ダージーン人は今でも彼を祖先神として祀っている。
●マハクォータ Mahaquata ※
蝙蝠の女神、反逆の女神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
●マホーメイ Mahome
炉辺の女神
[大地の神殿、小神]
マラキヌス Malakinus ※
善き魔道士
[カルマニア正教会、聖人]
マラキヌスは「善き魔道の神」である。フロナラコーが魔道の力を手に入れたとき、マラキヌスはイドヴァヌスによって創造された。彼は魔道の力を創造主より譲り受け、“善なる神”を悪なるものの影響から守った。彼はカルマニアの白魔道を司る神であり、マギたちに魔道の力のあらわれとして信仰されている。
●マリア Malia
病の母
[混沌神群、神]
●マルキオン Malkion
預言者
[マルキオン教、預言者]
●マンシー Manthi
海の王
[マガスタ神殿、神]みみみ
●ミー・ヴォラーラ Mee Vorala
菌類の女神
[エルフ神殿/ウズ、神]
●見えざる神 Invisible God
創造主
[マルキオン教、神]
●ミカデイ Mikaday ※
龍帝、民人の見守り手
[クラロレラ神殿、神]
ミキュー Mikyh
→ハイキムとミキュー
●ミヨ Miyo ※
穀母
[クラロレラ神殿、神]むむむ
ムルハルツァーム Murharzarm ※
最初のダラ・ハッパ皇帝
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ダラ・ハッパに大蛇の怪物ネステントスが現れたとき、イェルムはその純粋性を汚されるのを恐れ、地上から中空へと昇った。荒れ狂う怪物を静めたのがイェルムとデンダーラの息子、ムルハルツァームである。この後この大蛇はオスリラと呼ばれ、ダラ・ハッパを潤す大河となった。イェルムはこの功績を讃え、彼を最初のダラ・ハッパ皇帝に任命した。彼は4万年にわたって地上を円満に治めていたが、悪辣なオーランスによって殺された。人間が定命のものとなったのは、彼の死のためである。
彼は「正義の錫杖」を持ち、顎髭を生やした巨大な皇帝として描かれる。その頭上にはイェルムを表すルーンが輝いている。めめめ
●メトゥサイラ Metsyla
龍帝、啓蒙の光
[クラロレラ神殿、神]ももも
モーヘンガス Mohengus ※
労働者の神
[ペローリア神殿、神]
人々を組織するもの、灌漑の守護神、一般人の王と呼ばれる彼は、ロウドリルの多くの息子の一人である。彼はオスリラやエヴェーリナと一緒に信仰され、十の労働の神々を監督する。十の労働の神々は、それぞれ一つの職種の守護神とされる。
●モスタル Mostal
世界機械
[ドワーフ、神?]
モラーニ Molanni
静かな空気
[嵐の神殿、神]
モラーニは静かな大気の女神であり、オーランス人はイェルムの愛人となった女神であると言う。ややや
ヤー・ガン YarGan ※
忌まわしきもの
[ペランダ神殿、神]
淡水海の底に住んでいる“青人”を率いる食人神。見えざる神とは異なる体系の魔道を使い、バイソスやダクスダリウスと戦った。
ヤーナファル・ターニルズ Yanafals Tarnils
雄羊なる戦士
[ルナー神殿、神]
七母神の一柱であり、帝国の第一の軍神である。ユスッパを追放されたカルマニア貴族であったが、追放されながらも人々の支持を受け続けていた。彼は「四本の光の矢の戦い」でフマクトと対決し、これを倒した。ルナー兵の大部分は他の軍神を信仰しているが、ヤーナファル・ターニルズの将軍がいない軍団というものもまた存在しない。彼は高徳と勇猛を讃える。
彼は武器を持ち、鎧を着た兵士として描かれる。
ヤーラ・アラニス Yara Aranis
昇月の女神、馬喰い
[ルナー神殿、神]
この復讐の女神は赤の皇帝とゴゴーマの間の娘である。彼女は騎馬遊牧民の破壊者である。このカルトはルナー帝国の北部で人気が高いが、その社は辺境地帯の寺院であればどこでも置かれている。彼女は赤の平原では最も重要な神とされている。
彼女はあぐらを組んで腰を下ろし、4本の腕に武器を持って、敵を殺そうというポーズをしている姿で描かれる。
●ヤヴォール Yavor ※
稲妻の神、雷鳴の兄弟の一柱
[嵐の神殿、小神]
●ヤヌール Yanoor ※
龍帝
[クラロレラ神殿、神]
●ヤンモーラ Yanmorla
祖母なる精霊
