ヤスリとは、道具製作の上で欠かせない道具であることは当たり前である。
しかし、この道具には思わぬ仕掛けがあった。
9月某日、第2集会室でK野が作業していた。
そしたら隣にいたW部が突然K野の方を振り向いた。
びっくりしたK野は「どうした?」と問うと、W部は「OOOさんの笑い声が聞こえた。」と恐ろしい一言を返した。
I田がいない集会室に彼がいるわけもなく、まわりの人たちは騒然とした。
しかし原因はすぐ分かった。
どうやら、K野がヤスリで木をヤスる音のリズム、周波数が彼の笑い声とほぼマッチしていたようだ。
その後、O田氏がヤスる作業の時、K野とW部にはそのようにしか聞こえなくなってしまった。
ヤスリの作業はこれからの後輩たちが必ず行われると思う作業であり、彼は永久的にこのサークルに音だけ残したようだ。