Dragunov

1963年にソビエト軍が制式採用した、セミオート式狙撃銃。
 正式名称は「Снайперская винтовка Драгунова;Snayperskaya Vintovka Dragunova(ドラグノフ式狙撃銃)」。略されて「ドラグノフ」または「SVD」と呼ばれる事が多い。フォールディングストックを装備したものはSVDSと呼ばれる。
 ソ連の銃工Ye.F.ドラグノフが、AK47やシモノフSKSをベースに新規設計した物で、『戦場で、最前線で戦う歩兵が使用する』の運用思想の下、行軍の支障にならないよう軽量かつ、耐久性に優れているのが特徴である。ハードな運用を想定してか、スコープ破損などの非常用に、古めかしい照尺付のアイアンサイトが設けられている点もその現われとなっている。その分、他の狙撃専用銃と比べて命中精度は低いが、前述の通り「目標の何処かに当たりさえすれば良い」程度の精度で充分なので、特に問題は無かったようである。
 1963年にM1891/30の後継として採用されると、瞬く間に普及し、今では社会主義連邦諸国の代表的狙撃銃として知名度が高い。また共産圏故の生産コストの安さから、各部隊に1挺装備させ数で相手を制圧する目的の他、赤外線探知機能付4倍スコープを原則装備させるなど豪華な運用を行っていたとか。

 類似品として、ユーゴスラビアのツァスタバ社によるM91のほか、ルーマニアのPSL(FPK)があるが、こちらは内部構造がAKMと同様で精度は申し訳程度しかなく、使用している国もルーマニア以外では北朝鮮が少数採用しているくらいと、非常に少ない。
 また、現在SVDの生産を行っているロシアのイジェマッシ社からは、改良型として「Tigr(タイガー)」シリーズが販売されている。これは通常の7.62mmx54Rの他、NATO制式の7.62mmx51(.308)や、独特な9.63mmx64を使うようになっている。これらは口径によってマズルの形状が異なっている他、ストックも従来型とは違っている。


引用:ttp://mgdb.himitsukichi.com/pukiwiki/?cmd=read&page=USSR%20%A5%C9%A5%E9%A5%B0%A5%CE%A5%D5&word=SVD

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年04月07日 15:32
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。