[パマールトの領域、精霊]ゆゆゆ
●ユールマル Eurmal
トリックスター
[嵐の神殿、神]
ユーレーリア Uleria
愛の女神
[旧神、神]
ユーレーリアは愛の女神である。彼女は大暗黒を生き延びた唯一の天宮の神かもしれない。しかし、人々の中には、この名で崇拝されているのは愛の女神のほんの一部にすぎないとか、同じ力と属性を持った別の女神であると信じているものもいる。ペローリアでは非常に重要な女神とされ広く信仰されているが、ダラ・ハッパでは淫惑な神だと考えられ、「反逆の神々の母」として忌み嫌われ、娼婦などにしか信仰されない。彼女はまた、青い惑星と結びつけられている。
ユーレーリアは様々な姿で描かれるが、常に端正で性的に成熟した男性もしくは女性として描かれる。
●ユ・カルグザント Yu-Kargzant ※
火の神馬
グレイズランド人の間でのカルグザントの名。
→「カルグザント」を見よ。
ユス Yuthu
ユスッパの都市の神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
「ユス」とは古代ダラ・ハッパ語で「神」の意味であり、ユスッパでは彼らの都市の建設者、ダラ・ハッパ皇帝にして古代王朝の創始者アナクシアルを指す。
→「アナクシアル」を見よ。よよよ
●ヨセナラ Yothenara ※
[東方神殿、神]ららら
●ラーンステイ Larnste
変化と移動の神
[旧神、信仰されず]
●ラグナグラー Ragnaglar
狂える神、不浄の三神のリーダー
[混沌神群、信仰されず]
●ラーン・ハサマドール Larn Hasamador ※
大賢者
[東方神殿、法士]
●ラ・ウンガリアント La-Ungariant ※
[ラ・ウンガリアントの領域、大精霊]
ラショラナ Rashorana ※
見えざる月の女神、解放の女神
[ペランダ神殿/ルナー神殿、神]
“偉大なる教師”、“移ろう女神”、“第七の自己の女神”、“啓発の女神”。ラショラナは男神であり女神であり、性別をしばしば変える。彼女は世界が終わる前に最後に作られた(生まれたのではなく)女神である。彼女は現在「啓発」として知られる秘密の力を有していた。それは「超越」へと自己を解放する道である。
ラショラナは、不変の世界では厄介者であった。彼女は敵たちにしばしば呪われ、不具にされ、ほとんど滅ぼされかけることもあった。アタルクスとして、それは去勢された。ジェルノティウスとして、彼は石にされた。オセンタルカとして、彼は不完全なる者たちに不完全なるものとして創造された。ナイサロールとして、彼は手足をばらばらにされ、破壊された。しかしながら、その全ての変化はラショラナを別の存在として変遷させるだけであった。なぜなら「啓発」は消し去ることは不可能だからである。
ラショラナは「月の七女神」の一柱でもある。ラショラナ信仰は赤の女神によって開かれ、人類に“第七の魂”を与える道を開いた。
ラショラナは様々な姿で描かれる。そのシンボルである「啓発の瞳」として描かれることが多い。
●雷鳴の兄弟 Thunder Brothers ※
[嵐の神殿]
ライバムス Raibamus
ライバンスの都市の神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
ダラ・ハッパの主要都市、“皇帝たちの都”ライバンスの神。彼は市の行政官、官僚、野心的な市民に信仰される。
●ラスート Rasout
[パマールトの領域、精霊]
●ラツラフ Ratslaf
無秩序と混乱の神
[旧神、信仰されず]
●ララローリ LaraLoori ※
[東方神殿、神]
●ランカー・マイ Lhankhor Mhy
知識の神
[嵐の神殿、神]るるる
ルカリウス Lukarius ※
立法帝、第八代ダラ・ハッパ帝国皇帝
[ダラ・ハッパ神殿、神]
小暗黒時代の皇帝。彼は“青い女王”レジーラと戦い、その弓で月を打ち抜き、“偽りの太陽”セデーニアを破壊してアンティリウスを唯一の太陽とした。メルニッタ市は月の下敷きとなって破壊され、現在その地は「青い月高原」と呼ばれている。彼は弓の名手であり、弓神として信仰されている。
●ルーマヴォクソーラン Lumavoxoran
ハラガラの島の神
[東方神殿、小神]
ルフェルザ Rufelza ※
赤の女神、月の女神
[ルナー神殿、神]
