2015/06/20 完結
参加者の皆さん、ほんとうにありがとうございました!
【レギュレーション】
サプリ:アドバンスフォース・戦記データブック
▼初期作成
・CR1よりスタート
・1話目は国無し
・初期カウント1000
ストーリー
己が火種にならぬためと、国を思うがゆえに国を出る君主がいた。
付き従ってくれる部下とともに臨むは大海、海の幸! だが夢はあえなく嵐に巻き込まれ転覆。
もはやこれまでと無念のうちに意識を手放した君たちが目を覚ましたその場所は
異文化情緒漂う異国の地であった
だが一見平穏にみえたそこは、もはや混沌に飲み込まれる寸前にまで追い詰められていた。
――君たちの新しい戦いが、いままさに始まろうとしている。
【ハンドアウト】
君は自身のカリスマ性が元で、お家騒動へ発展したことを自覚していた。
かつては穏やかに笑ってくれていた兄も、いつしか苦い笑みしか浮かべなくなったこともわかっていた。
だから……これはきっと、しかたのないことなのだろうと
幼い胸中に様々なものを詰め込み鍵をして、旅に出ることにしたのだ。
だがいつまでもくすぶってはいられないっ。
せっかく外にでて自由にしていいのだから、やれること、やりたいことをめいっぱいやるのだ!
――そう、きっとどこかに自分を必要とし、必要とされたい場所がまた見つかるとそう信じて
きみはいま、海原で竿を振り下ろす
君は国お抱えのメイジであった。あてがわれたのは末姫の教育係兼護衛。
件の末姫に不満はなく、彼女の明るい仕草が仕事に荒む心をほぐしてくれるのを自覚していた。
――だからこそ、わかっていても彼女が国を去らなくてはならない状況が我慢ならなかった
だがそれでも彼女は笑うのだろう、小さい体に様々なものを溜め込んで。
元雇い主に不満はなかった。この結末も、理性では仕方がないと納得している。
ならば、自分がやるべきことは簡単だ。君は決意を胸に、釣り竿を持ってはしゃぐ少女の背を見守る
己は剣闘奴隷からの成り上がりだった
生きるために殺すことは当然のことで、それは領主に取り立てられても変わらないと思っていた。
そう――あの方の護衛を任されるまでは。
あの方は太陽であった。血飛沫しか知らぬ己に、人としての楽しさを教えてくれた。
きっとあの頃から、本当に“わたし”が始まったんだと思う。
その彼女が、いまは心で泣きながら新しい居場所を探すために一歩踏みだそうとしている。
やることは変わらない。万難排し、彼女を守るのだ。私はそうありたい。
あと、きっと旅の途中で疲れたらおぶったり椅子になって座ってもらったりする機会もやってくるとおもう。
――すごく、そそります。
君はいまは滅びた“マホロバ国”モノノフ衆の一人として魔境を調査する調査隊
――その、壊滅した部隊唯一の生き残りだ
あれから時も経ち自身の傷は癒えたものの、どうしても脳裏にこびりついて離れないことがある
憎い――仲間を喰った鬼が
憎い――逃され、生き延びてしまった己が
理屈ではわかっている。
あの部隊で一番隠形に長けた自分しかあの場を生き延びることは不可能だったし、
情報を他国へもたらさねば、彼らはただの無駄死でしかないということも
でも……苦しいのだ、悲しいのだ。
かくあるべしと鍛えられた己には、やけになることなど仲間を思えばできようはずもない。
だがだからといって、ウタカタの里の者達と協力して鬼を討とうという気概も持てないでいた。
腐ってしまったわけではない。いまも敵を討ちたいと思うこの気持は本物だと信じている。
でもなにか……なにかきっかけが欲しかった。この燻る熱を解き放てる“何か”を、待っていた。
その“何か”がくれば、己はきっと……
■開催履歴
▼第1回
開催日:5/9.10
経験点:30 カウント:1500
▼第2回
連絡帳
- 応募します
何でもやるよ -- (anbi) 2015-05-04 19:54:11
- 当然! 応募ォオオオオオオオオオオオオ!!
がんばるよ! -- (風神) 2015-05-04 19:55:50
- 参加希望!
-- (MK) 2015-05-04 19:57:00
最終更新:2015年06月21日 11:24