これは何?
Emacsで「やり直し」を可能にするredo.elの改良版です。
オリジナルのredo.elからの改良点:
- バッファの内容が壊れるバグを修正した
- アンドゥ時に過去のアンドゥがリドゥされないように設定できる(普通のテキストエディタのような挙動になる)
- メニューバーとツールバーにredoの項目が追加される
GNU Emacs 21, 22, 23, 24およびMeadow 2, 3で動作確認しました。
ダウンロード
使い方
redo+.el をEmacsのロードパスの通ったディレクトリに保存し、バイトコンパイルします。
.emacsファイルに以下の内容を追加します。
(require 'redo+)
アンドゥ時に過去のアンドゥがリドゥされないように設定するには
(setq undo-no-redo t)
Emacs21とMeadow2の場合、これだけではツールバーにアイコンが追加されませんが、アイコンのファイルを自分でインストールすれば大丈夫です。
redo.xpm
このファイルを例えば、/usr/share/emacs/21.4/lisp/toolbarに保存します。
注意
バッファが壊れるバグはできるだけ直してありますが、機能の実装方法(undoの仕組みを利用している)の都合上、大量にアンドゥするとやはり壊れます。これを避けるために、undo-limitを十分大きく設定してください。
(setq undo-limit 600000)
(setq undo-strong-limit 900000)
ちなみにデフォルトの値はそれぞれ20000と30000です。
最終更新:2013年11月17日 20:52