ルフェルザとはペローリアの言葉で「赤の女神」を意味する名である。ルフェルザは月の女神の最も新しい姿だとされている。彼女は七母神により世界に連れ帰られた。女神は根絶させられていたイェルムの信仰を復活させ、「青の城の戦い」に勝利し、慈愛の女神として世界に受け入れられた。
ルフェルザはルナーのカルトを確立した。このカルトは神秘主義と実践的魔術、野蛮な残酷さと気品ある美、自由と専制が奇妙に混ざり合ったものであり、その哲学は独特かつ複雑である。彼女の信者は帝国全土でも人口の1~2パーセントを占めるにすぎず、その恐るべき真の自由を行使しようとする者はほとんどいないが、多くの者が間接的に彼女を信仰している。
彼女は通常、胸元がVの字にへそまで切れ込んだ白いガウンを身にまとい、あぐらをかいて座っている、赤い肌をした女性として描かれる。彼女の手は歓迎と平和の印を結んでいる。
→セデーニアを見よ。れれれ
レジーラ Lesilla ※
青い月の女神、生命の女神
[ペローリア神殿/ルナー神殿、神]
レジーラは女性を司る女神である。彼女は生命の力の媒体であり、“我らのために死んだ女”である。かつて彼女は月都メルニッタを治めていたが、あるとき自らが死ぬか、あるいは民が死ぬかの二者択一を迫られた。レジーラは自らを捧げ、天空から引き落とされた。レジーラは定命の女性となり、人間たちに彼女の「螺旋の道」を教えた。
彼女は「月の七女神」の一柱でもある。ろろろ
ローリオン Lorion
天空の大河
[マガスタ神殿、神]
ローリオンは海の神であるが、神々の戦いで天空に攻め入り、火の神々を征服した。最終的には彼は“破壊するもの”シャーガシュの盾でうち砕かれ殺され、その中から雨の神ヘラーが生まれた。その死体は天空を横断する星の大河として現在も目にすることができる。
ロウドリル Lodril
農夫と火山の父
[ダラ・ハッパ神殿、神]
「大いなる神」の一柱。彼はイェルムとダーゼイターの弟であり、大地の支配者である。彼は一般人の神であり、多くのものを司る──火山、槍、熱、男性の力、組み打ち、飲酒と快楽、そして農夫を。
彼はまた、地界の征服者にして支配者、オリアの夫、「怪物の男」の征服者(今はロウドリルが彼を支配している)でもある。ロウドリルはペローリアで最も崇拝されている神の一柱である。従者には彼の息子たちがいる。人間の文化英雄の中には彼の息子であるものがたくさんいる。
彼は農夫として描かれる。多くの場合は槍か農具を持っている。酔っ払っている姿で描かれることもある。
ロカーノウス Lokarnos
馬車と交易の神
[ダラ・ハッパ神殿、神]
この神は荷車と硬貨を発明し、ペローリアの交易の神、硬貨鋳造の神となった。彼の惑星は元々7日で天空を横断し、「1週間」の測定基準となっていたが、第三期に入ってから歩みを遅くし、現在では98日をかけて天球を横断するようになった。ロカーノウスはダラ・ハッパ以外では交易の神というより「荷馬車の神」として信仰されることの方が多い。
ロカーノウスは伝統的な短いチュニックをまとった交易商人として描かれ、片手で手招きをし、片手で一握りのコインを掴んでいる。寺院に置いては、黄金の車輪もしくは特大の貨幣が彼の象徴として用いられる。
●ロカール Rokar
殉教者
[マルキオン教、預言者]
●ロリティナ Rolitina ※
儀式の女神
[大地の神殿、小神]わわわ
若きエレメントたち Young Elementals
原初の魔力の力
[ルナー神殿、神]
スパイクが爆発して世界に鋭い亀裂を残したとき、最初の創造と同じようにその亀裂の中で新たな創造が始まった。この創造は神々の戦いの集結とともに終わりを迎え、それは「時」の外にとらわれてしまった。
赤の女神は彼らを虜囚から解き放った。彼らのカルトは単純であり、宗教と言うよりは超自然への礼拝に近い。彼らは「暗黒の少女」、「海の従者」、「大地の淑女」、「光の家臣」と呼ばれている。
この神々はそれぞれ黒、青、緑、黄の色をした4本の円柱として表される。女神の従者として、それぞれの色の肌をした若い男女として描かれることもある。
●ワクボス Wakboth
悪魔
[混沌神群、信仰されず]
ワッハ Waha
屠る者
[ワッハの領域、大精霊]
ワッハは「渇きの高原」のセーブル族に信仰されている。帝国におけるワッハは、プラックスで見られるような首長の神ではもはやなく、屠殺者の神にすぎない。