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内蔵電池の観察 - (2015/02/07 (土) 15:39:55) の編集履歴(バックアップ)


内蔵電池の観察(と考察)../(工事中)

まずはRuputerを分解して標準の内蔵電池をじっくり調べてみよう。

【このページのまとめ】
  • 型番MS621で間違いない。充電式。3V系。交換先はMS621FEで秋月に在庫あり
  • ただし、MS621とMS621FEを混ぜて使ってはダメ

画像はクリックすると拡大するぞ。

内蔵電池の観察

【1】

これが問題の電池の実装された基板だ
手前に電池が二つある

【2】

では早速取り外してみよう

【3】

これが内蔵電池だ

【4】

もっと拡大してよく見てみよう。金具(タブ)が邪魔で型番が隠れている

【5】

直径は約6.5mm程度、厚みは約2.0mm程度のようだ
(※→の写真と↓の写真、金属製のピンセットで思いっきりショートさせてしまっているが、危険なので真似しないでね)

【6】(多分どうでもいい情報)

側面も見てみよう。
上の写真では一見TH98に見えるが上下逆だった。86H1と書かれているようだ
他の手持ちの内蔵電池を調べてみると7ZH5(72H5?)と書かれた物もあった。製造番号だろうか

【7】

ではいよいよ、この邪魔なタブを剥ぎ取ってみよう

【8】

SII MS621 MADE IN JAPAN

【9】

掲示板に投稿された内容とも一致する。(引用元:【ENTERキー】Ruputerについて語るスレ2【ダメポ】)


内蔵電池の考察

【1】
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「MS621」で検索するとこのような海外の通販サイトがヒットした
MS621自体はとっくに廃番で、その代わりとしてMS621FEが売られているらしい

【2】
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念のため、MS621とMS621FEの仕様をデータシートで比較しておこう(赤枠内)
ほとんど仕様は同じだが、微妙にMS621FEのほうが……
  • 容量が大きい( 4.0mAh → 5.5mAh )
  • 内部抵抗が大きい( 50Ω → 80Ω )
  • 放電・充電電流がちょっと低め
  • 寿命が短め( 200回 → 100回 ) オイオイ...
どっちかというとMS621の下にあるMS621FのほうがよりMS621FEの特性に近い感じがする

【3】
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それと、Ruputerの内蔵電池の接続も確認しておこう
内蔵電池は写真のとおり直列に接続されている
並列じゃない。主電池のCR2025と同じく直列だった

【4】
引き出せる最大電流がちょっと少ないくらいは問題ないだろう
ただ、内部抵抗や容量の異なる充電池を直列接続して使うのは良くないという話がある
もともと入っているMS621がどのくらい劣化しているかも分からないし
MS621FEに交換するなら2つとも交換したほうが良さそう

【5】
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書き込み通りMS621FEで大丈夫そうだということは分かった
さて入手性は……と思ったが、幸運なことに秋月が取り扱いを始めてくれていた(14/08/27から)
一個120円。二個交換するなら240円。
安いッ……かどうかは微妙だが入手性のほうは問題なさそうだ。別に秋月の回し者じゃないぞ



【参考】充電された状態の内蔵電池の端子電圧(実測 劣化含む)
・左手前2.86V /右手前2.73V /直列で5.60V