04162019
私はここ数年(とは言わないか、もっと長く...)、PICやPSoCを使ってエッジ関連を組んで、これをLabVIEWなどにリンクさせて、いろんなものを作っています。こんな私が最近気になるのがESP32です。
WiFiついてるし、安いし...でも色々な情報を見ると、なかなかに厄介そうな、開発環境も中途半端そうな相手...手を出しかねていました。
トラ技スペシャル2018 No.144を眺めていたところ、RTOSが使えるし、メーカーが出しているESP-IDFなる環境もあるとか.....お試し感覚で、やってみました。
セットアップとかは、いろんな人がやっているので割愛しますが、結構面倒です(はまったところは気が向いたら書き込みます)。トラ技スペシャル通りにやってもいいことありませんでしたし(笑
どうにかこうにか環境構築が済んで、お試しをやってみようと思い、a2dp_sinkを落として、I2Sモード、ステレオで音出しのデモをやってみました。音源はiPad, B.T.接続です。
こちらが全体像になります。
I2Sモジュールには、あちこちで目にするMAX98357Aを使用しました。このモジュールは購入した状態では1MΩの抵抗が実装されており、(R+L)/2の音声を出す仕様になっています。この抵抗を取り外し、LeftはJamper, Rightは330kΩ(メーカー仕様では370kΩでしたが、手持ちで小さいのがなかったため、この値でやりました)に設定することで、個別のチャネル動作をしてくれます。
小さくてみづらいですが、パーツが置換されていることが確認できると思います。
この程度の組み合わせでD球アンプが構成できるとは...時代ですよね.....トラ技でD級の話を知ってから早数年...使うだけならお手軽というレベルにまで来てました...
音質は問題ない(こんなもんでしょって意味で)と思います。この手合いとして十分でしょう。近日ソースコードを覗いてみて、さらなる理解を深める予定(以下の理由により、モチベーションは低めです)です。
問題は開発環境ですね。いくらメーカーの出しているリソースが全部使えるとはいえ、21世紀のこの時代、GUI用意しといてくれよ、makeさせんなよ、bashプロファイの書き換えだぁ?はぁ?って感じです。
個人的には日本語説明のほとんどない(せめてもの嫌味のつもり)CypressのPSoC開発環境くらいまでは用意しといてくれよっ、て感じです。
そもそもサンプル動かして喜ぶ職業じゃないんで....ここから先に時間リソースを割くかどうかは、もう少し様子見です。
最終更新:2019年04月16日 11:50