鵺(ぬえ)は、

1.日本の伝説上の生物。本稿で詳述。
2.1をテーマにした能の舞台。
3.日本のアニメ制作スタジオ→スタジオぬえ
4.花輪和一作の短編漫画および同作品を収録する同名の短編集。→鵺 (漫画)


鵺(歌川国芳・画、江戸時代)鵺(ぬえ)は日本の伝説の生物。鵼とも書く。サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビで、大変に気味の悪い声で鳴く、とされる。「ヒョーヒョー」という鳴き声は、鳥のトラツグミの声がこれに似ているとされたため、トラツグミは鵺鳥とも呼ばれた。

平家物語によると、平安時代末期、天皇(近衛天皇)の住む御所・清涼殿に夜毎出没し、天皇を悩ませた鵺がいた。それを当時妖怪退治の第一人者であった源頼政が、山鳥の尾で作った尖り矢で射殺したという。

そして天皇から、その鵺退治の褒美に獅子王という刀を貰賜した。

鵺に関連するもの

  • 能の舞台『鵺』 - 平家物語の説話をもとにした、世阿弥の作。
  • 鵺おどり - 静岡県伊豆の国市で毎年1月28日に行われる「鵺払い祭」で披露される、平家物語の説話を題材とした伝統芸能。
  • 鵺塚 - 大阪府都島区にある史跡?
  • 鵺神社 - 京都府上京区にある神社
  • スタジオぬえ - アニメ製作会社
  • 『悪霊島』 - 横溝正史の小説。作中のモチーフの一つとして鵺が登場。
  • 『鵺』 - 花輪和一作の短編漫画および同作品を収録する同名の短編集。平安時代が舞台。
最終更新:2006年05月02日 01:22
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