海外レストラン支払

海外での支払い(レストラン)
 
海外のレストランでの支払い方がよくわからないという話を聞いたので、参考までに書いておきます。米国シアトルのElliott's Oyster Houseというレストランを例に説明します。

食事が終わり、お会計をお願いする時には"Check, please"と言います。すると、店員が黒い二つ折の伝票入れをテーブルに持ってきます。中をあけると、右のようなレシートが入っています。赤で囲った"Balance Due"が支払う金額ですが、単に"Total"と書かれていることの方が多いです。単位は米ドルですね。

さて、日本と違ってチップ(Tip)を考えなくてはならないのですが、レストランだと通常は10~20%です。15%が平均で、サービスが悪いならこれ以下、良いならこれ以上という感じでしょうか。このパーセントは、税金(Tax)を含まない金額に対するものです。右の例でチップを15%とすると、Subtotalの金額$48.00に対する15%なので、$7.20となります。ちなみに、"Total"の上に"Tip"あるいは"Gratuity"として金額が書かれているなら、Totalの金額にチップがすでに含まれているので、追加でチップを払う必要はありません。

■現金での支払い
現金で支払う場合は、チップを含めた金額$60を伝票入れに挟んでテーブルに置き、店員が来るのを待たずに店を出てしまって結構です。簡単ですね。おつりが必要な場合は、伝票入れに現金を入れて店員が来るのを待ちます。店員はそれをレジスターに持って行き、おつりを入れてテーブルに持ってきます。おつりの中から、チップ代$7.20を伝票入れに残し、テーブルに置いて店を出ます。おつりが$7.20ちょうどない場合は、それより少し多めでも、払える金額を払えばよいでしょう。

■クレジットカードでの支払い
現金だとおつりが面倒ですが、クレジットカードならその必要がないので楽です。店員が伝票を持ってきたら、クレジットカードを伝票入れに挟みます。すると店員は伝票入れをレジスターに持っていき、再びテーブルに戻って来ます。伝票入れには先ほどのレシート(ない場合もある)とクレジットカードの他に、右のような伝票が2枚入っています。 1枚は店の控え(Merchant Copy)、もう1枚は客の控え(Customer CopyあるいはGuest Copy)です。伝票の下の方に書いてあるので、間違えないようにして下さい。

2枚とも、赤で囲った"Tip"のところにチップ代7.20を、"Total"のところに合計60.00を記入し、青で囲ったところにクレジットカードと同じサインを書きます(60の前に$を付け、小数点以下の数字に下線を引いて "$60.00" としたり、最後に横棒を引いて "$60.00-" としても良いです。この方が不正請求されにくいといいますが、私の経験では変わりないです)。そして、Merchant Copyだけを伝票入れに残し、テーブルに置いて店を出ます。簡単ですね。Customer Copyは自分の控えなので、特に書かなくてもよいですが、後で確認できるように金額は記入しておいた方がよいでしょう。

米国の例で説明しましたが、他の国でも基本的には同じです。これでレストランでの支払いは完璧ですね ^^;
最終更新:2014年07月09日 08:39