03222019 DCS-8200 アナログオシロ 電池交換について
もう、ん十年以上使っているDSC8200 アナログオシロ、いまでも現役でアナログディスカバリーなんかをつなぐほどの作業じゃないときは普通に使用しています。
とことが、寄る歳波か、各種設定がだいぶ前からキープできず、いよいよ最近は画面にBatt Lowのメッセージが出るしまつ。ここまで使えばもういいかって廃棄なんでしょうけど、同時期に購入した同機種はすでに輝線が出なくなり、放置。せめてこいつだけはもう少し動かしたいと、内部バッテリー交換に着手しました(風邪だかなんだかで体調不良もあり、集中してPSoCのRTOSに手がつかないこともあります)。
トップケースを外すと、ボードは三段重ねです。KENWOOって昔はこんなこともやれちゃう会社だったんですよね.....悲しい時の流れです。
お目当のバックアップバッテリー搭載基板は3段目にありました。いそいそと取り外します。
これがお目当の場所ですね。ボタン電池なので取り出して、適当なボタン電池ソケットを組んで2032を突っ込んでおけばOKです。
丁寧にボタン電池を取り外し、もともとついていた電極を足場にソケットを乗せました。これに電池を載せれば作業終了です。
まだ学生の頃、相当な思いをしてオシロを買いました。それを使ってZ80スモールシステムをはんだごてを振り回して作り、OSをアセンブラで書き..(これが今の私の一面を完全に形作った経験と思います。まぁ、他にも多面性があるので、その辺りはおいおい....)..何日もほとんど寝ずに作業して...その間オシロも連続運転...ついにオシロの回路が火を吹きました。金もないので修理費の捻出ができない自分に呆然としたことを記憶しています。
ダメもとでKENWOODに連絡したところ、当時のエンジニアさんが対応してくれて、基板交換、調整修理....機体が戻ってきたらすぐ作業に取り掛かり、1〜3月の3ヶ月でシステムを組み上げました....あれはいい経験でした。
そのあと、社会人になって、仕事の関係でその頃のオシロを調整かねて修理に出したいと問い合わせたところ....最初は断られた(アナログなんて今時修理できませんよーーーって意味で)のですが、エンジニアさんが私の名前を覚えていたらしく....電話上ですが感動の再会をしたことは忘れることのできない思い出です。
今はなんでもポン付け交換で、修理とは言えない作業に高額請求が乗ってくる時代です。味のない時代です。
あーそうでしたそうでした...愚痴をこぼして危うく忘れるところでした。バックアップ電池を交換したので、タイムスタンプ等が全て初期化され....はて、昔どうやって調整したんでしょ??覚えてるわけなし(爆笑)。
調べましたとも、ネットという文明の利器で英語圏をカサカサと...やり方書いておきます。もしご同輩がいて同じ穴にはまった時のために(笑)
1:AUTO/NORM スイッチとSINGLEスイッチを同時押しします。2つのライトがついた段階で、もう一度SINGLEスイッチを押すと日付がブリンクします(同時押しから5秒以内にやってください)。
2:SWEEP/TimeDelayノブを回すと、画面上の日付が変わってくれます。SINGLEスイッチを押すごとに項目が移動していくので、それぞれ合わせてください。
どこかで誰かのお役に立ちますように
最終更新:2019年03月22日 13:58