アットウィキロゴ

土蜘蛛

土蜘蛛(つちぐも)は、

肥前国風土記に残る、天皇に恭順しなかった古代の土豪の名前。
日本に伝わる巨大な蜘蛛の妖怪で、別名「八握脛(やつかはぎ)」。


土蜘蛛 (土豪)

「肥前国風土記」によれば、志式島(しきしま。平戸)に天皇が行幸(72年)した際、海の中に島があり、そこから煙が立ち上がっているのを見て探らせると、小近島には大耳、大近島には垂耳という土蜘蛛が棲んでいた。そこで両者を捕らえて打ち殺そうとすると、大耳達は地に額を擦り付けて平伏し、「これからは天皇へ御贄を造り奉ります」と海産物を差し出して許しを請うた。ちなみにこの話で登場する土蜘蛛は人間であって、天皇への恭順を表明しない土着の豪傑などに対する蔑称だった。


土蜘蛛 (妖怪)

しかし、時代を経るに従い、土蜘蛛は妖怪として定着していった。14世紀頃に書かれた「土蜘蛛草子」では、名前そのままに虎の顔をした大蜘蛛の怪物として登場し、源頼光と渡辺綱によって退治されている。
最終更新:2006年05月02日 00:46
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。